怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

こんな電話機だが、今となれば正解だったと気づく

2019年11月07日 | 節約
りす部屋の電話機。
10年ほど前に購入した、家電屋で一番安かったものだ。義父の勧めで義父が買ってくれた。確か、1000円くらい。

夫はもっと高機能でコードレスの品を勧めていたものだ。義父はそれに反対していた。
寄生の身分の私としては、義父の意見を優先したかったし、また高機能な電話機も当時は必要ないと思った。
電話する人、いなかったから。
ここ1,2年だろうか。
「この電話機、うんともすんとも言わないけれど、壊れちゃったかい?」
と不思議に思って受話器を耳に当ててみることが多くなった。そうだ、固定電話を使うということがここドイツでも次第に減ってきている。
夫の仕事部屋に一台、りす部屋に一台、義両親のためのが玄関に1台、義父の書斎、サンルームにもある。
三種の電話番号が義両親、夫、私に与えられている。日常的にほとんど毎日使っているのが義両親のだ。夫はよくわからない。私はおそらく、今後必要ないだろう。
知人、友人たちの中には、固定電話を持たない人も多い。
携帯電話での通話は音声がきれいでないことが多く(日本はもっといいのだろうな)、ドイツ語会話をするのは困難だ。
ほとんどの連絡が文字で行われている私の環境だ。文字入力が苦手なアフガニスタン人女性、しゃべるのが大好きな中国人は録音で送ってくる・・・・

りす部屋のこの電話機は、こんな風にむき出しで繋がっている。

この辺りを掃除するときは気をつけないと配線が抜けてしまう。

以前はこんな貧乏臭い電話が嫌いだったけれど、今となってはお金のかかっていないこれでよかった、と満足している。

近所の犬。いつもよりかわいい感じで撮れている。

前任のジャックラッセルテリアが死んでしまって何年になるだろう。
300メートルくらい離れた家に住んでいるこの犬が庭で吼えていると、ウチでも聴こえる。

不要な品を整理、処分中。発見した驚きの品

2019年11月03日 | 節約
長いこと衣類ダンスの上にあった夫の旅行かばんをどうにかしようと思って取り出してみた。
ミニマリストにはなれないが、使わないものは私たち夫婦の占有スペースから移動させよう(地下室に保存っ)、という覇気の無い物資処分をゆっくり実行中だ。
その夫の旅行かばんの底から出てきたのがこれ。驚愕と笑いを呼ぶ品だ。
何で東京都のゴミ袋!?

夫が日本にいた5年間は東京ではなかった。住民でなくても手に入るゴミ袋だったのだろうな。
かれこれ15年ほど前のものなのに、破ける様子も無くしっかりとした品だ。ここのビニール袋の軟弱さに根を上げて帰省時には買いこむ私。
2つだけだったけれど、有効に使おう・・・・なんだか記念の品として長くまた所持しそうで怖い。
すぐ使おう、すぐに!
次第にビニール袋に厳しくなっているドイツだ、存在さえ許されなくなるかもしれないから。

十日ほど前にもらった花束。

生花をいただくことはまれなのでとても嬉しかった。その辺から摘んで活ける草花は数日で花びらが落ちてくるのに、こうした贈り物用は非常に長く美しさを保つ。香りは全くしない。
おそらく、アフリカで栽培されたものだろう。こうした産業の発達で、一部の地域の水資源破壊という動画を観た記憶がある。
カネの動きには、環境保護などの理念はぶっ飛んでしまう、とこれを見ていると考えさせられる。

これは近所のアフガニスタン人女性からもらったカード。

彼女は母国のアフガニスタンより自由な雰囲気のイランで育ったので、ワイングラスのイラストを添えることができるのだろう。いや、グラスの中はぶどうジュース、と勝手に思っているのかもしれない。

10歳女児が書いてくれたマンゴーラッシーのレシピ。

「数学は嫌いだけれど、ドイツ語(国語)は得意なのよ」という彼女が慎重に書いていた。
姪のP子ちゃんが小学校の頃に書いた文字が非常にへたくそだったのと比較すると、これは素晴らしい。
義母がP子ちゃんの書いたものを目の前に(本人はいなかった)「P子は見た目はきれいだけれど、頭はちょいと・・・」と本音を私に漏らしていたのを思い出して笑ってしまった。
レシピを書いた10歳児はコーカソイドとモンゴロイドの間に生まれた子(このように書くと、まるで動植物の掛け合わせみたいだな、んじゃ、やりなおし、ドイツ人・中国人夫婦の子)で、肌質の東洋人独特のなめらかさ、髪の色と艶が西洋人に無い華やかさがある。
見た目も脳みそもよろしいって、義母を満足させるだろうか。義両親たちはしょっちゅう、飼っていた犬猫の頭のよかった数頭、ホームステイしていたロシア人の頭のいい子の話をしているからねぇ。(自分の息子娘&ヨメはそのなかに入っていない悲しさっ)


