怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

薄いのがおいしい鶏肉シュニッツェル

2014年03月26日 | おいしいもの
シュニッツェルの名で有名なこちらのカツレツ。旅行ガイド本などでは牛肉を使ったものが紹介されているようだが、ビ・・・おっと、今後は「ビンボー」という言葉をネット上で使わないことを先日自分に誓った私・・・エコノミー生活のウチでは豚肉か鶏肉を使う。

用意された鶏肉は約400グラム。どの部位を買ってきたのかまで注意を払えなかった私、主婦失格。だって、義母が台所を支配しているのですものっ。
この400グラムをできるだけ薄く切る。いや、できるだけ薄く切るつもりは無いのだろうけれど、こちらでは異様に薄くする様子だ。
切った後には肉たたきハンマーで叩いてさらに薄っぺらくする。小麦粉をはたき、溶き卵にくぐらせ、パン粉を付けるのだがこのパン粉も顆粒状で薄っぺらさを増長させる。ドイツのカツは薄いほど価値が上がるのだろうか?


この焼く様子もビ・・・じゃない、エコノミーな感覚で凄まじいといつも思う。隙間無くフライパンに並べられ、一度に焼いて燃料費を節約。日本ではたっぷりの油でカラッと揚げるのだろうが、ここは普通に油を敷いてじわじわと焼き上げる。

私の皿。いろいろエコノミーだが、実を言うとこの薄っぺらカツが私は大好きだ。玄米は多めに炊いてしまい3日も続いたので食傷気味。じゃがいもを飯代わりに添える。コンロの鍋に入ったからしソースは写真を撮ったあとに盛り付けられた。自家製野チシャのサラダも。

ドイツ人の肉摂取量平均は確か一人年間60キロだったか。ウチはその平均を大きく下回っているだろう。
環境を守るためには肉食を減らさなくてはいけないことをドイツ人は知っているのだろうか。知っていても食べたいのだろうな。