飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

運動会の危機管理3

2006年09月19日 13時47分01秒 | 体育科
必要な配慮とは何か。
練習に参加できないとき、きちんと友達に理由を説明することである。
きちんと自分の気持ちを伝え、本当は練習に参加したいのだけれども、できなくて申し訳ないという気持ちを率直に伝えればよほど日常の人間関係に問題がなければ認めてもらえる。
なぜらなら、誰でも、同じような経験をしているからである。
現在の子どもたちの生活は、われわれが過ごしてきた時代とはちがう。
誰でも忙しいのである。

大事なのはあくまでも、みんなに迷惑をかけてすまないという気持ちを忘れてはいけないということである。

事情をきちんと説明せず、「用事があるから帰る」程度では仲間の不信感をかうことは避けられない。
きちんと事情を説明することの重要性は常日頃から教育しておくべきである。
これは自己弁護する言い訳とは異なるものだという認識も必要だろう。

塾があってやむを得ず帰宅することはなんら非がある行為ではない。
だから謝らなくてもいいと考える子も最近は多い。
ごめんねと言えると言うことは、自分に非があるかどうかの問題ではなく、人間関係を円滑にしていく配慮をもった人間かどうかの問題である。

どんなにきちんと説明してもやはり全員で練習したいのが子どもたちの本音である。
そこで、次の朝、もう一度昨日のことを謝り、人一倍練習をがんばる姿があればその子への信頼も厚くなり、まったく逆のよい結果が生まれる。

このような指導も学級では必要だと私は思う。

(saitani)