以上、挙げた品々。
袋は早急に利用、花束はしおれてくるまでりす部屋に鎮座、カードはもう数週間飾り、レシピは・・・・とりあえず、レシピコピーファイルに入れておこう。
やはり、なかなか物を減らすのは困難だっ



いつも中古衣類ばかりしか買わないのに、珍しく新しい品を購入

2019年10月29日 | 節約
「出かけるけれど、一緒に来る?」
と、土曜日の午後、夫が私に尋ねた。毎日深夜帰宅、週末は疲労で寝てばかりという夫だ。
二人で一緒にいる時間など、義両親と一緒にいる時間の数分の一だ。
私もちょいと疲れていて外出を躊躇する状態だったけれど、一緒にいる時間を作るために急いで着替えた。

来週の職場の催し物のために黒いジーンズが必要なのだとか。
夫はドイツ人のくせに小柄なので衣類を買うのに苦労する。
若者向けの品を置いている店には、まだ細身の若い人たち用なのか、夫のサイズもちらほら発見できる。

夫はドイツにも普及しきった細いパンツが嫌いだ。何度も試着を繰り返して私に見せていた。
私がいくら「みな、そういう風に着ています」と説得しても不服そうだった。
ちなみに、ドイツの試着室はゴミや埃が散乱していることが多い。夫の足元にある紙切れはもともとあったものだ。夫が落としたものではない。写真には表現されていないが、埃も多い。また、客たちは試着した品をそのまま試着室に残していく。無礼な客ばかりだからここの店員は横柄になっていくのだろうか、とも予想。
(ちなみにプライマークの従業員たちはいい感じ)

結局妥協して二品買った。

左はプライマーク、日本にはまだ進出予定も無いのだろうか。その激安品は14ユーロと表示があるけれど、レジで割引されて7ユーロになった。エスプリの品も30ユーロ、合計37ユーロ。
どちらも夫はクレジットカードで支払っていた。義父も最近はスーパーでの買い物にデビットカードを使っている。ウチでキャスレスが進んでいることにビックリだ。私はしぶとく現金払いだが、ドラッグストアの買い物では割引QRコードが付いている画面をスキャンしてもらっているので、しっかり買い物傾向を把握されていて、欲しいと思われている品々の広告がやってくる。恐ろしい。

さて、夫と行ったプライマーク。私も自分に久しぶりに新品衣類を購入した。
 
肌着代わりのTシャツ。首周りが広くないところが気に入ったんだ。
また、丈が長くておなかとお尻をすっぽり包むところも非常によろしい。プライマークには私のサイズが普通にあるところも嬉しい。
Tシャツや下着類以外は斬新過ぎるデザインや柄ばかりなのでなかなか買うまでには至らないと思うが、いざとい時には着ることができるものがあると知っているだけで安心する。
ちなみにこのシャツ、3ユーロ!
中古衣類店も真っ青さ。もっとも、私が行っている中古衣類店は社会奉仕活動の一端として営業されている店ばかりだ。どういうわけか、そこで私のサイズを見つけることが多いので時々ふらりと行っては、小さいサイズを漁っている。





洗濯に関していただいたコメント

2019年10月28日 | 節約
先日の洗濯に関する記事に興味深いコメントをいただいた。
ギリシャ出身(と予想しているが、もしかしてオーストラリアで生まれ育ったギリシャ国籍者なのかもしれない)の人も義母と同じような方法で洗濯をするという記述だった。



義母だけの奇習かと思っていたので、本当に安心した。
昔の洗濯方法なのだろう。
現在、こんなやり方で洗濯するのは時間の無駄だろう。洗剤や洗濯機の洗浄能力向上で昔のやり方を維持する必要はないだろう。
もう、そのやり方から替えられない高齢者は身体が効かなくなるまでやりまくって欲しい。
同居から抜け出せない私には、洗濯のたびにその方法をみてげんなりし続けることだろう。ウチという24時間365日勤務のこの仕事だ。仕事だと思えば楽勝さ。汚いシーンを見るだけだもの。

