STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

四季の星空観察会(5月12日)

2007年05月12日 | 星仲間
今年も、いこいの森公園(地球の宝石箱横)にある天体観測ドームで「四季の星空観察会」が始まった。第1回の今夜、天候下り坂の予報。それでも昼間は天気は保っていたが、夜になって曇ってしまった。
雲間に見えたアークトウルスを導入し、待機していたところ、全天曇り残念な結果となった。
そんな天候の中、10人ほどの参加者があって、雲間からでも見えないかなっと、アイピースから覗いてもらったが・・・。
次回は5月26日。悪天候でも来てくれた方に報いるためにも、ぜひ晴れてほしいものだ。

光害調査

2007年05月08日 | 星仲間
最近は夜空が明るくなって、星は見えにくくなってしまっている。街中で天の川を見ることなど、大変難しくなってきている。
これは人間生活が24時間型になって、夜間照明が多くなっているせいでもあるだろう。

しかし街中の夜間照明、必要以上に多すぎるのではないか。
中には、上空に明かりが漏れてムダとなっている光も多い。

こうした光のムダとその影響のことを光害と呼んでいるが、市内の光害の状況は?客観的に把握する方法はないだろうか?という疑問を解決すべく、光害調査を行なっている。以前は写真による調査を行なってきたが、昨年からカナダ製の測定器(sky quality meter)を使っている。写真による方法もそうだったが、1平方秒当たりの夜空の明るさを測定するもの。場所ごとの夜空の明るさの差や、同一地点での経年変化を追うつもりだ。

今年の光害調査は5月6日から始まった。
初日は悪天候だったが、7日8日と好天に恵まれ(曇った空を測定しても意味ない)、各地のデータを得ることができた。

調査地点のひとつ、平出遺跡公園に行くと、新しい外灯が・・・。
一瞬幻滅の気持ちを持ったが、よく見るとこの外灯は、上空に光が漏れない照明器具となっている。光が漏れないかどうかは一見よく分からないが、地上はよく照らされていることはよく分かる。四方八方に光が漏れる照明器具であれば、逆に地上はあまり明るく感じない。
それに、まぶしくて見ていられないはず(このまぶしさも、光の害のひとつ!)
こうした照明器具がもっとたくさん普及すれば、星空にもやさしいのだが・・・。


♪ 熱狂の日音楽祭2007 ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」

2007年05月08日 | 音楽(コンサート)
悲しみの聖母

○日時 2007年5月4日(金) 21時45分から22時50分
○会場 東京国際フォーラム、ホールC
○演奏 ローランス・エキルベイ指揮
    アクサントゥス合唱団
    アラン・ブラネス(ピアノ)
    マティルナ・リュービング(ソプラノ)
    レナータ・ポクピチ(アルト)
    トーマス・カタヤラ(テノール)
    マルクス・ブッター(バス)

ホールCは、木目調のホール。それでも音楽ホールではないので、それほど音響はよくない。
実は初めて聴く曲。予習のためCDを・・・と思ったけど、なかなかない。もともと、オーケストラ伴奏の曲だそうだが、今回演奏された、ミロスラフ・スルンカ校訂による1876年原典版は、ピアノ伴奏によるもの。

前編が悲しみを帯びた曲。ドヴォルザークらしい朴納としたメロディながら実に厳しい曲。最後の楽章のアーメン。美しい高揚感が印象的。

まわりのお客さんの会話(結構な合唱オタクらしい)を聞きながら、自分も一緒に感動を分かち合った感じ。

♪ 熱狂の日音楽祭2007 フォーレ「レクイエム」

2007年05月07日 | 音楽(コンサート)
フォーレの“レクイエム”

○日時 2007年5月4日(金)19時05分から19時45分
○会場 東京国際フォーラム、ホールA
○演奏 ミシェル・コルボ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア
    ローザンヌ声楽アンサンブル
    アナ・キンタンシュ(ソプラノ)
    ピーター・ハーヴィー(バリトン)

フォーレのレクイエムをこんな大ホールで演奏するとは・・・。このホールAは客席数5000もあるのだ。音響もそれほど良くないと聞いている。
不安半分で、初めての国際フォーラムを訪れた。
さすがに満席ではなかったが、それでも9割方埋まっていた。私の席は12列目の右端に近い方。比較的前の方だ。
大きなステージには、オケ、合唱団の配置椅子のほか、マイクやテレビカメラも設置されており、テレビ収録があったのか。

