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STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

♪ セイジ・オザワ松本フェスティバル、マティアス・ゲルネ リサイタル

2015年09月02日 | 音楽(コンサート)
セイジ・オザワ松本フェスティバルの、マティアス・ゲルネ リサイタルに行ってきました。
松本市音楽文化ホール

声楽ソロは、どちらかというと苦手なのですが、このフェスティバルに出演する世界一流の演奏家ということで、なかなか体験できない機会、行ってきました。

ゲルネさんは、サイトウキネンでは、アルバン・ベルクの「ヴォツェック」や、バルトークの「青ひげ公の城」のオペラ公演で、タイトルロールを演じた世界的なバリトン歌手です。
今年は、オペラの出番はなかったですが、リサイタルの出演ほか、昨日の小沢さんの誕生日会にも出演されたそうです。

演目は、シューベルトの「冬の旅」全曲。

残響の長いこのホール、声楽ソロには、ちょっと不向きな印象でした。
それでも、曲を追うごとに、陰影の濃い歌唱となり、素晴らしい冬の旅を唱っていました。
24曲目、最後の曲「辻音楽師」が終わり、しばしの静寂の後、万雷の拍手…。

良い時間を過ごすことができました…。

開演:19時10分、終演20時30分。






♪ セイジ・オザワ松本フェスティバル、オーケストラAプログラム

2015年08月28日 | 音楽(コンサート)






セイジ・オザワ松本フェスティバルのオーケストラAプログラムに行ってきました。
ファビオ・ルイージ指揮、サイトウ・キネン・オーケストラによる、ハイドンのくま交響曲と、マーラーの第5交響曲。

陰影濃く、活力溢れるハイドンと、ゆっくり目のテンポで、スーパープレイヤー揃いの名人芸を堪能できたマーラー。
冒頭のトランペット・ソロには、ベルリン・フィル首席のがボール・タルコヴィ。第3楽章のホルン・ソロには、ラデク・バボラーク。
「ここ」でしか聞けない名人芸でした。
アダージェットも、サイトウ・キネンの「弦」を満喫できました。

演奏後は大歓声で、盛り上がりもなかなかすごい。
一度、全員ステージ袖に戻ってからも収まらず、更に2回カーテンコールでお出ましとなりました。

開演19時05分、終演21時25分。炎症が終わったのはもう少し前でしたが、カーテンコールが15分は続いたでしょうか・・・。

♪ セイジ・オザワ松本フェスティバル、オペラ「ベアトリスとベネディクト」

2015年08月24日 | 音楽(コンサート)


セイジ・オザワ松本フェスティバルのオペラ公演。
ベルリオーズの「ベアトリスとベネディクト」に行ってきました。
本日が初日です。
世界的にもあまり上演されないオペラということで、小澤征爾さん肝いりの選曲だったのですが、けがで降板。代役のギル・ローズさんとなりました。
親しみやすいメロディの合唱やアリアが散りばめられ、原曲がシェークスピアの「から騒ぎ」という恋愛もの、ということで、楽しい舞台となりました。
舞台の奥が、ガラス張りの格子戸のような設定で、外の風景(空の様子)が、舞台上の物語に合わせ、刻々と変化してゆきます。

歌手陣は、誰もが聴き劣りするようなことなく、全員が素晴らしい歌唱を繰り広げました。

最後のカーテンコール。最も大きな歓声が挙がったのは、サイトウ・キネン・オーケストラに対してでした。

開演19時05分、終演21時25分。

OMF吹奏楽パレード&合同演奏会

2015年08月24日 | 音楽(コンサート)











セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)を歓迎する市民パレードが、松本市Mウィングから国宝松本城までの間を歩行者天国にして行われました。パレードでは、55団体2,500人の出場があったそうです。