私も一時、コインランドリーに行きたいと思ったものだ。
ところが、コインランドリーまで遠いんだっ。そこまで汚れた洗濯物を運ぶのさえちょいと気が引ける。洗濯物を詰めたでっかい袋を担いでバスに乗るなんて、できない。
夫がキャンプ用「洗濯バケツ」を買ってくれたので、それで我慢。義母に任せたくない衣類はこれで秘かに洗っている。

コメントにお返事することをしなくなって何年も経ている。こうした有益な情報をもらうことに感謝している。
お返事しなくて、ごめんなさい。
他にもお礼しなくてはいけないコメントがぞろぞろあるんだ。みなさん、ありがとう。





カーテンないと部屋が広く見えることを発見、将来はなしの生活にしたいと脳内で決定した窓拭き掃除。

2019年10月27日 | 節約
窓拭き掃除のためにレースのカーテンを引いた。

こうすると日中は外からの光が入ってより明るくなる。
また、部屋が広く感じる。
もともと狭くない部屋だ。安物の古い家具で埋まっているりす部屋だけれど豪華に感じる。大きい家は掃除や修繕などの手入れがとても大変で、いつかは小さいアパート暮らしが夢だ。
だが広く感じるとほっとする、というこの感覚がその夢をちょいと危ぶんだ。

窓から見える近隣の家々は遠く離れていて、夜間にこの部屋の照明を点けても見える心配は無い。
公道からも見えづらい。
ドイツの建築物一般は、どういうわけか、日本のように窓から中が丸見え、という状況が少ないように感じる。
通りから建物の窓までが日本のその距離の平均より少々遠い、ということもあるかもしれない。
照明器具が日本のように白くて明るいものではなく、オレンジ色の暗めのものが好まれる傾向も手伝っているかもしれない。
論理的に説明しているサイトがあるかもしれないぞ、探して欲しい。

そういうわけで、レースカーテンが無いほうがより快適なりす部屋生活になるのではないか。
カーテンを取ろうものなら、すぐさま義母がガタガタ言うだろうから、無しにするのは無理がある。(革命を起こせ、反乱しろ、とドイツ人仲間が言い寄ってきそうだっ)
義母の目を盗んで、できる限りカーテンを脇に寄せておくという工夫からはじめようっと。

義両親たちが抜かりなく丁寧に手入れをしている庭を堪能するためにはカーテン無しの方がいいではないか。
心からそう思う。
そうか、そのように褒めて説得してみようか。彼らを説得するなんて、100年早いよなっ



私の暮し方を不満に思う人々

2019年10月25日 | 節約
私の「家庭が会社勤務」という設定の暮し方を気に入らない女性たちは多く、前日は二人のドイツ人女性に責められた。
「りすさん、革命を起こすべきです」
食事も着衣も移動の自由も無い私の様子を聴かされた結果だ。
そもそもなぜそんな話題になったかというと、ドイツ人女性B子さんのチュニック風の長い上着にレギンス、短いブーツを合わせた服装を褒め、私もやってみたいが義母が反対するだろう、と言ったことが始まりだった。
わたしもいちいち義母がどうのこうの、と言わなければいいのに、ついつい口にしてしまうのがよくない。
とはいえ、人の暮し方にかなり突っ込みを入れるドイツ人がいることも確認できた。
経済力のある彼女らにはわからないだろう。
義両親たちはウチの経営者で、新参者社員の私は意見することはできるが、最終的な判断は経営者に委ねられている、と。
家族とは、家庭とはわがままし放題の場所ではない。一緒に私を攻撃した一人はだいぶ前に離婚して一人で暮していて、なんだか生活保護のようなものを受給している様子だ。(たぶん早期の年金生活)彼女はひとりなので、自分の思うように暮すことができるのを認識しているはずだ。

「あんな田舎に住んでいて、車を持っていないのは牢獄生活です」
とも言われた。
一人に一台車がある家庭は多いだろうが、なにしろウチは家賃が払えないくらい収入がなくて親の家に寄生しているのだから、そこで私専用の自動車を持つなど、言語道断だと私は思っている。仕事や子供がいればまた考え方が違うだろうが、今現在車を持つことはまるで無意味だ。
この私の考え方も彼女らは受け入れられないようだ。
私がいくら主張したところで、ドイツ人を論じ倒すなど不可能だろうから、適当に「ハイハイ」と言って終わりにさせるのが無難だ。
他人の生活に口を挟むような議論を延々と何日も続けることにはならないドイツ人たちであることも知っている。
その場で何かをテーマにして言い争うのが楽しい、という雰囲気もしている。

