希望屋 ~ren_ka ci=set~

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「SIMPLE2000 THE零戦」 あゝ零戦

2007年05月10日 21時35分31秒 | ▼ビデオゲーム
仕事のメールに原因不明のエラーが起きたren.です。
今月の原稿料に響くんですけれど……orz


さあ、買ってまいりました「SIMPLE2000 Vol.117 THE零戦」。


とりあえず日米両陣営のイージーを全てクリアしました。時間にすると3、4時間かな。
ゲームはノーマルからが本番だよ、兄者(誰


★ ファースト インプレッション
まず、買いあぐねている人が一番気にしているのは、例のファミ通レビューの3/4/4/4でしょうが、そこまで酷評されるほどではありません。
ゲーム的な部分は「THE宇宙大戦争」とそう変わらず、むしろドッグファイトも楽しめる分、私の主観ではこちらの方が面白いです。

ただ、スピード感のなさ、簡略化されてしまっているHUD表示、メイン画面じゃないとセーブできないシステムといった、問題点も継承してしまっています。

まあ、SIMPLE2000ですから、値段相応と思えば十分遊べるゲームとなっています。
THEメイド服と機関銃」の時にも言いましたが、このゲームをフルプライスのフライトSTG・SIMと比べちゃナンセンスです。

自分から遊ぼうと思えば、つまらないということはありません。
まあ、どんな「クソゲー」と呼ばれるものも、その気持ちがあれば遊べるものですが(w


ここからは、遊んでいて気になったところをあげていきましょう。

良いところはやっぱり、イージーでランクを狙わなければ、気軽に撃墜王気分を味わえるところですね。

機関銃の精度は悪くないですし、辺り判定が大きいですから、偏差射撃(接近すると照準レティクルが表示されます……大戦機なのにw)をある程度できればガンガン当てられます。20mm機関砲はちゃんと役に立つ!(意味のわかる人は笑おう

追加武装のロケット弾も、ロックオンできる上にゆるくホーミングしてくれますので、よほどあさってを向けなきゃ、目標に飛んでいってくれます。
爆撃用の爆弾も、投下位置に大きくターゲットが表示されますから、そう難しくはありません。絨毯爆撃すると楽しいですよ。
しかし、一番楽しいのは魚雷。海面に投下するように射出すると、白い軌跡を残して敵艦に向かって泳いでいきます(当たり前ですが)。艦側を取るのがコツ。

フライトSTG・SIMの難点として、操作の複雑さがありますが、一番簡単な部類です。
ヨーや視点移動はほとんど使いませんし、慣れるまで必殺技もパワーブースト固定でいいでしょう。イージーならスロットルもほとんど動かす必要は無いと思います。

なので、ピッチ機銃・追加武装の発射必殺技の起動だけできれば十分遊べます。
オプションでイージーコントロールにすれば、機体の水平も問題ありません。ドッグファイトはやりづらくなるけどね。


日米両陣営で、各10ステージ。難易度は3種類。
ミッションは敵部隊の懺滅か、目標破壊に大きく分けられ、味方の全滅か時間制限でゲームオーバー。

ダメージが蓄積されても墜落してゲームオーバーですが、味方が残っていればホットスワップしてしまえば問題なし。
というか、ホットスワップの主目的はコレ。

出撃する際に機種、装備を選べるのはスタート時の自機のみ。あとの僚機達は固定された機種、装備なので、あまり乗り変わる意味が無いんですよ。
せいぜい、爆撃機で出撃した際に、直掩機や迎撃機を自分で片付けたいときくらいでしょうか。


選択できる機種は、発売前の情報だと15種類のはずでしたが、パッケージ裏によると14種類に減ってしまったようです。種類は昨日のエントリに書いたとおり。

各機体にはカラーバリエーションが、2つないし1つあり、機体を使用するか取得ランクによって増えるようです。いつの間にかそろってた(w
同じく各機体のエンジンに、加速重視型と最高速重視型が増えます。パワーブーストがありますから、基本的に加速重視にしておけばいいような気がします。

