◉ダボス:グレタトゥンバーグが「気候の黙示録」を回避するセッションで開会の挨拶Davos: Greta Thunberg makes opening remarks at session on ・・・
Davos: Greta Thunberg makes opening remarks at session on averting 'climate apocalypse' - watch live
ダボス:グレタトゥンバーグが「気候の黙示録」を回避するセッションで開会の挨拶をする-ライブ視聴
Dabosu: Guretato~unbāgu ga `kikō no mokushiroku' o kaihi suru sesshon de kaikai no aisatsuwosuru - raibu shichō
安倍首相が施政方針演説でフェイク! 地方創生支援策の成功例として実名を出した移住男性が既に仕事を辞め転居していた。
首相官邸HPより
昨日おこなった施政方針演説で、やたら「夢」だの「希望」だのといったフレーズを連発し、ことごとくオリンピックの話題を政策とつなげた安倍首相。これには当然ながら「東京五輪の政治利用だ」という声があがっているが、よりにもよって施政方針演説で中身がスカスカの政策を五輪の話題でごまかすなどというのは、安倍政権の無能っぷりを象徴するかのようだ。
この五輪の政治利用にかんしては別稿でお伝えするのでそれをお待ちいただきたいが、じつは昨日の施政方針演説をめぐって、信じられないような事実があきらかになった。
安倍首相は施政方針演説のなかで地方創生について言及し、ある男性の実名を出しながら、Iターンの事例を紹介した。だが、それがフェイクまがいだったというのだ。
いったい安倍首相は何と語っていたのか。まずは該当部分のスピーチを引用しよう。
「東京から鉄道で7時間。島根県江津市は『東京から一番遠い町』とも呼ばれています。20年以上、転出超過がつづき、人口の1割に当たる2800人が減少した町です。
しかし、若者の起業を積極的に促した結果、ついに一昨年、転入が転出を上回り、人口の社会増が実現しました。
◯◯◯◯さんはパクチー栽培をおこなうため、東京から移住してきました。農地を借りる交渉をおこなったのは、市役所です。地方創生交付金を活用し、起業資金の支援を受けました。農業のやり方は地元の農家、販路開拓は地元の企業が手助けしてくれたそうです。
『地域みんなで、手伝ってくれました』
地域ぐるみで若者のチャレンジを後押しする環境が、◯◯さんの移住の決め手となりました。
『地方にこそ、チャンスがある』。そう考え、地方に飛び込む若者を、力強く応援してまいります」(注:伏せ字の部分は演説では実名)
普通に演説を聞けば、この移住した男性の話は現在進行形のように思える。だが、中国新聞デジタルが昨晩、こう銘打って記事を配信したのだ。
「安倍首相の施政方針演説の起業支援で紹介の男性、既に島根県江津市から転居していた」
この記事によると、中国新聞の取材ではこの男性は〈昨年末に県外へ転居〉しており、さらに〈昨年末にこの会社を辞め、既に江津を離れていた。個人的な事情という〉と伝えているのだ。
言っておくが、施政方針演説というのは政府のこれからの1年の基本方針を示すためにおこなわれる重要なものだ。そして安倍首相は、この男性のエピソードを地方創生の企業支援政策の“成功例”として紹介した。それが〈個人的な事情〉とはいえ、すでに会社を辞めて土地も離れていたのだ。この男性個人の選択や理由はどうあれ、地方支援の政策の成功例として持ち出すのは、どう考えても不適切だろう。しかも、男性が辞めたことに一切触れないで、『地方にこそ、チャンスがある』などといった政策宣伝につなげるのは、フェイクとしか言いようがない。
それにしても、安倍首相はなぜこの男性の話を実名で持ち出したのか。中国新聞の記事では、市は〈首相が演説で示した市の人口増減のデータなどに関する国からの問い合わせには昨年末に回答していた〉というが、〈男性のことが演説に盛り込まれているとは知らなかった〉という。
施政方針演説というメディアも大々的に伝えるスピーチだというのに、安倍官邸は事実関係を調べていなかったのだろうか。演説では引用したとおり、安倍首相は実名を挙げただけではなく、男性の「地域みんなで、手伝ってくれました」というコメントまで紹介していた。しかし、もし、実名を挙げた男性に安倍官邸側が直接取材したのなら、普通は退社や県外に移った事実を知らされるはずで、こんな紹介の仕方にはなっていないだろう。
ということは、コンタクトはとっており事実関係も知らされていたが、それを無視してスピーチに使用したか、あるいは安倍官邸側は男性に取材もせず、過去にメディアで取り上げられた二次情報をもとにスピーチをつくった。そういうことではないか。
当たり前だが、どんなかたちであれ、この男性には何の非もない。しかし、もし安倍官邸側が事実を知りながら無視したり、そもそも取材もしていないとなれば、これは大問題だ。
京都市長選「山本太郎VS前原誠司」正義派と利権派の争い【実践実学大学】