生活に全く自由が無いわけではない。

手作り沢庵に白飯。すりごま少々ふりかけて。
一家でこれを食べる可能性はないけれど、これを私一人で食べる自由はまだあるぞ。

また、義母も夫も嫌がっているが朝5時に起きて一人台所でミルクティーを楽しむことも許されている。(もっと寝ろ、という意味で嫌がっている様子)
週に一度の私の来客を一階の居間に通して2時間ほど歓談することも許されている。その間、義両親たちは屋根裏部屋に移動して、息を潜めている。
一緒に食材買い物行くと、菓子を買ってくれる・・・って、子供じゃあないぞっ
そんな小さなことがらだけでも喜びを感じるのだから、まあ、いいじゃあないか。
何と言っても、家賃がかかっていないのは、本当に助かっているんだ。
ここで太字で礼を書こう・・・いや、義両親たちは絶対読まないだろうから無意味かな。んじゃ、小さく。
住ませてくれてありがとう





どこの国でも高齢になると秋口のリスのように物資を溜め込む・・・いや、欧州人が顕著なのかっ

2019年10月24日 | 節約
ビニール袋に包まれて保存されているこれは、もう何年も前に割ってしまったコーヒーメーカーのガラスポットだ。

義母はこれを保存しておいて、同じ大きさのものを見かけたら持って行って確認しよう、という魂胆なのだろうな。
有名メーカーの品なら、簡単に替えの品を購入できるだろうが、これはスーパーの特売品だった。丸ごと一台新たに買ったほうが安いし、実際、そうしてしまった私。
不思議なのは、どうしてガラス部分も保存するのか、だ。
義両親たちだけの傾向なのか、あるいは欧州人全体がそうなのか、彼らはガラスや陶器が割れても日本人のように丁寧に掃除したりしない。テーブルの上に残っていた小さい破片で、私は指先を切ったこともある。奴らの皮膚は日本人のより厚く強靭にできている可能性も考えられるな。
この画像を撮影するときも、あとから指先が痒いので、よく見たら切れていた・・・・
なんでも保存しておく義両親たちの根性には負ける。
ただ、これは田舎の比較的大きい家屋だから簡単にできるのだろうな。(周囲にはウチより大きい家がぞろぞろある。だから「比較的」と控えめに表現)
ともかく、これをこのままここに置いておくのは危険だ。義母には何も言わず、捨てよう。

義両親の捨てない根性を面白がりたいという深層意識がある私。
先日、これが壊れた。
高齢者のシャワー浴用椅子だ。10年ほど前にわずか5ユーロ(6~700円)で買った。

シャワーに使うのではなく、日常的にパソコン操作のために使ってきた。軽いので非常に扱いやすい。
ここの家具一般はアジア人には重い品が多く、椅子もその例外ではない。
急にガクッと体が傾いたので、椅子を観察すると、アルミでできた部品が割れていた。

これはいくらなんでも修理は無理だろう、秘かに捨てよう、とちらりと思ったが、義両親たちを試したくて朝食をとっている二人に見せた。

案の定、義父は直して見せた。
「うぐぐっ・・・」
態度に出さずに、直してしまったことをちょいと悔しがった私。
ま、ありがたく、また座ってブログ執筆・・・・
ガクッ!
また、傾いてしまった。
おほほほほ~、やっぱ、これ以上使うのは無理よっ
喜び勇んで義母に見せた。
義母はいろいろ言いながら、結局地下室に保存しておくことにした。これから何年この壊れた椅子が地下室に鎮座するか面白がってやることにしよう!






義両親たちも余計に買うことがあるのか、とちょいとびっくり。

2019年10月19日 | 節約
週に一度の義両親たちの買い物日。何も用事が無ければ私も一緒にいく。
その日はウチで済ませたい物事がたくさんあったので(そのひとつは義母に気づかれない洗濯っ)必要な買い物を彼らに頼んだ。
スーパーで売り出しのシューキーパー。
高価でもない靴を永く愛用するために必要な品だ。義母は「靴とかばんは皮製」を主張する。上手に手入れしながら使えば半世紀以上使えることを義母が証明している。
だが、皮製かばんは重いんだ。欧州人と日本人の体力差で、革製かばんを今後の人生で購入する予定はなし。
靴は・・・・
確かに、今手持ちの靴をチェックしても、皮製の品は異様に長持ちしている。
だが、買うときの勇気が必要なのが半端じゃあない。合皮品の数倍の価格だ。
勇気を出せない私は義母に隠れて皮製靴購入を避けている。私にとって合皮靴を永く使うためのこの道具。

