怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

寿司は着実にドイツに根付きつつある

2014年03月15日 | 交友関係
「寿司を作るので来てください」と頼まれて出かけた先の友人宅では二度目の寿司作りだ。
ふと、思いついて尋ねてみた。「私はブログを書いています。あなた方の写真を載せていいですか」
彼女らは大喜びだった。出たがりは結構いるものだな、嬉しいな。やはり、顔を載せると臨場感があってよろしい。
 
大学生のM子さん。途中まで私が玉子焼きを焼いて見せ、途中で替わってもらったらきれいに仕上げてくれた。
寿司酢を米飯に混ぜる手つきはまだまだだが、仕方がない。米料理を食べることさえまれなこの一家。(ちなみに「米といえば牛乳煮」とM子ちゃんが言い放った~、きゃー)

具と道具をセットしてまず記念撮影。M子さんとそのお母さんのM夫人。ピースサインに一瞬たじろいだ私だ。え、それってここにもあるのねぇ~
 
二度目とあって、私が細かく説明しなくてもほぼきちんとできる彼女ら。
 
クリームチーズを使っていた。米飯とチーズの相性は悪くない。途中まで巻いたら一度ストップして飯を抑えるのがコツ、と私が少し前まで知らなかったことをずっと知っているような口ぶりで指導。
 
これまた私は1度しかやったことがない裏巻きを伝授。
 
彼女らを監督、写真撮影しながら「怠惰握り寿司」を作る私。皿に並べておいたらこの母娘はこんな風に飾ってしまった。う~ん、前菜感覚!やはりヨーロッパ人?!
 
「見て見て!こんなにきれいな切断面になりましたよ」と得意げなM夫人。炊飯の水加減はM子ちゃんにやってもらったのだが、後から確認するのを忘れた私。かなり水分が多くなり、もちのような状態になってしまった部分もある。
今回もおいしく仕上がり、二人には満足してもらうことができた。

「もう、これからはお二人だけでも作ることができるでしょう」と私が褒めたら、「いえいえ、やっぱりあなたがいてくれたほうがいいです」と嬉しいような面倒だなとも思わせる返事が返ってきた。
よし、寿司指導員(そんなもの、有りかい?!)としてここで活躍できないものか、と夢見る私。



低湿度、洗濯快適、お肌に危機

2014年03月13日 | ここの生活
前回の洗濯日からまだ三週間を過ぎないのに義母は洗濯をすることにした。あまりにも天気がいい日々が続いているせいだと思う。

今年初めての外干しだ。冬の間は地下室でじわじわと二日ほど時間をかけて乾かすのだぞ。来た当初は気持ちが悪かったものだ。乾燥機もあるのだが、エコい(せこい、のほうが正確)義母はめったにそれを使わない。
一週間ほど前に作られた薪。少し乾燥させてさらに小さく切る予定。
乾燥した晴天が続いているのでよく乾くだろう。

ふと思いついて、室内用の温室時計を外に持ち出して測ってみた。左は日陰、右は日の当たるところ。日陰の気温は20度、湿度約28パーセント。日なたは26度、22パーセント!(こういう使い方は違うのだけれど、お遊びお遊び~)
湿度の低さには驚かされる。肌の手入れは念入りにしなくては。
乾燥した冷たい風が吹いていた。洗濯物は2~4時間ほどで乾ききった。夏場はもっと速く乾く。取り込んで、アイロンかけてたたんでそれぞれの衣類収納場所に収めた。

仕事のあとは義母のケーキだ。スポンジの間にクリームを挟んだものは私にも比較的食べやすい。大きなふた切れを食べたらおなか一杯になった。

日がかげり始めた頃、鷺がやってきた。図体はでかいくせに用心深い鳥で、カーテンの陰からこっそり撮影している私をすばやく見つけて飛んでいってしまった。池の金魚を食べにきたのでしょう?増えすぎて困っているのだからもっと堂々と食べておくれ~

何気ない一日。義母の命令で洗濯物を干したり取り込んだりたたんだり、クリームを泡立てたりコーヒーを用意したり、義父の「サギが来ているぞ!」の号令にカメラを持って右往左往したり、こういった日常が板についてきた私。ついでに書かせてもらおう。夫といっしょにやった某仕事、夫の注意事項をつい忘れてしまい自分の判断で進めたら「何でそうしてしまったんだ」と叱られた・・・家族のためにリスのように家の中をくるくるすばやく動いて活躍中の私。



