
「希望の国」 アジア映画賞に
カナダで開かれていた北米最大の映画祭、トロント国際映画祭で、今から数年後の日本を舞台に原発事故に翻弄される家族を描いた映画、園子温監督の「希望の国」が、最優秀アジア映画賞を受賞しました。カナダで開かれていた北米最大の映画祭、トロント国際映画祭は、16日、各部門の受賞作が発表されました。このうち、最も優れたアジア映画に与えられるNETPAC最優秀アジア映画賞には、園子温監督の「希望の国」が選ばれました。この映画は日本国内の架空の県を舞台に、今から数年後に再び起きてしまった原発事故に翻弄されながらも、それぞれの生き方を模索する家族の姿を描いた作品です。園監督は、東日本大震災のあと、福島県を中心に被災地をたびたび訪れて、被災者から直接聞いた話を基に、今回の映画を製作したということです。
園監督は「あの時、日本で何が起きたのか、今でも日本で何が起きているのか、世界に見てほしい。この映画がきっかけになればうれしいです」と話しています。
映画「希望の国」は来月20日から劇場公開される予定です。
希望の国予告編

http://www.kibounokuni.jp/trailer.html
◆ストーリー
舞台は東日本大震災から数年後の20XX年、日本、長島県。酪農を営む小野泰彦は、妻・智恵子と息子・洋一、その妻・いずみと満ち足りた日々を送っていた。あの日が来るまでは。長島県東方沖を襲ったマグニチュード8.3の地震と、それに続く原発事故は、人々の生活をたちまち一変させる。原発から半径20キロ圏内が警戒区域に指定される中、強制的に家を追われる隣の鈴木家と、道路ひとつ隔てただけで避難区域外となる小野家。だが、泰彦はかつてこの国で起きた未曾有の事態を忘れていなかった。国家はあてにならないと言い、自主的に洋一夫婦を避難させ、自らはそこに留まる泰彦。一方、妊娠がわかったいずみは、子を守りたい一心から、放射能への恐怖を募らせていく。
「これは見えない戦争なの。弾もミサイルも見えないけど、そこいらじゅう飛び交ってるの、見えない弾が!」その頃、避難所で暮らす鈴木家の息子・ミツルと恋人のヨーコは、消息のつかめないヨーコの家族を探して、瓦礫に埋もれた海沿いの町を一歩一歩と歩き続けていた。
やがて、原発は制御不能に陥り、最悪の事態を招いてしまう。泰彦の家が避難区域となり、強制退避を命じられる日も刻一刻と迫ってきた。帰るべき場所を失い、放射能におびえる人々。終わりなき絶望と不安の先に、果たして希望の未来はあるのだろうか?
☆原発維持派に是非とも見てもらいたい。

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