2020年の通常国会が20日、開会した。安倍晋三首相は施政方針演説で冒頭から東京五輪・パラリンピックを取り上げ「夢」や「希望」を強調したが、首相主催の桜を見る会を巡る問題やカジノを含む統合型リゾート(IR)事業に絡む事件など、数々の疑惑には触れなかった。識者からは「五輪を疑惑隠しに使ってはいけない」「長期政権の弊害だ」と厳しい声が上がる。
「五輪開催を高らかにうたうことで疑惑を隠してはならない」と強調するのはジャーナリストの大谷昭宏氏。「まずは身を正すべきだ」と話す。法政大大学院の白鳥浩教授は「政権が長いほど、すり寄ってくる勢力が出てくる」と指摘した。(共同)
衆院本会議で施政方針演説に臨む安倍首相。左は麻生財務相=20日午後 |
![]() |
リテラ > 芸能・エンタメ > テレビ > 田崎史郎「桜を見る会」名簿問題で“民主党ガー”詐術、羽鳥慎一が思わず…
復活・田崎史郎が「桜を見る会」名簿問題で官邸丸乗りの“民主党ガー”詐術! 羽鳥慎一にまで「出た!民主党」とツッコまれ…
『羽鳥慎一モーニングショー』に出演する田崎氏
「夢を夢のままで終わらせてはならない。新しい時代の日本を創るため、きょうここから、みなさん、ともにスタートを切ろうではありませんか」──。本日、通常国会が召集され安倍首相が施政方針演説をおこなったが、その内容は東京五輪を全面に散りばめて「世界中の人々に夢や感動を与える」だの「夢や希望を持って飛び込んでいくことができる新しい時代」だの、やたら「夢」を連発。その一方、「桜を見る会」問題やカジノ汚職といった夢ではなく安倍政権に現に降り掛かっている問題には一切ふれなかった。
しかも、美辞麗句を並べた演説の裏で、安倍官邸は「桜を見る会」招待者名簿をめぐる違法管理問題について、またも役人に責任を押し付けて逃げ切ろうという醜態を晒している。
先週17日、内閣府は2011〜17年分の招待者名簿を行政文書ファイル管理簿や廃棄簿に記載していなかった公文書管理法違反の問題で、当時、内閣府大臣官房人事課長だった5人を「厳重注意処分」にすると発表。同時に、国会に提出された政治推薦分を除く各省庁からの推薦者名簿の一部を「白塗り」にして改ざんした問題についても、「極めて不適切」という理由で現在の吉岡秀弥・人事課長を「厳重注意処分」とした。これら6人は今夏の賞与が減額されるという。
管理簿や廃棄簿に記載なしという違法行為はもちろん、国会提出の公文書を改ざんするという問題は、役人を「厳重注意」して終わるような話ではない。そもそも、民主党政権時の2011年と12年は東日本大震災や北朝鮮のミサイル発射予告を理由に「桜を見る会」を開催しておらず、一方、民主党政権時で唯一開催された2010年は管理簿にも廃棄簿にも記載されていた。ようするに、「桜を見る会」が開催されながら違法な招待者名簿の管理をおこなったのは安倍政権時からなのだが、それを隠して民主党政権からの問題だと主張するために、2011年からの人事課長5人に処分を下したのだ。
まったく姑息と言うほかないが、しかも、これが安倍官邸による作戦であることが、きょうはっきりとした。というのも、「安倍首相の代弁者」たる田崎史郎氏が本日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)に出演、さっそく「民主党政権ガー」とはじめたからだ。
田崎氏といえば、詳しくは後述するが「桜を見る会」問題でのワイドショー出演を昨年12月から見合わせていたのだが、ここにきて復活。そしてそれはあまりに見苦しいものだった。
まず、番組では、歴代の人事課長5人が厳重注意処分を受けたことを司会の羽鳥が紹介すると、「かわいそうですね」と感想を漏らした。誰もが官僚が勝手に違法行為をおこなったのではなく、もっと上からの指示があったからに違いないと考えているからこそ、羽鳥はこんな感想をつぶやいたわけだが、これに田崎氏がすばやく反応し、こう反論した。
「いや、そりゃしようがないですよ。かわいそうじゃないですよ、これは。厳正な処分で」
「これね、人事課レベル、人事課長レベルでやってたんですよ。これは2011年からはじまっているんですね」
「公文書管理法に違反することですから、これ、当然やっていなきゃいけないんです。で、2011年からなんですよ。つまり、民主党政権から(記載がなかった)」
さっそく飛び出した「民主党政権から」という文言に、羽鳥は「出た。『民主党もやってたじゃないか』という」とツッコんだのだが、対する田崎氏はまったく意に介さず「うん。これね、あのー、管理簿には記載しなかったこと、そのものが問題なんです」とつづけたのだった。
「いつも安倍政権に問題が起こると民主党政権もって言い出すよね」とツッコまれたのに、その返答が「うん」って……。もちろん、スタジオでは、先にも説明したように2011・12年は「桜を見る会」自体が中止となっているとツッコミが入ったが、田崎氏は「2011年になって、時の人事課長が名簿をつくったのに、記載しなかったんです。その責任は問われるんですよ。つくったことの記載しない責任」などと強調。菅義偉官房長官も「(2011・12年の名簿は)その時点での完成版があった」などと詭弁を弄しているが、田崎氏の主張はそれとまったく一緒だ。