怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ラザニア講習

2013年08月12日 | 近隣の人たち
数ヶ月前に知り合ったドイツ人P子さんの旦那さんは元コックだ。私のためにラザニア講習が開催された。
肉を使わない野菜ラザニアだ。ラザニア作り初心者の私と肉食を嫌う私の夫のためだぞ。
  
火の通り難いものから炒め始める。かなりの量の野菜だ!ウチで一度にこんなにたくさんの野菜を使うことは無い。
「そんなに野菜を使うな」と私の野菜炒めの下準備を見て驚いていたこともあったぞ、義母。
彼女の世代は子供の頃野菜の摂取がかなり制限されていたのだろうな、と想像している。
同時にホワイトソース作り。
  
たまねぎのみじん切りをバターと炒める。みじん切りは本当のみじん切りだった。義母のみじん切りは絶対みじん切りじゃあない。でかすぎる。
  
小麦粉を大さじ2杯ほど加え、更に炒める。冷たい牛乳を入れてよくかき混ぜ、塩で味を調えとろみが出るまでかき混ぜながら煮込む。
ここまでが基本ホワイトソースの作り方。
今回はこれにクリームチーズを加えた。

  
トマトの缶詰をピューレ状にする。塩コショウ、チリパウダー、にんにくなどを加え味を調える。
P雄さんは元コックとあってそれらしい体型を維持している。健康状態は良好だそう。

  
炒めた野菜にトマトソースを加える。あれ?ここでも味を調えるんだったかな?オーブンで焼くと味が煮詰まって濃くなるので薄めにするのがコツ、だとか。いや、彼らの薄味って日本人にはすでにかなり濃いような・・・

  
出来上がったソースを耐熱皿に盛り付ける。「どちらが底に来るかは議論になるようだけど、どちらでもいいんだ」とのこと。ふむ!
  
ここで残念なのは、この日のパスタが既製品だったこと。粉から生地を作るかも、とちょっと期待していたんだ。義母も「卵を入れるのかしら」と興味があった様子だ。
「生地を作るのは大変です」とP雄さん。私が餃子生地を手作りする、と言ったら驚いていたぞ。うっほー、プロを驚かすりすだぞ、凄すぎる?!
イタリア在住日本人(コメントをくださるター子さんのこと)がラザニアパスタを手作りすることも報告しておいたぞ。「手作りパスタはおいしい」と彼も認めるところだ!(金の節約になるというところは同意していなかった様子~)
最後はホワイトソースになるようにしてオーブンに入れる。

これは義母が椅子に座って調理台が汚れていないか見る位置。この家のは完璧。きれいだった。
義母は手垢でも非常に嫌がるのでとても大変。
表面に焦げ目ができたら取り出してチーズを載せ、再び焼く。
この焦げ目を作るとおいしいのだそう。ふーむ、プロの発想?
できあがりを切り分けるP雄さん。
  
かなり濃い味だったがおいしかった。元プロの鮮やかな手さばきと饒舌な解説はなんだか外国の料理番組を観ているようだった。ちなみにこの夫婦、ちゃんと料理するのは週末だけなのだそう。お互い忙しくて毎日料理はムリなのだとか。
右は飼い猫。飼い始めて二ヶ月。そのうち、飼い主のような体型になるかな、楽しみだな!





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家庭で作る方法とはちょっとちがうのかも、という印象だった。いや、楽しかったぞ、元プロの個人指導。