パイシートを使って簡単料理

2014年03月12日 | ひとびと
ここのところ義母が頻繁に作るのはパイ。市販の冷蔵パイシートを使った簡単なものだ。
 
クリームチーズ250グラムに卵一個、砕いたナッツ、砂糖を加えてよく混ぜる。
スーパーで普通に売られている冷蔵パイシート。
275グラムで100円もしない品。手前は空き袋、上は紙とともに巻かれたパイシート。
 
丁寧に広げて麵棒で軽く伸ばす。八等分する。
 
クリームチーズその他の混ぜ物を載せて包む。
 
左上、切れ目を入れて広げておく。右上、ちゃーんと生地どおしを指でくっつけないと広がってしまう。
 
30分ほど焼く。オーブンシートは何度も使いまわすので油でべとべとになっている。
 
焼き上がり。ちゃーんとくっつかずに広がってしまったものあり、私の責任。

このパイシート、油分30パーセントを含む。それでチーズとナッツを包むのだからこのお菓子は凄まじい高カロリー。夫はこれを気に入ってしまったようで、いっぺんに2シート分を平らげてしまうこともある。しかも、夕食に・・・
義母は息子がこれを気に入ったことで大満足。冷蔵庫にはいつもこのパイシートが2,3個保存されている。
ああ、母と息子は食べるものの共通点が多いものだ。のけ者にされた気分になるが、仕方がない。

この挽回チャンスは「カレー」「ラザニア」「ピザ」などの義母がへたくそな料理を夫が希望したときだ。どれもパイシート菓子より手間がかかるのが難点、くうぅぅぅ・・・




ドイツで就職

2014年03月11日 | いろいろ
これは二年ほど前に見つけた小冊子。ドイツ、凄い、と思ったものだ。

外国人のためのドイツでの就業案内だ。「あなたの母国での資格をドイツでも承認させることができます」と。

英語をはじめとする周辺各国語での解説。
  

  
すでにここ在住の外国人向けの冊子なのだろう。外国にも「ドイツで働きませんか」とやっているのだろうか。
 
これは図書館で見つけたドイツ語教材だ。
写真で表現されているように仕事に就くためのドイツ語を学ぶためのものだ。たとえ母国の資格がここで認められても大抵の職場で使われる言語はドイツ語だ。
就業を希望する外国人のために数々の集中的なドイツ語コースが設けられている。そのほとんどが無料なのだからドイツはとてつもなくお金をかけて労働力を絶やさないよう努力している。


理解はできるけれど・・・
ウチの親族の子どもたちは皆ドイツで生まれ育った両親の元で育っている。まだ学校へ通っている年齢だが、そのうち外国人就業希望者と職場を争うことにもなるのだろう。姪のP子ちゃんなど、勉強がだめらしい。大丈夫かな、大学入学もそうだけれど就職も全国大会でなく、世界大会に近いものがある環境のドイツだぞ!
生粋のドイツ人がひょいとやってきた(本人は新天地で頑張ろうと覚悟を決めた移住なのだけど!)外国人に希望のポジションを奪われてしまうことが普通に起こっているのだろうな。
いろいろな犠牲があっての外国人労働力の受け入れ、ドイツを初めとする西欧州各国の努力を見守ろうと思う。

一家でここに移住してきて、就業が上手くいかなかったり失業してしまった友人を二例知っている。就学している子どもを抱えていると教育システムの関係上母国に戻るのも容易でない。私は何の力にもなれず「頑張ってね、上手くいくことを願っている」と言葉をかけるだけだ。