今回、家族の出演もあったので、パレード開始から、最後の国宝松本城本丸庭園での合同演奏まで聴きに(見に)行ってきました。

パレードは初めて見ましたが、なかなか華やか!
遠藤からシャボン玉・シャワーの演出もあり、盛り上がっていました。

本丸庭園での合同演奏。
本来、小澤征爾さんがタクトを振る予定でしたが、休養のため降板。代役の松下京介さんは、昨年今年とフェスティバルの副指揮者を務め、プロフィールを見ると様々なキャリアをお持ちの方のようです。
演奏前、小澤さんからのメッセージも流されました。
ラデツキー行進曲と信濃の国の2曲。
大人数の演奏で、大迫力でした。

♪Early Music Duo Festival in Azumino2015「第3回 笛の楽園」

2015年07月06日 | 音楽(コンサート)
7月5日、あづみ野コンサートホールで行われた、リコーダーとルネッサンス・ハープのコンサートに行ってきました。
古楽器アンサンブル「アントネッロ」のメンバー、濱田芳通さん(リコーダー・コルネット)と西山まりえさん(ルネッサンス・ハープ)によるデュオで、ヤコブ・ファン・エイクの作品「笛の楽園」がメインプログラム。おふたりの演奏を聴くのは初めてです。
当時の演奏スタイルとして、即興演奏を交え素朴な響きのルネッサンス・ハープに、濱田さんが持つ技巧を凝らしたリコーダーのアンサンブルです。濱田さんの演奏は、あまりに技巧的なので、聴いて疲れるほどでしたが、なかなか聴く機会がない曲ばかりで、その意味貴重な体験でした。
15時開演、16時35分終演。
終演後、西山さんのCDを購入、サインをいただき、ステージ上での記念写真にも入らせていただきました。








♪ 県民合唱団によるモーツァルトの大ミサ曲

2015年05月31日 | 音楽(コンサート)
安曇野楽友会主催の、ベートーヴェン田園交響曲とモーツァルト大ミサ曲のコンサートに行ってきました。
どういう団体かよく知りませんが、公募の県民合唱団を募り、年1回大規模な声楽曲を取り上げて公演を行っています。昨年は、なんとJSバッハのマタイ受難曲全曲でした。
オルケウトラ・クラシカによる管弦楽、指揮は若手女性指揮者、田中祐子さんです。
ミサ曲には、森麻季さんと林美智子さんという豪華なソリストを迎えました。

「田園」は弦楽器がやや弱めに感じましたが、ホルンを含む木管楽器たちがなかなかの好演を披露。第2楽章終わりの、カッコウをはじめとする〝鳥のさえずり”は見事に決まりました。
ミサ曲は、100名を超える合唱団、良かったです。冒頭の“キリエ”とラストの“サンクトゥス”迫力あるハーモニーでした。

両曲とも、田中さんの指揮、うまくまとめていたと思います。

アンコールに、アヴェヴェルム・コルプス。

来年は戴冠ミサをやるようですね。

14時開演、16時10分終演。




♪Early Music Duo Festival in Azumino2015「第2回 市瀬陽子&竹内太郎ュオ・リサイタル 」

2015年05月11日 | 音楽(コンサート)






5月10日、あづみ野コンサートホールで行われた、バロックギターとバロックダンスのコンサートに行ってきました。
バロックギター(と、リュート)の竹内太郎さんは、ロンドンで活動されている演奏家です。市瀬さんによるダンスを交え、視覚的にも楽しめるステージでした。
ホールは固定椅子ではないので、円弧状に椅子を並べ、市瀬さん曰く、“ヴェルサイユ宮殿に招かれた親しい仲間たちのためのコンサート”と紹介され、宮廷音楽を楽しみました。
シャコンヌ、ガボット、フォリア、パヴァーヌといった舞踏用の音楽様式の話しをお聞きしたり、お客さんもステージに招かれたりして、まさに参加型のコンサートになりました。

軽井沢大賀ホール、春の音楽祭(4月29日)

2015年04月29日 | 音楽(コンサート)
軽井沢大賀ホール2015春の音楽祭に行ってきました。
毎年ゴールデンウィーク中に行われている催し。聴きに行くのは初めてです。
今年は大賀ホール開館10周年だそうです。


