怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本の物資や番組などが非常に多くなってきた印象。

2018年11月29日 | 日本
数年前からお茶専門店やドラッグストアなどで普通に抹茶が販売されるようになってきた。
以前は日本の紹介と言えば雪の降る中で温泉に浸るサルだったが、今日ではさまざまな生活の様子を包装している様子だ。

寿司や相撲は相変わらず人気のテーマの様子。
画面を見ているだけでも、どんな物事が紹介されているかわかるだろうから観てほしい。

高級な住まいについて。

昼食が重要だ、というタイトル。ここでも昼食が重要なはずだが。

ロボットに関しても日本は古くから進んでいただろう。

コーヒー風呂。こうした特別な物事が紹介されると、私もコーヒー風呂に入っていると思われるのかな?

まだまだたくさんあったが、特別に面白いのがあったら再度紹介することにしよう。



過剰サービスを上手く交わして快適な日常と空の旅を。

2018年11月29日 | 日本
ひと月ほど前の記事(2018年10月22日)にいただいたコメントが興味深かった。

日本の航空機内の客室乗務員の態度は、外国の彼らと比較すると日本の日本人には素晴らしく親切で気の効いたものなのだろう。
わたしもコメントをくださった「ままちゃん」と同様な経験をしている。
シャルル・ド・ゴール空港発東京行きの日本のJ航空便利用時だった。具合が悪くなり(私は飛行機の中でかなりの確率で具合悪くなるので気をつけているのだけれど)客室乗務員の許可を得て、機内後方、ドアの前の比較的広いスペースの床で横たわらせてもらった。
毛布や枕を持ってきてくれるまでは良かった。
数十分ごとに腰をかがめ、額にしわを寄せた日本人女性乗務員がわたしに「大丈夫ですか」と声をかけてくれていたのだがこれが非常に煩わしかった。
答えるために苦労して顔を上げて声を発生しなくてはならなかったからだ。動くたびに吐き気が再びやってきたんだ。
もちろん、彼女らは本当に心配して声をかけているのだろう。異変がないか気をつけているのだろう。

だが。
その数年前に欧州の航空会社機内で具合が悪かったときは違ったんだ。
その時は機内のどこに自分が転がっていたか忘れたが、とにかく放っておいてくれた。
ときどきやって来て私を観察している気配を感じたが、声をかけることはしなかった。
私は周囲に気を使うことなく、回復に集中することができたんだ。

我家の過剰サービス発揮者は義母。
義両親たちと日常の食糧買出しにスーパーに行くと、私はすぐさま義母のそばから離れる。
彼女と一緒に歩いていて「これ、何かな?」と思って商品を手に取るとすぐさま義母が
「そんなものいりませんっ」
と言ってくるからだ。
買うために手にしているわけではない、と最初の頃はいちいち説明していたものだが、もう、これはままちゃんさんの日系航空会社の客室乗務員と同じで「監視」なんだと結論、それ以来スーパーでは離れて歩くことに決定。
サービスしすぎは日本だけではない。
ドイツでも身近にいる事実を知り、唖然・・・・。
食卓でも夫がソースをよそったりするときに、義母は鍋に手を添えたりしている。
たちまちその過剰サービスに反応して、夫はイライラした様子をしている。

話し変わって、私の奉仕活動場での経験。
杖でやっとやってくるおじいさんに、ちょいと日本風な過剰サービス振りを発揮すると、たちまち彼は喜びに溢れた表情になる。
老人施設などで働く日本人スタッフは、入所者に非常に人気があると聞いている。
つまり、日本風過剰サービスは外国でもうまく使うと効果的なんだ。
(集団介護現場では、日本人スタッフに指名が集中したり、他のスタッフとの関係を悪化させる恐れがあるのでおいそれと発揮してはならないらしい)

日本在住時、欧州リゾート地の高級ホテルの記事を読んで唸った記憶がある。
そのホテルは、できるだけホテルスタッフや他の滞在客と遭遇しないような構造やサービスシステムなのだそう。
用があるときは、自分から連絡しなくてはならないという部分が、日本にいたときの日本の日本人だった私には非常に疑問だったんだ。そんな価値観もあるのねぇ、と印象に残っていた。
そのホテルだけでなく、コーカソイド種が住む地域の物事はすべてそういった傾向にあると大まかに断言してよい。

時には頼んでも「ダメです」「できません」などと言われるが、それにもめげずに頼んでやっとやってくれるという経験もしてきたぞ。

日本の過剰なサービス振りを否定することはできない。日本の日本人はそれが当然となっているようだし、日本以外の人々もそれを快感に感じる場合が多いようだから。
嫌だったら、怒りにならないうちに「用があったら私から声をかけます」と断言することが大切なのかな、と思った。
ただし、私は日系航空会社のビジネスクラスに乗る機会などないだろうし、再び機内で具合が悪くなって床に惨めに横たわるような事態にもなりたくない・・・