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ヒョンビン研究所(別館)ずっと書きたかったジハナのこと

2020年08月08日 | ヒョンビン

ちょっと一息ヒョンビンブレイ~ク!!

今日は今さらながらですが、ビ兄さん主演の2015年度ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』(略称ジハナ)について考えてみようと思います。

なぜこのドラマは視聴率が悪かったのか?同クールに放送された同じく多重人格(解離性同一性障害)を扱ったドラマ『キルミー、ヒールミー』になぜここまでコテンパンに負けたのか?そのことについては後ほど研究発表するとして、まずはどうしても書きたかったお気に入りシーンについて。

ご存じの通りヒョンビンは『私の名前はキム・サムスン』(平均視聴率35.5%最高視聴率50.5%)で大ブレイクし、デビュー2年目にして国民的スターに駆け上がりました。その後信じられないほどの不遇時代を過ごしたのち、キム・サムスンから6年後に出演した『シークレット・ガーデン』が大ヒット。平均視聴率は25%。年間視聴率ランキングでも2位(1位=全159話と3位=全62話という大河ホームドラマに挟まれた全20話の小ドラマ!)。堂々たる2度目のブレイクを果たし、晴れ晴れと兵役に赴いたのでした。

退役後の出演作品にはとうぜん注目が集まりますよね。復帰後まずヒョンビンは映画『王の涙-イ・サンの決断』という李朝第22代王イ・サンを狙った暗殺ミステリーに臨みます。

自ら志願して行った海兵隊があまりにも過酷で、ガリガリに痩せて帰って来たヒョンビンですが、どこまでもストイックなこの男(ほぼド・M)は、映画のために(しかも、この冒頭のシーンだけのために)あっという間にこんな凄い体を作り上げました。

昔、元SMAPの草彅剛が「筋肉を作ってマッチョになる…」という企画をテレビと雑誌でやったことがあるのですが、男性は本気で鍛えるとわずか数か月でこんな体を作り上げることができる…ということを目の当たりにしました。

ほとんど瞬間芸

寡黙でストイックがお似合い

王が鍛えていることを知られないように、着物の下に重りをつけています。大リーグボール養成ギブスの時代劇版です。

ああ、あんなにヒョロヒョロだったビニィちゃんがこんな体に…。小さい時から知ってる隣のオバちゃんの気持ち(笑)。

ところが、あのムッキムキィ~からわずか数か月後にこの体に変身します

『ジキルとハイドに恋した私』の主役ク・ソジンは、感情をコントロールするためバイタルを図る器具を常に装着しているキャラクターなので、鍛えた体だと違和感があるだろう…とヒョンビン自身が考えて、一気に筋肉を落とすことにしたんだそうです。

実はこのドラマの制作発表があった時点ではまだ鍛えた筋肉が残っていたのですが、まじで数か月でこの体に仕上げました!!

けしてぶよぶよではないけど、みごとに筋肉が削げ落ちていますね。

なんか柔らかそう

こっちの方が好きだ

太らずきれいに筋肉だけを落とす方法って、どうするんだろう??

本人は「運動しないで、ただひたすら食べ続けた」と言っていますが、本当にそれだけでこの体になれるのでしょうか?

まあボディービルダーはみんなこれを繰り返しているわけですが、体に悪いから二度とやらないでほしい

さて、私が大好きなシーンを二つ

オープニング

トランポリンで遊んでるヒョンビン(この時は第二人格のロビン)の、この跳ね方が激ツボっす。

ぽ~んと跳ね上がり

いったん着地した後、ヒョンビンは力を抜いて崩れ落ちます。

この脱力した感じの跳ね方がたまらなく可愛い。なんだろう?力の入っていないイルカ?クリオネ??・・・的な??

オープニングであえてここを使ったということは、制作側も「たまらん!」と思ったに違いない(笑)。

何度見てもなぜか無性にツボにハマってしまうシーンでした。

あともう一つ。

ウェブ漫画大賞の授賞式にロビンとして初めて公の場に出た後、ハナとイチャイチャする夜のシーン。

この時、ハナは突然・・・

脈略もなくロビンの耳を触ります。

その瞬間「あ~ん」と(声に出してないけど聞こえた!)、本気でくすぐったがるヒョンビンに萌え死

その後もずっと耳を触りまくるのですが、

なぜ急に耳を攻めはじめたの?チャン・ハナ

その前後に耳にまつわる伏線は一切ないので、大変不思議なイチャイチャシーンなのでした

けっこうしつこい(笑)

まだ攻めるか??