最後の剪定

2014年03月10日 | ひとびと
土曜日の朝、何かのモーター音がうるさいので窓から覗いたら義両親たちの庭仕事だった。

二階の屋根まで届きそうな大きな樹木だ。これ以上大きくなると手入れが非常に困難になるのでこれが最後の剪定作業なのだそう。今年秋には切り倒す予定だ。
  

かなりの重労働に違いない。彼らの息子(私の夫さ~)は週末は昼近くまで眠っている。作業は午後も続いたが、息子は手伝おうという気配を微塵もさせなかった。
高齢になり作業は危険と感じる自分、息子は庭木の手入れに全く関心なし。やってくれればいいのにな、とは思うが無理強いさせるわけにも行かない。それで切り倒すのだろう、こちらが本音だろうな。
こちらに住み始めて2年目の、庭で一番大きかったもみの樹を切り倒した記憶が甦った。
あれだけの大木を夫婦二人で(実際に切る作業をしたのは義父一人だが)片付けたのだから物凄い。
先週、街中に住む知り合い宅の庭の樹が切り倒された。余りにも大きくなってしまって周辺の住宅に迷惑になるとかで、市の命令でそういうことになったらしい。樹木管理専門業者から4人もやってきて一日がかりで仕事をしていた。いったい、いくら支払ったのだろうか。
ウチの節約節制ぶりは樹木管理能力をも必要とされている!業者に庭の手入れを頼むことができるほど潤沢な収入はないのは確かだ。
私はこの家にずっと住み続けるのだろうか?早いところすべての樹木を切り倒したほうが・・・おっと、あまり将来のことを心配しすぎるのはよくないな。


 
この日の昼食は素早くできるグラッシュだった。茶色のソースがそれ。豚肉があまり好きでない私は数切れしか取らなかった。メキャベツを茹でたものが付け合せ。義母は茹でた後にたっぷりの油とパン粉に絡ませるのが好きだが私は断固拒否。フライパンに入れる前に避難させた。「炒めたほうがおいしいのに」と義母はぶつぶつと唱えていたが無視の私。



アルムの山小屋

2014年03月08日 | 風景
よく訪問する友人宅にて。
「子どもを迎えに行ってくる」と彼女が出かけた後、ソファーに座ってじっくりと部屋の中を見渡すと、見たことがある風景画に初めて気づいた。

右下に見えるのはすでに使わなくなったベビーベット。
 
日本人なら大抵知っているこの作品に似ているぞ。
ドイツ人夫婦のこの住まい、この絵を選んだのは誰だろう。
「アルプスの少女ハイジ」はここで何度も放送されているらしいので、もしかして子供の頃に観た記憶で無意識に気に入ってしまったとか?田舎に電気・水道などがない小屋を持っていて、夏になるとそこで休暇を楽しむらしいのでこうした風景がお気に入りなのだろう。
ドイツ人らしくない一面。
電球が裸のままで使われている。ここは街中の集合住宅だが素朴な雰囲気を出してみたいのか?
私の印象ではドイツ人にしてはほとんど室内装飾に気を配らない夫婦だ。そういう人たちもいるドイツ。

昔、ウチの集落にゴミ屋敷状態の家があったそうだ。どの程度ひどかったのかよくわからないが、外観から凄かったのだろうからドイツでは異例中の異例だったのだろう。
その家の人々が引っ越して行って、周辺住民は心底ほっとしたのだとか。


ピザが嫌いなドイツ人

2014年03月07日 | 食べ物
たまには義母も昼食に手を抜くことがある。
 
昨日の残りの野菜スープと冷凍物のピザ。野菜とハム類を少々加えた。

直径約25センチのピザは義父と半分にして食べた。きゅうりとピーマンのサラダ添え。
義母はピザが嫌いだ。子供の頃に食べていない外来物だからだろう。何度か彼女の手作りのピザを食べたことがあるが、不味かった。
誰もそれに対して何も言わなかったが、義母は感じたのだろう、自分のピザが不味いことを。以後、手作りピザはわたしの仕事となった。

普段より少ない量の昼食だ。三人とも食欲はあまりない。なぜならとても暖かいから。気温が上がると身体は外気温に対抗する体温を作るエネルギーを使わなくていいものだから、消費カロリーが減るので、食欲も落ちるように脳が調整しているのだろう。
それにしてもいいお天気。外で運動してカロリー消費するべきだな!いや、庭仕事でカロリー消費なのだろうか、ああ、憂鬱

冬場は体重が減りがちな私も気温が上がるにつれ増えてくる。いいチャンスだ、筋肉トレーニングしてかっこいいりすを作りたいぞ。運動嫌いな私、何をしたらいいか・・・え、庭仕事?それって大胸筋とか大殿筋とか作るかな、え、そんな問題じゃあないだろって・・・

朝食パーティ

2014年03月06日 | ひとびと
朝食会に招かれた。専業主婦が普通の時代にはこうした習慣があったらしい。午前中に女たちが集まっておしゃべりをするのだ。
専業主婦の存在が疎まれる今の時代は、仕事を持ちにくい外国人主婦が集まって外国生活のストレスを発散するのさ。