ウォーキングシューズなどもこれを使って保存すると形がきれいに戻ることも多い。
去年一組買って、その効果が気に入り、もう一組手に入れようと思った・・・

買い物から帰宅した義母が差し出したのは、なんと二組。
え・・・
一組だけでいいのにっ
義両親たちが余計にものを買うなんて、非常に珍しいことだ。
もしかして、義母が自分のためにもう一組買った?いや、この品、サイズがあり、私より大きい足の義母の靴にはちょいと合わない。
二組購入理由を問いただしてみたかったが、買ってきてくれたものを批難するようなので黙っておくことに決定。
彼らにとっても、安くて買いやすかったのかもしれない。
一組3ユーロ。
日本のダイソーでほぼ同等品が(木製、スプリングタイプ、男性靴用しかない様子だけど)片方150円らしいではないか。為替相場の関係で現在20パーセントほど高いドイツの物価だが、感覚としてはほぼ同じ値段だ。
節制生活の義両親たちも、安ければ多めに買っておくのだろうな、うふふ。
ちなみに、このシューキーパー、バネ部分が強すぎて、普通の日本人女子には扱いづらいかもしれない。こちらの生活に慣れてくると「こんなものか、仕方がない」と諦め、怪我をしないよう気をつけて扱うようになる・・・・

靴と言えば、最近見かけたこの広告。

光線の関係でひどい撮影だ、失礼。
サンダルに靴下。下方に「これはとってもドイツらしい」と一文。
政府の広告のようだが、一体何を言いたいのかちょいと不明。ドイツ国民としての自覚を高めるため?
サンダルソックスでそれを訴えるって、凄いぞっ


家の中で外套を着る発想が無かった、これからは暖かく過ごせるぞ、うううう・・・・

2019年10月08日 | 節約
最高気温が十数度になるこの頃だ。
まだ本格的な暖房をしていないけれど、ウチでじっとしていると寒い。

親族から届いた古着を漁っていたら、これを見つけた。
体格のいい義母の妹一家のものだ。私には大きすぎるけれど、家の中では関係ないだろう。
袖をうーんと捲り上げて長さを調節。ファスナーは壊れていて使い物にならないけれど、前を閉じて着るほど家の中は寒くない。

そういえば、日本の生活でも家の中で外套を着ていたなぁ。
ドイツのような暖房設備は、気候の関係上一般家庭では難しい関東周辺だ。厚着が一番効率的だ。

ドイツの家庭では冬でも半袖でいられるほど暖かく暖房している、とよく読んだものだが、それは一部のそういったものを好む人々のものだ。
節約第一の義両親たちだ。外気温が少しでも高いと、暖房が入らない仕組みになっている。寒ければ厚着という主義だ。
「下着を重ね着しなさい」と義母はよく私にアドバイスしたものだ。それも効果あるが、やせこけた私にはまだ足りない。
やっぱり、実家生活のように、外套を着るしかないな!
いままでそれをしなかったのは、貴重な外套を家の中で着るのがもったいなかったからだ。
家事、食事で汚れやすいウチで着る衣類だ。
今回、たまたま古着でもらったものを見つけたから実行できるのさっ

早速試してみたら、夫がうるさくて・・・・
「なんで、そんなものを着ているんだ?」
そうか、夫がいる前ではやらないことにしよう。寒さも我慢、夫への気配りさっ



ウチの食事は食事じゃあないって悲しくなった

2019年10月07日 | 節約
週末の昼食。
膨張剤を使ったパンケーキ。つまり、アメリカ風のホットケーキってところかな。自家製コンポートを添えて召し上がれ・・・
いや、ダメだった。皿の上を食べきっても、食べた気がしないんだ。テーブルの中央に盛り付けられた見にパンケーキの山、全部平らげても空腹感が解消されないような気がした。
慌てて、食糧小部屋にある米飯約一合分を電子レンジで温め、醤油をかけて食べた。ほっとした。

義両親たちは黙っていてくれた。
昔、食事を抜いてケーキバイキングにいそいそと出かけてがっかりした思い出がある。食べても食べても満腹にならなかったからだ。甘いものが食事になるのは一部の人たちには難しい。
子供の頃方鍛えていれば、大丈夫なのだろう。夫は全く抵抗なくガンガン食べていた。