本日は音楽祭初日、アンドレア・バッティストーニ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団。
演目は、ビゼーの「アルルの女」組曲第1番第2番、チャイコフスキーの交響曲第5番です。
指揮者のバッティストーニ、今年28歳になる若手ですが、東京フィルと共演したレスピーギやマーラーの巨人がCD化され高く評価されています。
どんな演奏をするのか・・・
期待以上でした。
終始テンションが高い演奏で、まさに会場が熱く熱狂の渦と化しました。
音楽の盛り上げ方も尋常ではなく、しかも弦管打楽器、一糸乱れず美しい音で盛り上がります。
厳しく聴けば、アルルの女第2組曲の、フルートとハープが活躍するメヌエットで、フルートの音色が堅かったこと以外に一切不満はありませんでした。メヌエットの後半、フルートとサックスとの掛け合いがあるのですが、今までサックスのパートはクラリネットふだと思っていました。演奏ではこのサックスの音色が実に渋く良かったです。最後のファランドール。熱狂的に盛り上がる曲ですが、コーダの数小節、急速にテンポを上げ、爽快に決まりました。
チャイコフスキーも躍動感に満ち溢れ、まさにスリルとアクション満載といった印象です。壮大かつ熱狂的なフィナーレで曲を閉じ、大いに沸きました。
アンコールは、チャイコフスキーの弦楽セレナーデのワルツと、ビゼーのアルルの女ファランドールの2曲。
16時開演。18時05分終了。

終演後のサイン会。会場で販売されていたマーラーの巨人のCDにサインをいただいてきました。




この時期の軽井沢。ようやく桜が開花し、所により満開でした。木々の若葉も芽吹き始めた頃です。新緑を楽しむには、もう少し先にようです。





♪ ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテのヴィヴァルディ

2015年03月04日 | 音楽(コンサート)


松本市音楽文化ホールに、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによるヴィヴァルディを聴きに行ってきました。
ヴィヴァルディのシンフォニア、スターバト・マーテル、オペラから2曲、それにヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」作品8から「四季」全曲という、オール・ヴィヴァルディのプログラムです。
スターバト・マーテル、オペラから2曲は、メゾ・ソプラノのヴィヴィア・ジュノーが競演。
「四季」が個性あふれる演奏でした。凝った即興をしている感じで、特に「春」の第3楽章以降、個性化が顕著となり、聴きなれた四季とはかけ離れたイメージで展開していきました。
いわば、古典~ロマン派のヴァイオリン協奏曲のカデンツァのよう・・・
手に汗握る四季・・・って想像できますか?

個性的って、演奏だけではありません。
開演前、1ベルの時からステージ脇に出てチューニングを始め、ちょうど、チューニングがホールアナウンスとかぶりました。
ビオンディのヴァイオリンと個々のヴァイオリン奏者一人ひとり交代してチューニングを進めます。
そして、客席の照明が落ちる前に再度ステージに入場。残り、ヴィオラ、チェロ、バスのチューニングをして演奏開始・・・という風景でした。

開演19時、終演21時10分。

アンコール曲はこれでした。


♪ 樫本大進&エリック・ル・サージュ、コンサート

2015年01月22日 | 音楽(コンサート)


20日夜、カノラホールに、樫本大進とエリック・ル・サージュのデュオコンサートに行ってきました。
フォーレ、プーランク、フランクのヴァイオリンソナタ。フランスの作曲家ばかりを並べたプログラムでしたが、三者三様、それぞれ特徴ある音楽を奏でていました。
冒頭、フォーレのソナタ、第1楽章が後半にさしかかる頃、ヴァイオリンの弦が切れ、張替のため一時舞台袖に戻るというハプニングがありました。
めったにないと思いますが、以前1度遭遇したことがあります。バチッと音がして、聴いている方もビックリします。
プーランクは、ソナタと呼ぶのふさわしくないような個性的な曲で、面白く聴かせていました。
メインのフランクも、聞かせどころたっぷりで、スケールの大きな、所々繊細な、なかなかの熱演でした。
アンコールは、フォーレの子守歌とタイスの瞑想曲。

岡谷は、塩尻に比べて更に寒いです。