STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

最大離角前の水星

2007年05月27日 | 星空
6月2日に水星(太陽系で一番太陽に近い惑星)が夕方日没後の西空で、最も高く見える。
この日、水星は東方最大離角を迎える。西空に見えて、ナゼ東方なのか・・・?
単に太陽の東側で最も離れて見える・・・という意味。太陽が西に沈んでまだ見えている空は太陽の東側・・・ということなのだ。
分かりますか?
この東方最大離角。年に3回ほど起こるのだが、今回起こる最大離角が最も条件が良い(つまり、最も太陽から離れて・・・地平線上最も高く見えるということ)
さらに、夕空には宵の明星金星が輝いている。つまりふたつの内惑星が同時に見える、ということだ。こういう機会はなかなかないそう。

国立天文台では、内惑星ウィークというキャンペーンを行なっている。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070601/

今宵は寒気が入って北西の風が強く、昼間の暑さからうって変わって肌寒くなった。冬空のようなちぎれ雲の合間に水星が見えた。
薄暮の残る空に影絵のようなちぎれ雲・・・。刻々と変化する雲の形・・・。
一瞬、2匹のエビか何かに囲まれているような水星を見た・・・。

四季の星空観察会(5月26日)

2007年05月27日 | 星仲間
前回のリベンジとなって好天に恵まれたが、折りしの黄砂のため、やや霞んだ夜空となった。それでも次第に透明度は増してきたので、良かった、良かった。

開会前、最大離角を控えた水星を見つけた。ここ天体観察ドームがあるいこいの森公園では、西山がやや小高くなっているのだが、わりと支障なく見つけることができた。
開会時間となって、約30人の一般参加者が来場。親子連れが多かった。
この時点で水星は山並みに没してしまったが、金星・土星・月・しし座γの順で、全員の方に観察してもらった。
黄砂の影響によりシーイング・透明度とも今ひとつではあったが・・・。
参加していただいた皆さん、各天体について自分の眼で見た印象、思ったこと・・・それぞれ何かあったと思う。それを脳裏の片隅において、これから経験する自然との対峙に活かしてもらえれば、これ幸いである。

黄砂

2007年05月27日 | 気象
本日は晴天なり・・・と思いきや、朝から太陽の輝きが弱い。天気予報によると、全国的に黄砂の影響があるとのこと。
確かに晴れているが、なんとなく薄曇りのような空模様。午後になっていくらか落ち着いてきたようだが、高ボッチ&鉢伏方面の東山はボンヤリ霞んでおり、北アルプス方面の西山は、ご覧のとおり山並みがほとんど見えられない状態・・・。