芭蕉翁は行く雲と道祖神に招かれ 泡食って奥の細道に旅立ったようですな。
不肖森生は、風に靡くチガヤの白い穂波に、旅への思いが募っております。
バブルの後処理に没頭していた頃は、退職したら長い旅に出るつもりだった。
リュックの底に預金通帳を隠し、例えば、みちのく一人旅に。
しかしながら、退職後は目先の現象に右往左往。気が付けば終末期高齢者であります。
脚は萎え、声はしわがれ目は霞む、といった情けないありさま。
それでも、股引の伸びきったゴムは取り替え、靴は買い揃えました。
今度こそはと、旅の準備を始めたところに、パンデミックの第3波が来た。
武漢で生まれたウィルスは、英国型から印度型へと進化し、手が付けられない。
ワクチンは間に合わず、県境を越えることさえ憚られる事態になりました。
終末期高齢者になる前に、何を差し置いても、旅に出るべきだった。
頻りにそう思う今日この頃です。
210519
コロナがおさまったら心きなくみちのく旅を。
振り返れば我輩も定年になってからほとんどどこへも行ってない。
現役時代に行った米国や豪州へ仕事抜きで・・・目論んでおりましたが
あきらめました。
図らずも芭蕉の一句を思い出しました。
夢を大切に。
諦めましたか
そうですね もう無理かもね
確かに 定年後は出かけていません
億劫で 疲れ易く 胃が小さくなり・・・・・
昔 邱永漢氏が 同じようなことを書いてました
そうならないように 町内を歩いておりますが それすら面倒くさい今日この頃
夢しかないんでしょうかねぇ