皆がそうではないのだが、一般的に欧州人は見た目を美しくすることに長けていると思う。
パン・パンのお供・飲み物だけなのに、この華やかなテーブル。
いや、何だかこれは違うぞ。
汚点のようになってしまったが、おいしいと喜んでもらえた私のおにぎりさ~
 
朝食なのに、デザートがあった。
イチゴのシャーベットにカスタードクリームをかけたもの。
ふわふわのビスケットを添えて食べる。おいしかった。
 
すでに動かなくなってしまった時計が壁を飾る。懐中時計を実際に使っている人を見たことが無い私。
 
この柱時計は150年前にモスクワで買ったものだそう。なんと、いまだに使えるのだとか。
手入れは時計屋に任せることなく自分たちでやっている。
青い缶は50年前の品。イクラが入っていたものらしい。ロシア語でイクラはイクラ、と知ったのはこの日だった。直径20センチ、高さも20センチくらいの大きな缶だったぞ。ちょっと前までロシアはイクラがえらく安かったと聞いてはいたが、本当にそうだったのだろうな。

ロシア産の物資ばかり登場したが、この家の主婦はワルシャワ出身のポーランド人。
いろいろな写真を見せてもらったのだが、一番衝撃的だったのがこの一枚。1953年のワルシャワ。戦後8年を過ぎても完全な復興には至っていない様子に驚いたのだ。
天災は避けがたいとして、戦乱による建築物の破壊は地球環境を守るのとは正反対の行為だな。世界各地の紛争・戦乱が少しでも減ること、これから起こらないことを願う。


私以外の5人は全員ポーランド人。当然ポーランド語会話ばかりだったので、私はゆっくり一人の世界に浸ってウチではめったに口にしない高そうなパンやハム、キャビア、チーズを堪能しようと思った。
が・・・気を利かせてくれる優しい彼女らは、いちいち自分たちの会話のテーマをドイツ語で解説してくれるのでバターを塗る手を止めたり、返事をするために舌の上に載ったキャビアを味わう間もなく飲み込まなくてはならなかった。くぅぅぅぅ~




公衆トイレは少ないので野トイレ

2014年03月05日 | ひとびと
ウチの前の道に大型トラックやバスが止まっていることがある。運転手は休憩や時間調整をしているのだろう。
広々とした畑と空き地を貫く道だ。駐車されて迷惑に感じることはほとんどない。

台所の窓からよく見られる風景。長距離走行で疲れているのだな、と同情さえする。
車の中では飲食や喫煙もしていることだろう。バスの運転手は特にタバコが好きみたいで、始発のここから乗ると車内がタバコ臭くて倒れそうになる私だ。
さて、飲食すると出るものが出る。数十秒、頭だけしか見えないのだが、直立姿勢の男たちの姿を見ることができる。

車が駐車される場所からウチのほうを撮影したもの。おそらく運転手たちは自分たちのトイレシーンを観察されているとはまったく考えていないのだろう。
田舎の集落には公衆トイレなど無い。切羽詰ってやっちゃうのは仕方がないか。
この撮影時はきれいに清掃されていたが、いつもは丸まったティシュペーパーが散乱している。

数少ないドイツのいいところの一つに、糞尿に対して寛容、という部分がある。
この樹木のある周辺はウチが所有する土地らしいのだが、義両親たちはおしっこしていく男たちに注意をしたり「立小便禁止」などの表示をする気持ちが無い様子。
台所の窓際で義母と私が並んで立って「ああ、またトイレしているわ、困ったものねぇ」と会話する程度だ。

私的・広告のものを含め看板が少ないことと、道に転がる犬の糞が多いこと。日本はその真逆だな。「犬の糞持って行け!」と怖い調子の看板を実家付近で見るたびに震え上がる私。衛生と看板乱立のどちらを取るか!?



