朝日新聞夕刊で4年半続いていた赤川次郎の「三毛猫ホームズと芸術三昧」が、10月1日に終了した。
初めのうちはオペラやクラシック音楽のオタク的な話題が多く、ウンザリして読まない時期もあった。
しかし東北大震災と原発事故以後は政財界批判が加わり、次第に尖んがり、痛快になってきた。
最終回も相当なもので、特にマスコミを厳しく批判している。
これは不肖森生も感じていたことだったが、批判を記事にするのは不得手。ずーっとモヤモヤしていた。
赤川次郎は小説家だから流石にその辺が上手く、森生のモヤモヤを代筆してくれたようにさえ感じる。
それで、横長の記事を切り刻み下に貼り付けました。如何ですか?是非お読み下さい。
「芸術三昧」は夕刊芸能欄に載っていた。提灯記事が多い芸能欄に合わなくなったといえばそのとおりかもしれない。
また一人の作家で四年半は文壇対策上、長過ぎたのかもしれない。
1.赤川次郎の鋭い政財界・マスコミ批判に辟易とし、矛先が朝日新聞に向かうことを恐れた。
2.時事問題にまるで関心のない購読者がウンザリして、ヤメロメールが増えてきた。
1.とすれば「朝日新聞よ、やっぱりお前もか」である。
2.とすれば大文字騒動の京都市や、福島県産花火を使わなかった愛知日進市の田舎者と変わらない。
最終回はここへきて朝日といろいろあった末の最後っ屁かもしれない。いずれにしても赤川次郎を見直した。
いま反原発運動は大江健三郎や山本太郎が頑張っているようだが、赤川次郎や西田敏行も加われば盛り上がる。
東電は政治献金自粛を装いながら、国会議員のパーティ券を年間5000万円以上購入していた(朝日2日一面)。
新聞社幹部への中元歳暮や、幹部子弟の縁故採用がなかったはずはない、と森生は睨んでおりますが....。
111003
久しぶりの登場です。
赤川次郎って、本当は凄い作家なんですね!
以前、妹が愛読していて、ほとんど盗み読みして、疲れた時の気休めにしていたんですが…。
今回の赤川次郎さんの文章の切り抜きを読んで、さすが!!!と感心いたしました。
本当に自民党はズルい!
政財界やマスコミもグルだ!
と気持ちよく書いてくれました。
それを見逃さなかった森生さんも、さすがです
西田敏行が故郷福島へ初めて支援に行ったとき
「こんな福島にしたのは誰だっ」
と怒りの声を上げました
ところが最近国営放送のインタビューに出た西田は泣いてばかり
誰がそうさせたのか 放送しなかったところでは引き続き怒っているのか
西田ほど影響力のある人は山本太郎に続いて欲しい
ジャンボ宝くじの広告から下ろされたっていいじゃないか
マスコミの報道を見ていると 事故被害者は天災に遭ったような受け答えをし 誰も怒っていません
あと5年もすれば 原発事故は 歳時記の一つになるんでしょうね
懲りない東電は破綻させ国有化すべきです
と思いますが.......
新聞社の中にいる人間も、おそらく悩んでいます。世間の変化に、最も反応せねばならぬ職業なのに、身体の半分が腐った状態で、身動きが取れずに、高給取りであることを批判されるばかりです。
赤川の文章は、今の日本人が抱えているジレンマを、多いに、雄弁に語っておりますが、私には、連載打ち切り前の作家の遠吠えと社内的に片付けられた、文化部の怒りのように感じられました。
朝日も変わらないでしょう。日本も良い方向に変わらないような、気さえします。
ニヒリズムは最大の敵かもしれないのに。
日本は変わらないでしょう
今度の震災や原発事故で 日本全土が焦土となったわけではありません
死屍累々という状況でもありません
被害者はまだ思い出や故郷に拘ってもいる
誰もが一度 とことん堕ちないと変わらないでしょう
それが民族性ではないか と思います
今度は 大阪府河内長野市の住民が 福島県製造の橋桁を放射能汚染不安で 搬入取付工事を拒否しております
いやはや 何が絆で 復興支援ですかね