腰痛が治ったシャモじぃがスクーターに乗ってやって来た。
高麗神社に初詣するのが習慣の由。だから一緒に行こうとのお誘いだ。
元旦から雑踏の巷に足を踏み入れたくはないが、仕方なく初詣に行くことにした。
案の定、高麗神社は「貴重品にご注意」の雑踏だった。
だが、シャモじぃによると例年より参詣客が少ない、とか。
それでもじぃは行列の最後尾に並び、本殿に参拝するつもり。新しがってるくせに古い古い。
一方古がってる森生は行列はキライ。神さんは心の中にあるので、わざわざ本殿前で頭を下げることは無い。あまり広くない混みあってる境内をあちこち覗いて歩いた。
高麗神社のいいところはお守りやお札を授受する売店に、里の女子高生を巫女姿にしてずらりと並べてることである。これは一見の価値がありますぞ。
神社の次は隣にある聖天院である。
お寺の方は一般には人気があまりないが、森生の知り合いが多く、神さんよりこっちのお不動さんが好きだ。
百段階段を上り本殿に到着。方丈さん以下お歴々が丁度いたので新年のご挨拶を済ませ、お賽銭を奮発した。
ついでに寺の奥の山上に鎮座する壇君の石像にもご挨拶し、高麗の里やわが猫額亭がある坂の町を望み、正月らしい雄大な気分になった。まったく高麗神社でごちゃごちゃしている初詣客の気が知れないね。
もっともこっちは売店に皺々おばぁをずらりと並べてるんだから仕方がないか。
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