欧州は醤油消費大国になる

2014年03月02日 | ひとびと
以前は夫と食べ放題の中国レストランで食べたものだ。
そこで驚いたのが、ドイツ人かあるいは欧州の人々の寿司の食べ方だった。(中国レストランに寿司があるのだ)
醤油を小皿になみなみと注ぎ、そこに寿司をどっぷり浸して真っ黒になったそれを口に入れる。
小皿の醤油は大量に残されたまま、席を立つ人々。
寿司が彼らの伝統的な食文化でないことは確かで、食べ方を知らないのは仕方が無いにしても、あんなに黒い状態になった飯の塊はしょっぱすぎないではないか?
大量に醤油を残すのも疑問だ。ここで醤油は安いものではないぞ。

その実際の光景を撮影するのは不可能なので、私が自ら作った。

初めて作ってみた裏巻き。失敗を想定して具は少なめにした。これを記憶どおりにしょうゆで真っ黒にしてみる。
うっわー。食べてびっくり、しょっぱいぞ。確実に塩分摂取過剰。

そういえば先日巻き寿司講習したKさんも食べる際に醤油をたっぷりと注いだので、私はあわてて注意した。
「そんなに醤油を使ってはいけません。ここの人たちは黒くして食べるようですが、それは日本人から見ると教養のない下品な人に見えます」と思い切り感じていたことを言った。
寿司飯、具材はすでに塩やその他の調味料でかなり濃い目に味付けがされているので醤油を使わなくても食べることができる、ということまで言ってみた。

よし、日本食を広める上で食べ方の指導も必要だな、と張り切ったのは数日間。
よくよく考えてみたら、私は醤油メーカー繁栄の足を引っ張る行為をしようとしているのだ。すでにほとんどのここの普通のスーパーにはキッコーマンの醤油が販売されている。
また、各スーパーは独自の醤油を数ヶ月ごとに売り出している。価格はキッコーマンの半額以下だ。
ドイツ人たちがこの醤油をどのように使っているか不明だが、おそらく今のところ家庭で「寿司もどき」を作って楽しむ人々がいるのことを容易に想像できる。(たいていのドイツ人、在住外国人は寿司飯は炊きあがった米飯に寿司酢を混ぜるという事実を知らない。なので「寿司もどき」さ)
こういった寿司を愛好する人々に「醤油は少なめに摂取」などと私が指導するのは醤油の普及に反する行為だ。
ここの人々にたくさん醤油を使ってもらうことはめぐりめぐってわたしのためにもなってくるだろう。
醤油価格の下落とか、他の料理にも醤油を使ったり添えたりする人々が出てくる可能性さえあるかもしれない。

そういうわけで、真っ黒寿司をこれからは否定しないようにしよう。
一緒にいただくときは「私は少なめに使うのが好きです」とあくまでも個人の好みということで自分の食べ方を披露しよう。
私も真っ黒にして食べて見せる方が効果的か!?

欧州の中でもドイツ人は塩分に対する感覚が鈍いようだ。
パンに含まれている塩分は周辺各国より高いということが二度ほど新聞に掲載されていた。
将来、シュニッツェル(薄切りカツレツ)に醤油が添えられるのが楽しみだ、あはは・・・


自動販売機に注意、ドイツ。

2014年03月01日 | 物品
日本の自動販売機乱立振りを、日本人が批判することがある。
その存在がいいとか悪いとか言うより、性能について書かせてもらえばやっぱり日本の自動販売機の勝ち。

これは切手の自動販売機だ。つり銭が返ってくる機能がないので購入切手代金ぴったりを入れなければならない。

ぴったりでないと、そのつり銭分は切手となって出てくるのだ。
その半端な必要でない金額が印刷されている切手を取り出し口にそのまま残していく人も多い。
上の写真には切手が広告入れの細い隙間に入っている。
2セントとか5セントなどの細かい金額ならまだ許せるが(少し前まで封書の料金が58セント、と半端だったのでそういうものが残されることが多かった)20セント(約25円)の切手が捨てられているのをみると、がっかりした気分になってくる。
銭とを笑うものは1銭とに泣く、ってことわざはドイツ語にはないのかしら。
そういえば、1セント、2セント、5セント硬貨が道に落ちていたり、スーパーのレジの脇に落ちていたりするのを見ることが多いような気がする。
手が大きい割にはこれらの硬貨が小さいので彼らには扱いが難しいのだろうか。そういった小銭にこだわらない大雑把な性格の人々が多いのだろうか。

バスや列車の切符販売機、飲料の販売機などにもときどき世話になることがある。
毎回ちゃんとつり銭が出てくるかどきどきしながらお金を入れている。
日本のものと比較すると反応が遅いので「えっ、故障かな」といつもいつもぎょっとする私。
いい加減にここの自販機に慣れろよっ、と自分で自分を戒めるのさ。