タイ人女性から送られてきた画像。
ドイツ人旦那さんの減量のために作ったサラダ。こうした生野菜食やオリーブなど、彼女にとっては子供の頃からの食文化に無いものを上手く取り入れて作っているところに感心。
私だったら、オリーブの実は半分くらいに切るけれど、ねっ、あはは~

従順なアジア人妻って印象だな。義母など、私の食文化背景など一切考えずに毎日の献立を決めている。
先日、アフガニスタン人難民Nがモンゴロイド種の女性もいい、という内容を話していてぎょっとした。
アフガニスタン人にも人気のアジア人女・・・・宗教の壁が高いが、マレー系マレーシア人、中国にもたくさん頭巾の女性がいることを考えると、Nにもそういう女を配偶者にする可能性が・・・・いや、ないな。定職、定収入(年金生活者でもオッケーねっ)がないとどうにもこうにも無理だっ

ドイツ、あるいは西欧州のチョコレートはアジア地域のものよりおいしい。

広告をガンガンしている有名メーカーのものと、スーパー独自ブランドのものを比較してみた。
同じタイプのものを二種。ミルクチョコレートとホワイトチョコレート。
まだ、ミルクチョコレートしか試していないが、味の差はほとんどなかった。
値段はミルカの方が倍以上する。ほとんど広告費で値段が高くならざるを得ないのだろう。

食べることは毎日のことだ。
もう、食についても諦めている昨今で、日本食を積極的に食べようなんて思えない。
昨日、ショッピングモールを歩いていたら、アジア食材店の店主(ベトナム人、10歳の頃難民としてやってきてドイツ人養父母に育てられた)にばったり逢った。
店主は年に数回しか来ない私の顔をよく覚えていて、にこやかに挨拶してお決まりの会話をした。商売のための笑顔と会話なのだろうか。
ごめんよ、いい客じゃあなくて・・・と申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

ああ、いつかはパンケーキだけの昼食に馴染むだろう!
義母よ、それまで長生きしてくれっ






Alexaを初めて経験

2019年10月05日 | 節約
知人宅で、CMで見たシーンを経験した。
「Alexa、音楽をお願いします」
彼女がそう言うと、何やら上方から声がした。
「どんな音楽がお好みですか」
ひえええ~!テレビで見たのと同じ声だぞ?

ドイツでは普及が難しいのではないか、って思っていたのは間違いだった。

子供がいない共働き夫婦だ。
時間もお金もあるので、新しい物資を次々と買い込んでいる。
海外出張も多く、行った先でここでは手に入らないデザインの服を買ってきては「太ったので、りすさん、着ませんか」とときどきお下がりをいただく。かなり斬新な服なので、大抵辞退するんだけれど。
地下階には豪華絢爛な浴室を造っているところだ。自分たち用ではなく、来客のためらしい。
二人暮らしには広すぎる家。私は手入れができなくて断念しそう。
彼らには人を雇って掃除してもらう経済的余裕があるだろうな。

お金の余裕があるドイツ在住者も多いんだなぁ、とちょいとうらやましくなってしまう。
まあ、いろいろな物事を諦めてこちらに移住した私だ。その覚悟を今も頻繁に思い出しては現状を受け入れなおしているぞ。

ちなみにこのAlexa、とてもいいと思う。
高齢者、障害のある人たちには凄まじく便利だろう。
ウチじゃあ、絶対に買わないだろうけれどっ








なくなればいいのに、と思ってしまうパン屋の対面販売

2019年10月03日 | 節約
将来、さまざまな仕事がなくなってしまう、という記事をよく見かけた。
スーパーのレジなど早速自動化されると思っていたが、ウチ周辺ではまだ人力だ。
失業者が多くなるよりいいことだとは思うのだが・・・・

パン屋の対面販売は早くなくなればいい、と秘かに思っている。
すべての店員がそういうわけではないのだけれど、大方の店員は不機嫌なことが多い。
「サービス砂漠」と呼ばれて長いドイツだ。店員が客に愛想笑いなどをするのはめったに無い。
笑わなくてもいいから、注文を急かしたりぶっきらぼうになったりしないで、と思う。だが、彼らの勤務は過酷なんだ。単に疲れているから客を丁寧に扱えないのかもしれない。
時間外の無給労働など普通らしい。早朝出勤者は、定時に仕事に入ると、開店の時間前までに準備が終わらないので1時間ほど早く来て働いている・・・らしい。知人の勤務先はそうだった。
対面販売ではなく、客が自分でパンを選んでトレイに載せて、レジで会計をするほうがよっぽど合理的だと思う。
ドイツ人はパンを買うときは店員とやり取りするのがすきなのだろうか?たとえ、愛想が悪くても?

