STARLIGHT NIGHTS

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♪ サイトウ・キネン・フェスティバル2012 オネゲル:火刑台上のジャンヌ・ダルク

2012年08月26日 | 音楽(コンサート)
○日時 2012年8月26日(日)16時05分~18時30分
○場所 まつもと市民芸術館
○出演 ジャンヌ・ダルク:イザベル・カラヤン
    修道士ドミニク:エリック・ジェノヴェーズ
    語り:クリスチャン・ゴノン
    ソプラノ独唱:シモーネ・オズボーン
    ソプラノ独唱:藤谷佳奈枝
    アルト独唱:ジュリー・ブリアンヌ
    テノール独唱:トーマス・ブロンデル
    バス独唱:ニコラ・テステ
合唱:SKF本合唱団、栗友会合唱団、SKF松本児童合唱団
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:山田和樹
演出:コム・ドゥ・ベルシーズ
アーティスティック・アドヴァイザー:ブロンシュ・ダルクール
装置:シゴレーヌ・ドゥ・シャシィ、森安淳
衣装:コロンブ・ロリオ-プレヴォ、田中晶子
照明:齋藤茂男








19年前のフェスティバル上演の再演となるジャンヌ・ダルク。その時も松本文化会館へ聴きに行きました。その時の感動は今でもはっきりと脳裏に浮かびます。ラストシーンの感動的なこと、終演後、私の前の席にいたカップル…。感動のあまりか女性が泣き崩れていたのを覚えています。素晴らしい舞台でした。
19年前のあの感動をもう一度ということで、普段一緒に行かないツレを同伴して聴きに行ってきました。
舞台装置。オーケストラを取り囲むような舞台。バックに演技をしながらの合唱団と、多少19年前と似た雰囲気がありました。今回、カラヤンの娘さんイザベル・カラヤンがジャンヌ役、小沢氏の降板、合唱団の市民公募など、以前と違った情勢のなか開催されました。
今回も素晴らしい演奏でしたが、残念だったのは、配役が兼ねていたり省略されていたこと。トランプゲームの場面やカトリーヌとマルグリートの場面など。物語進行上では違和感なかったのですが。
後半に少し緊張感が途切れたことも残念。それでもラストシーンの高揚感は良かったです。
これは合唱団の素晴らしい歌唱によるものでしょう。全編にわたり、合唱団の歌唱は存在感がありました。児童合唱も良かったです。カラフルな衣装も全体のなかでも良いアクセントになっていました。
感銘度では19年前には及びませんでしたが、この作品の魅力を引き出した良い上演でした。

(写真)
カーテンコールから
終演後まつもと市民芸術館の様子
終演後楽屋口に指揮者の山田和樹さんが現われ、集まった人に声をかけられていました。




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