STARLIGHT NIGHTS

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光害調査

2007年05月08日 | 星仲間
最近は夜空が明るくなって、星は見えにくくなってしまっている。街中で天の川を見ることなど、大変難しくなってきている。
これは人間生活が24時間型になって、夜間照明が多くなっているせいでもあるだろう。

しかし街中の夜間照明、必要以上に多すぎるのではないか。
中には、上空に明かりが漏れてムダとなっている光も多い。

こうした光のムダとその影響のことを光害と呼んでいるが、市内の光害の状況は?客観的に把握する方法はないだろうか?という疑問を解決すべく、光害調査を行なっている。以前は写真による調査を行なってきたが、昨年からカナダ製の測定器(sky quality meter)を使っている。写真による方法もそうだったが、1平方秒当たりの夜空の明るさを測定するもの。場所ごとの夜空の明るさの差や、同一地点での経年変化を追うつもりだ。

今年の光害調査は5月6日から始まった。
初日は悪天候だったが、7日8日と好天に恵まれ(曇った空を測定しても意味ない)、各地のデータを得ることができた。

調査地点のひとつ、平出遺跡公園に行くと、新しい外灯が・・・。
一瞬幻滅の気持ちを持ったが、よく見るとこの外灯は、上空に光が漏れない照明器具となっている。光が漏れないかどうかは一見よく分からないが、地上はよく照らされていることはよく分かる。四方八方に光が漏れる照明器具であれば、逆に地上はあまり明るく感じない。
それに、まぶしくて見ていられないはず(このまぶしさも、光の害のひとつ!)
こうした照明器具がもっとたくさん普及すれば、星空にもやさしいのだが・・・。



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