早速始まると不安は一瞬に払拭された。
なんと柔らかい音色。すべて一体となった響きで、つつましい音楽を奏でる。
第3楽章サンクトゥス、第4楽章ピェ・イエスの響きは涙もの。本当に涙ぐんでしまった。第7楽章パラディズム。美しいオルガンの音形の中、いつまでも終わらないでほしいと身を浸しながら、いよいよこの美しい音楽が終わってしまった。


熱狂の日音楽祭2007 序章Ⅱ

2007年05月06日 | 音楽(コンサート)
この音楽祭は、フランスのナントで行なわれている La Folle Journee という音楽祭を創設者ルネ・マルタンが日本に持ち込んだもの。今年で3回目。毎回テーマを持っていて、過去2回はベートーヴェンとモーツァルト。そして今年は特定の作曲家ではなく、民族のハーモニーと称して、フランス・ロシア・北欧などヨーロッパ周辺国(この言い方は適切ではないかも)の作曲家をテーマとしている。

会場は、本当にお祭りムードいっぱい。ホール周辺もちろん、ホールの中も照明を駆使して、音楽祭のロゴやスポンサーの商品名を壁に投影していたりしていた。(写真)

5回聴きに行ったコンサートは次のとおり・・・。
○ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブルほか、フォーレ「レクイエム」
○トリオ・ヴァンダラー、スメタナ「ピアノ・トリオ、ト長調、作品15」ほか、
○ローランス・エキルベイ指揮、アクサントゥス合唱団ほか、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル原典版」
○シュマルフス指揮、エバーグリーン交響楽団、グリーグ「ペールグント組曲作品46、55」、シベリウス「フィンランディア、作品26」
○チャバ指揮、オレグ(ヴァイオリン)、シンフォニア・ヴァルソヴィア、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲、ニ短調、作品47」ほか。

このうち、フォーレのレクイエムと、ドヴォルザークのスターバト・マーテルは今回180回を越える公演の中でも目玉となるもの。前者はこの曲の大御所の演奏。後者はなかなか聴くことができない。
その感想については、次回に・・・。

「熱狂の日音楽祭」2007 序章

2007年05月06日 | 音楽(コンサート)
東京国際フォーラムで行なわれている、熱狂の日音楽祭2007に行ってきました。
5月2日から6日まで、有料のコンサートだけで180もの催しがあったそうです。入場料も安く1回3,000円以下です。名の知れた演奏家、無名の演奏家様々でしたが、一同にこれだけの催しを開催するのはすごいこと。
行ってきたのは4日から5日。5公演を聴きに行ってきました。
早速会場に到着。写真はハーモニー広場と名付けたグッズ売り場と、巨大な垂れ幕。そこにいる大勢の人たち・・・。
ちょっとほかにない、音楽のお祭りでした。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像

2007年05月06日 | 絵画・芸術
東京国立博物館へ行ってきた。
3月から開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像」展を見るためだ。ご存知のとおり、ダ・ヴィンチはルネサンス期の芸術家であり、物理学、天文学、建築学の基礎的な研究をした人である。
絵画では、「モナリザ」や「最後の晩餐」が有名だが、今回のメイン展示は「受胎告知」。これは完成された絵画では「最後の晩餐」に次ぐ大作で、フィレンツェのウフィツィ美術館以外では展示されたことがない、という貴重なもの。
1974年には、ここ東京国立博物館で「モナリザ」展があって、今回の「受胎告知」と同じ展示室に展示された。
午後2時頃到着。やはり長だの列。最後尾には35分待ちです、というプラカードを持った係員が。後尾に並んで入場を待つ。建物に入ると金属探知機による持ち物チェックを受けて入場。会場は、綴れ折りの順路が作られており、近づくにつれ、展示された「受胎告知」が観られるというもの。
案外小さい・・・と言うのが率直な感想。既に印刷物やネット情報によって画像を観ているので、現物はよりリアリティがあるものの、思ったほどの感激はなかった。
その後別会場の展示室へ。
こちらは、ダ・ヴィンチの様々な業績を映像や模型を使って紹介したもの。こちらの方がおもしろかった。時間があればもっといたかったけど、午後4時過ぎには次の予定のため、会場をあとにした。


カタオカザクラ

2007年05月03日 | 風景
塩尻市役所横の保健福祉センター脇に植えられている、カタオカザクラが満開となっていた。
ソメイヨシノやシダレザクラも既に散ってしまい、この時期のサクラの花はちょっと懐かしい気分。
このカタオカザクラ。塩尻市の片丘、標高950メートルの山中に自生していたことが発見されたもの。地名のついたサクラは珍しいのでは?
最近では、平成13年からこのカタオカザクラの保存に力を入れ始め、各所に植えられているそうだ。
スッと直線的に伸びる枝ぶりと、ピンクの強い花色が特徴でしょうか。