フォーレの“レクイエム”
○日時 2007年5月4日(金)19時05分から19時45分
○会場 東京国際フォーラム、ホールA
○演奏 ミシェル・コルボ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア
ローザンヌ声楽アンサンブル
アナ・キンタンシュ(ソプラノ)
ピーター・ハーヴィー(バリトン)
フォーレのレクイエムをこんな大ホールで演奏するとは・・・。このホールAは客席数5000もあるのだ。音響もそれほど良くないと聞いている。
不安半分で、初めての国際フォーラムを訪れた。
さすがに満席ではなかったが、それでも9割方埋まっていた。私の席は12列目の右端に近い方。比較的前の方だ。
大きなステージには、オケ、合唱団の配置椅子のほか、マイクやテレビカメラも設置されており、テレビ収録があったのか。
早速始まると不安は一瞬に払拭された。
なんと柔らかい音色。すべて一体となった響きで、つつましい音楽を奏でる。
第3楽章サンクトゥス、第4楽章ピェ・イエスの響きは涙もの。本当に涙ぐんでしまった。第7楽章パラディズム。美しいオルガンの音形の中、いつまでも終わらないでほしいと身を浸しながら、いよいよこの美しい音楽が終わってしまった。
○日時 2007年5月4日(金)19時05分から19時45分
○会場 東京国際フォーラム、ホールA
○演奏 ミシェル・コルボ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア
ローザンヌ声楽アンサンブル
アナ・キンタンシュ(ソプラノ)
ピーター・ハーヴィー(バリトン)
フォーレのレクイエムをこんな大ホールで演奏するとは・・・。このホールAは客席数5000もあるのだ。音響もそれほど良くないと聞いている。
不安半分で、初めての国際フォーラムを訪れた。
さすがに満席ではなかったが、それでも9割方埋まっていた。私の席は12列目の右端に近い方。比較的前の方だ。
大きなステージには、オケ、合唱団の配置椅子のほか、マイクやテレビカメラも設置されており、テレビ収録があったのか。
早速始まると不安は一瞬に払拭された。
なんと柔らかい音色。すべて一体となった響きで、つつましい音楽を奏でる。
第3楽章サンクトゥス、第4楽章ピェ・イエスの響きは涙もの。本当に涙ぐんでしまった。第7楽章パラディズム。美しいオルガンの音形の中、いつまでも終わらないでほしいと身を浸しながら、いよいよこの美しい音楽が終わってしまった。
もらい物のチィケットで、さして期待もしてなかったのですが、やわらかく透明感のある歌唱もオケもすばらしかった・・・。
日本人の歌手によるものを、かって聞いたことがあったが、全く別物でした。
素直に身体にしみこんでゆくような自然さを感じました。
評して「つつましい音楽を奏でる。」との仰りようは、ホントぴったりですね。
クリスチャンではありませんが、静かな祈りの中に浸されているような時間でした。
ご縁あって、しばらく前からステキな夜空や花の写真などさまざま楽しませて頂いてます。
あの日、同じ空間の中にいたことを知ってびっくりしました。
私にとって、生のレクイエムは初めてでしたが、あの身体にしみこんでいくような響きは、未だ脳裏にハッキリとよみがえっています。