飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

ビワイチ6 後半

2021年11月17日 12時33分05秒 | 趣味
マキノメタセコイヤ並木を後にして、再び湖周道路にもどる。
琵琶湖西岸は、のどかな風景が続き、静かな場所だがステージクス髙島あたりは自動販売機もない道が続く。
道幅も広く、交通量も少ないので走りやすいのはいいのだが単調なのがこたえる。
仲間とトレインで進む。
やがて、本線に合流し湖岸に鳥居が見える。
白鬚神社だ。
前までは、湖岸が階段状になっていてしたまで降りられたが、おそらく安全上の問題からロープがはられ、入れないようになっていた。
観光客も多く、琵琶湖の有名な名所となっている。
通常は道幅が狭く、大渋滞する場所なので車の横をすり抜けるように通ることが通常だが、今回は紅葉の季節のわりには渋滞はそれほどでもなくよかった。
いつも休憩していたコンビニがなくなっており、心折れそうになった。
このあたりは本線をはずれ一本中の旧道的な道を通る。
湖西線の高架の下を縫うように走るルートになっている。
途中でおいしそうなおはぎ屋さんがあるので是非食べたかったが残念ながら売り切れで次回の楽しみとなった。
この湖西は、静かで、水もとてもきれいだ。
別荘的なきれいな家も多く、うらやましい限りである。
なにより、海のように荒れることもなく、塩害もないので、環境がすばらしい。
自分もこんなところにセカンドハウスがほしい。

琵琶湖大橋に近づくと再びコースは本線にもどる。
ここに一軒のあんパン屋さんがある。
いつも立ち寄るお店だ。
あんパン専門店だがとてもおいしい。
ここで補給食をとり、琵琶湖大橋に向かう。
琵琶湖大橋の中央付近には展望台があり、多くの人たちが写真をとっていた。
ここからも湖が一望できる。
真ビワイチでも走る湖南も見渡せる。

琵琶湖大橋を渡り、湖東に出て、今度は一路北上する。
少し進むと、サイクリストの聖地碑と最近完成したモニュメントがある。
ここで仲間と記念撮影をした。
大きく真っ白なモニュメントは湖の風景とマッチしてとてもきれいだった。

あとは立ち寄り場所もなく、ゴールの彦根を目指した。
この時期の日没は午後4時半頃で午後5時には真っ暗になる。
できれば暗くなるまでにゴールしたかったが間に合いそうもない。
午後5時以降のⅠ時間半は暗闇の中を四人で走ることとなった。
安全のためずっと歩道を走行したが、よく整備された歩道のなので特に問題もない。

午後6時30分、ゴールである彦根に到着。
気持ちのよい達成感と爽快感があった。
単独ビワイチにはない、仲間とはしるビワイチはまた違った楽しさがあった。
今シーズンはまもなく、湖北は雪の季節となり、道路も閉鎖される場所もある。
来シーズン春には、また訪れたいと思う。
みんなで締めの近江ちゃんぽんを食べて、楽しい思い出をくれた琵琶湖を後にした。

saitani


教師の創造性

2021年11月17日 10時11分16秒 | 授業論
教師の創造性とはなんだろう。
最近は個性的な教師が少なくなった。
一人の教師が自分の得意な教科をもち、その道においてはプロと言われるような個性をもった教師が。
少し前なら国語ならこの先生、社会科ならこの先生という名人級の方がどの学校にも一人はいたものだ。
しかし、今はほとんど見られない。
教師が本を読まなくなったと言われて久しい。
自分の見てきた現場でも、本屋が頻繁に出入りして、そのあとにはどの先生の机の上にも多くの書籍がのっていた。
若い頃は、そんな机の上の本をみて、こっそり同じ本を読んだり、時には先輩教師にどんな本を読めばいいのかを聞いたりもした。
そんな個々の先生方のブックレビューの話をする光景も職員室ではあまりみられなくなった。

なぜ、個々の教師が個性を発揮して専門性を伸ばすようなことが少なくなったのか。
それは、足並みをそろえるという考えのもと、誰かが突出したり、個性的な授業をすることをよしとしないことにある。
教科の進度はもちろんだが、内容や展開にいたるまで同じにしていかないとクレームがあったりする。
学級が不安定になるとよけいそういったことに焦点がいき、意見がくる。
批判されないために、同じにする。
同じにしていれば批判されない。
そういう風潮が教師の創造性を阻害し、個性を奪っていく。

現状はそうであっても先生方には、個性を発揮して子どもたちの向上的変容をもたらす授業を行ってほしい。
創造性を発揮して、新しい授業方法を開発していってほしいと願う。

saitani