林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

緩む時代

2013-06-09 | 先輩のお言葉

ファッションディレクターをやっているという赤峰幸生さんが、朝日新聞土曜版に書いている。

 ・地球環境を大切にする理念は尤もだが、クールビズにより、これ以上、日本の男性はだらしなくなってはいけない。

 ・本人の価値観の軸には古来、「規律」があり、職場での服装は規律を守る役割がある。

 ・自分の気持ちを引き締める服装でなければ、会うヒトの印象を損ねることもあり、自分の不利益にも繋がる。

ここまでは全く同感ですね。TVに映る議員・高給役人などのクールビズは実にだらしない。
普段着ている背広とワイシャツはゼッタイ脱がず、ただネクタイだけを外し、ワイシャツの襟元をだらしなく開けている。
これほど見苦しい姿はない。

森生は夏になると毎年指摘しているが、室温を寒いくらいに下げてるから背広をが脱げないのだ。
そして赤峰さんの更に続くお言葉には「そうかなぁ」と疑問に思うところが沢山ある。

 ・リラックスを求める風潮から、ニット(編み物)がブームになっている。

 ・ニットは心地よいが、いずれ緩むので、張りのある織物で作られた布帛シャツを大切にして欲しい。

 ・昨年のクールビズ商戦が不振だったのは、多くの消費者が「公の場」を考えた証でしょう。

 ・スーツを着ない時代に向かっているからこそ、キリリと自分を引き締めてゆくのが粋ですね。

TVを見ていても、ニットがブームとはとても見えない。
それに多くの消費者は「公の場」なんかまるで考えてないよ。特にNHKのアナウンサー諸氏諸嬢はね。
また「スーツを着ない時代に向かう」とも書いてるが、このままスーツはゼッタイに手放さないだろう。

確かにキリリと自分を引き締めることは粋である。
だが蒸し暑い日本の夏に、粋を極めるのは「ニットの代わりに布帛シャツを着用する」ではないはずだ。
むしろ、「背広は脱いで、開襟シャツにしよう」と提案して欲しい。

アロハ紛いの花柄ではなく、ネクタイが要らないシャツを考案し、普及させてこそファッションディレクターだ。
ただ、これまでのワイシャツでも、蝶ネクタイなら赦せると思うよ。

安倍内閣の全閣僚が6月4日の閣議に、かりゆしウエアを着て出席した。
普段はよれよれクールビズで、中国の報道官に完敗している官房長官が、結構似合っていたのは意外だった。

あのスタンドカラーのかりゆし。ボンボン安倍さんはともかく、菅さんも似合ってるから森生も欲しいよ。
伸晃くんと大田さん(だったかな?)。ありゃ何なんだ。

それにしても、何故一日だけのかりゆしウエアなんだろうか。
何でも話題にしようとするさもしい政権だ。

「さもしい」で思い出した。
「三浦雄一郎賞」の創設。ボンボン・安倍も三浦じじぃも、呆れたもんだね。

130609



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
問題があります (ババロア)
2013-06-10 11:07:58
森生さんもいいと思ったのね。
実はババロアも、あのピンクのかりゆし素敵だなぁ~って思ったの。
菅さんが似合うぐらいだから、わがオットくんに
と・・・でも高価なものでしょうね。
そこが問題よ。
家にいるんだし、ちぢみのシャツでいいかも!
ピンク (森生)
2013-06-10 21:07:08
ババロアさま
あのかりゆしは 沖縄県知事から プレゼントされたものです

おじぃは ピンクや赤 オレンジ 黄など 明るい色が似合いますよ
どのお宅でも おじぃを地味作りにしてるのは 永年連れ沿ったおばぁです

人畜無害になってたら 安心です
オットさまを 派手作りにしてやって下さい
そうして 惚れ直しましょ
ノーネクタイ (ガ~コ)
2013-06-10 21:21:52
スーツ姿でネクタイを外しただけなら、神田界隈の居酒屋の風情そのものでっせ。 そんな政治家に世間の眼差しは「クール」ですけどね。 そんな意味合いだったかも・・・。
気取り屋 (森生)
2013-06-11 10:53:18
が~コさま
参考のために 赤峰さんのブログを読みましたら ええかっこしぃ でした
次の週では 雨の季節はレインコートを楽しもう という主張です
半世紀も昔の 梅雨期の通勤着は レインコート必着でしたが 電車に冷房はなく 蒸し暑くて辛い服装でした
この赤峰さん 浮世離れし過ぎですので 少し難癖を付けた次第です

コメントを投稿