機体の性能差ですが、特にパラメータで表現されていないので、もう少し触ってみないとわかりません最高速度と機体の安定性の違いくらいかなぁ。とりあえず、二一型最強(わかる人は笑おう

爆撃機だけは、他の機体とかなり性能が違います。パワーブーストをかけてもほとんどスピードが上がらないほど鈍重。
それにしても、ゲームの性質上しょうがないのかもしれませんが、B29・スーパーフォートレスが宙返りしちゃうのはどうなんだろう(w


必殺技ですが、しばらくゲームをしていれば揃い、ゲーム中に切り替えて使えます。使用にはゲージ消費するタイプで、まさに格闘ゲームのパワーゲージですね。
使用したあと満タンに溜まるまでには、30秒ほどかかります。

今のところパワーブーストがあれば満足な気も。
ホーミングハントは便利そうなんですが、いざ使ってみると、向きたい敵じゃない機体に向いてしまったり、ロック状態で引っ張られて壁にぶつけられてしまったりと、結構バクチ。
カミカゼアタックとマルチロックボムは、まだ良く使ってませんのでわかりません。


ゲーム中、音楽がなかなかかっこいいです。
「THE宇宙大戦争」のようなハードロックの曲もありますが、重厚なシンフォニック曲が、まさに太平洋大戦モノの雰囲気満点です。
ちなみにゲームディスクをPCで開くと、今回もWAVデータがありますので、心行くまで聞きましょう(w

その反面、効果音が、大変しょぼい。
これはビットタウンの特性なのか、「THE宇宙大戦争」や「サイドワインダー」でもそうだったんですよねー。機銃音が"ケッケッケッ・・・"という感じ。
せめて、エンジン音や風きり音があれば気にしなかったのかもしれませんが、無いんですよ。

また、戦場には無線が飛び交っています。これが……まあ、SIMPLEシリーズらしいといえばそこまでですが、ちょっとおふざけがすぎていて雰囲気を壊しているような。台詞のほとんどがガンダムや戦争映画の名台詞のパク……オマージュなんですよ。
私は早い内に、オプションで音量を小さくしてしまいました。画面上に表示される文言は消せないんですが。


ステージが終了(ゲームオーバーでも)すると、リプレイが流れます。なんだかんだで、眺めていて楽しいモードです。
視点はビットタウンお約束の4種類。自分のプレイを中心に見せるものと、戦場全体を見せるものが各2種類。

う~ん、やっぱり"ブゥ───ン"ってエンジン音がほしかったなぁ。それが無いせいで、いまいち紙飛行機っぽさが抜けないんですよね。
あと、撃墜された機体は大写しにしてほしかった。「サイドワインダーV」のミサイルカメラみたいなのは、さすがに無理でしょうけれど。


ゲームの舞台には「ハワイ真珠湾」「ラバウル・ポートモレスビー」「ソロモン諸島サンタクルーズ沖」「硫黄島」「横須賀基地」の5種類で、各ステージを1度クリアすると、「早朝」「昼間」「夕方」」「夜間」の時間、「晴天」「曇天」「雨天」「降雪」の天気を、自由に選んで遊べるようになります。

この辺、せっかくの史実の戦地なのに、舞台設定の説明がないのがもったいない。こじ付けでもいいから「ラバウル包囲」とか「ガ島の戦い」とか、戦史に合わせちゃえばいいのに。

ついでに各機体のスペックや説明なんかを、選択画面のモデリングの横にちょっと書いてくれても良かったのになぁ。
まあ、どーせ知っていることだけど(w


なお、発売前に大仰にうたい文句にされていた「戦地への手紙システム」ですが……単なるステージクリアデモで、各ステージ固定でした(w
米軍の方が、いかにもステロなアメリカのイメージで笑ってしまいましたよ。

マジで借金の督促状とか、故郷の被害や疎開情勢が届いたら面白かったのに。


と、まあ、ゲーム自体は及第点で面白いのですが、演出面で損をしていると感じました。

しかし、十分楽しく遊べていますので、明日以降も、プレイ報告はしていこうと思っております。

興味のある方もぜひ、ともに蒼穹を駆けましょう。
コメント
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