大きなスーパー内にあるパン屋。
しばらく観察してみた。

群がるほどではないが、ひっきりなしに客が来ている。女性の店員は笑顔で応対することが多かった。
隣の男性店員は大きな身体で、きっとこの仕事は楽にこなせるかもしれない。
日本や日本周辺諸国と違い、常にギリギリの人数しか出勤させない。病院なども顕著で、日本はナースステーションにうようよスタッフがいるのに、ここでは1,2人しかいなかったりする。当然、患者が呼んでも、すぐに来てくれない。何か用事があって伝えたくても、いなくて探し回ることも多い。
パン屋では客足がないと、出勤している従業員を帰してしまう。契約していた時間は、別の日に当てられることになり、その日の収入はないってわけだ。
恐ろしい・・・・

また、ちょいとパンを見ているだけなのに、ショウケースのそばにいると従業員がやって来て注文を促す。それもうっとおしい。
「買わないのなら近寄るな」と本気で思っているパン屋のお姉さんも多い。
あんな怖い女の集団のパンの販売の方法、早くなくなれ、って思う。私だけかなぁ。
パンの自販機、パンのネット販売、など不機嫌な店員と接しなくていい販売方法はいろいろあるじゃあないか!

先進的な物事は常に遅く発達するドイツ、パン屋の対面販売もあと100年くらい続くかもしれない。





ミニマリズムを理解し始めた、でも私には無理だろう

2019年10月02日 | 節約
テレビでYoutubeを見ることができるようになったせいか、さまざまな投稿動画を知ることとなった。
以前はばかにしていたミニマリストたちの意見も積極的に観ている。
その結果・・・ついに私もミニマリストに・・・・なーんて大変化には至らないけど、彼らに好感を持つようになった。
「本質を履き違えたミニマリズムの先には、物を減らしてひたすら節約して…という貧乏くさい生活しかない」
というミニマリストの記述もある。

膨大な物資を持つ義両親たちだ。
下は2019年10月1日、りす部屋から撮影した南側庭の風景。

この庭のためには凄まじい金額の物資を買い、その道具の保管や手入れに場所と時間が必要だ。
庭にはお金と時間をかけるが、彼らは買い物や旅行を一切しない。(先日、義父は壊れたDVDプレーヤーを修理しようとして断念、ついに50ユーロの新品を買っていたが。義母は妹に誘われて年に数度、地元の農家夫人会旅行に行く。また、年に数着新しい衣類を買う・・・孫に特別な保険をかけていて、彼らの将来のためお金を使っている・・・『一切しない』というのはちょいと大げさかな)
義両親たちには家屋と庭(と、孫。もちろん、息子と娘もだろう・・・息子のヨメは、あはは~)がかなり重要で、他の出費には興味が無い。
これも一種のミニマリズムかもしれない。

それと比較すると、私は・・・・
不足の恐怖に今も怯えている。以前より見つけ易くなったが、大きさがあう衣類を見つけるのはいまだにかなり困難だ。
帰省時の購入はもちろん、同じ体格の人物からのもらい物衣類は気に入らなくても保管してある。
冬場の食糧を溜め込む動物も多い。また、寒冷地では原始時代から人類は保管の知恵を駆使して生き延びることをしてきた。
余計な物資の保管は必ずしも無意味ではない。

ウチのように市街地から離れていると、日頃の食材購入もまとめ買いだ。
保管のための冷凍冷蔵庫もばかでかい。庭の収穫物も処理して冷凍保存している義両親たち。冬場の食材になる。
日本の市街地のように、コンビニを自宅の冷蔵庫代わりにできる生活とは違う。

夫は「念のため」買い物が凄まじく、例えば日本在住時に気に入ったドラマのDVDなど、同じものが2,3あるんだ。恐ろしい。DVDがダメになるほど繰り返して観るための予備って・・・ありえない・・・
数ヶ月前まで、毎週のようにワイシャツを買ってくるので大変だった。衣類ダンスに入りきらないんだ。
困って相談したら「前のは大きすぎるので、新しく買っているんだ」と答えた。
おい、それを早く言えっ
さっそく、大きすぎになったワイシャツを集めて処分した。(難民支援団体などに寄贈した)
しかし、私たち夫婦、中年太りどころか痩せていくのはどうして?大丈夫か、私たちの人生・・・