やっと終わったかと思ったら

本気キス~に移る前に、このブッチュー

ちなみに、ソジンとロビンどちらかを選べ!と言われたら、私は100対0でク・ソジン常務です ツンデレ御曹司が圧倒的に好きだからですが、それよりも大きい理由は・・・ロビンの笑顔が怖いから。(それにしても、いつ見てもヒョンビンの頭骨の形は素晴らしい!!)

物語の冒頭、ロビンのこの笑顔を見た瞬間「あ、こいつは悪者だな!」と思いました

イイ人を装っているけど絶対に裏や闇があるはず。だから3人目の人格=テリーが現れた時「やっぱり!」と、ここからロビンが邪悪なキャラに暴走するんだろうと、ヒョンビンの演技はそう思わせるものがありました。

結局、予想に反してロビンは最後まで明るい良い子。副人格として消滅させられる悲しみを背負った美味しいキャラで、設定的には絶対感情移入ができるはずなのに、この意味深な笑顔のせいで損をしている。私のおすすめ萌えシーンとして挙げたのは、たまたまロビンの部分でしたがロビンはけして好きではなかった。ややこしくてすみません。

後半、表情も自然になってきて可愛いと感じ始めたのですが、時は遅し

まあキャラが好きかどうかは別にして、多少髪型や服装の力を借りたとしても、ヒョンビンは見事に別人格を演じ分けたし、特にソジンがロビンに成りすます(その逆もあり)「別人格を装う演技」は素晴らしかった。ドラマとしては残念な個所が多々ありますが、『キルミー、ヒールミー』と比べて、ここまで視聴率や評価で惨敗するほどひどくはないドラマでした。

物語の流れ、子供の頃のトラウマにより別人格を作り出してしまう設定などすべてが激似の両作品。よくもまあこんなにそっくりなドラマを同じ時期に当てて来るものだな~偶然にしてはほどがあるよな~!という疑惑はまあ置いておいて、物語の出来に大差はなかったのに、違いがあるとすればハマり役だったかどうか?でしょうか。

実は『キルミー、ヒールミー』には当初ヒョンビンがオファーされていたが断ったという噂がありました。もしそれが本当だとしたら、断って正解!ヒョンビンに「JKヨナ」を可愛く演じるのは無理だから。あれはチソンで大正解です

年はヒョンビンより上だけど、チソンの体格(決して大きくなく童顔)が、可愛い少年も、女子高校生も、オッサンも、クールで残忍な美青年も上手く演じ分けられ、7人にも及ぶ別人格キャラクターのすべてが魅力的でした

そう、似た物語なのに愛すべきキャラかどうか、ファンじゃなくても夢中にさせる魅力があるかないか、その点においてヒョンビンが不利だった。それは脚本、演出のせいでもあるんだけど。

結局、みんなが期待した復帰作は撃沈。またもやヒョンビンは針の筵に座らされます(浮き沈みが激しすぎる)が、5年の時を経てついに『愛の不時着』で3度目のメガ・ブレイクを果たし蘇るのでした。←今ココ

やっぱり当たり役、ハマり役って重要ですね。『愛の不時着』を見れば見るほど(只今5巡目)ヒョンビン意外考えられないほど彼の良さがすべて役にハマった奇跡の作品だと感じます。私はあんなオカッパ頭なのに死ぬほどステキな男性を他に見たことがありません

すべての道は=リ・ジョンヒョク=に続いていたのかと思うと、過去のどんなヒョンビンもすべて愛せます今なら(笑)。とはいえ、同じようなキャラクターをけして演じない頑ななヒョンビンさんのことですから!!次回作ではリ・ジョンヒョクを完全に捨て去り、またまたファンを絶望のどん底に突き落とす可能性がありますので、私たちは覚悟して待たなければなりません

「5年おき男」のジンクスがあるなら、次のブレイクを見るのは2025年ですヨ

『キルミー、ヒールミー』の大成功も、チソンが見事に役にハマったということに尽きますが、パク・ソジュンの存在感も大きいスパイスでしたね

このジャケ写は『キールミー、、、』のOSTですが、『ジハナ』のOSTは出ていません。こんなことはヒョンビンのドラマでは始めてだったので衝撃でした。イイ曲いっぱいあったのに


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