夫をコントロールしてミニマリストに仕上げるのは無理だ。いや、私さえ無理だ。
だが、ちょいと部屋を見渡して、愛着のない保管している物資を手放そうと思っている。
部屋をすっきりさせることで、気分のいい、効率のいい人生にするミニマリズムの考え方には同感だ。









義母のケーキ作り頻度は今までになく高くなりつつある、焼きボケ、とかあるのだろうな、ドイツ人っ

2019年09月16日 | 節約
日曜日の昼食はアプフェルシュトルーデルだった。
義母の予想を裏切り、半分ほど残ってしまった。彼女は不満そうだった。

写真では小さく見えるが、この一切れは巨大である。日本の日本人成人女性には一切れで腹いっぱいになるだろう。
私は3切れも食べたのだぞっ
10年で胃袋3倍くらい大きくなったと思う。
この残りは今日、月曜日の昼食になる。ああ、また甘いもの昼食・・・

夫は土曜・日曜とも事務所に出かけた。
ここ1年位の夫の忙しさは凄まじい。稼げるときに稼いでおかないと、将来に仕事があるかどうかはわからない。
地元大会社A社は毎夏、高校生をバイトに雇うのだが、今年は採用がほとんどなかったそうだ。夫の分野の仕事だけでなく、あらゆる業種で変化は起こりうる。
人生、一瞬先は闇。

いまだに家のことの一切に主導権を持つ義両親たち。
私たち夫婦をまるでティーンエイジャーの子供のように扱っている。すでに若いとは全くいえない義両親たち、眠っているうちにあの世行きってことさえあるぞ。
私が不満に思えるのも今のうちだ。うんと不満に思う思い出をせっせと作ることにしよう。前向き、前向き。

夫は突然死の可能性がある年代だ。
こちらは眠っているうちに逝ってしまうのを回避しなくてはならない。ほとんど毎朝、私は心配で眠っている夫が息をしているかどうか確かめるんだ。

週末の夫とのメッセージやり取り。日本語と絵文字なので、わかるだろうか?

夕食のリクエストだ。
14日は「Quarktasche(クリームパンのパイ生地版、みたいなもの)」か「Pizzastange(パイ生地のピザ風焼き)」が食べたいと夫から連絡が来た。外で食べてくればいいように思うが、ウチでテレビを見ながら食事するのが唯一の楽しみの夫だ。否定できない。
日曜日には大抵ケーキがあるので、それを夫は夕食にする。
一番下の絵文字文章の翻訳・・・「ケーキがなければりすが作ったピザ棒(パイ生地のピザ味焼き)をお願いします」だ。
最後の文字が「つくる」と、活用さえ面倒くさいという終わり方でちょいとむかつく。



食べられるだけありがたいと思うのは難しい

2019年09月13日 | 節約
某宴会の様子。
オレンジジュースがけたたましくおいしかった。普段、こうした飲料を飲まないせいかもしれない。水は水道水、コーヒーも紅茶も自宅で飲むのが基本の私。(外のコーヒーが不味いという理由もある)
また、この長い棒状の乾パンもおいしくて、バリバリ食べてしまった。少々みっともなかった。

そのあとの食事。
外食機会が極端に少ない私だ。食べられるだけでありがたい。
テーブルクロスがないのが残念。高級感が減少する。実際、あると食べにくいんだけれどね、汚さないよう気をつけちゃうから。
食事中は撮影できる雰囲気ではなかった。私の料理は豚肉のステーキ。肉はあまり得意ではないが、これはおいしかった。

普段はこんな献立だものね。

ウチで肉の塊を食べることは少ない。トマトソースの中に細かく切ったサラミソーセージが入っている。
炭水化物と脂質だらけのウチの食卓。

そうさ、ウチでも外でも、食べられるだけでありがたい。
衣食住に極端な苦労がない今の環境に感謝しなければならないのはわかっている。
最近、衣類はもらい物と中古衣類店で入手したものばかりだ。新品より具合のいいことが多いんだ。日本では中古衣類、もらい物衣類なんて全然嬉しくなかったのに・・・・
住居はいまだに寄生だが、追い出されることもなく、あれこれ余計と思われる口出しを受けながら続行中。
食の自由はほとんどないけれど、ともかく、生命維持ができるカロリーやビタミン類は摂取できている様子。いや、カロリーは過剰で、身体が悲鳴を上げているけれど。