今日は小雨交じりの札幌から、ren.です。
なので、一日引きこもり~。
さて、今日は残りの2日間をまとめます。
★ '12 キャンプツーリング 2日目 (阿寒湖~池田~日高)
キツネの襲撃であまり寝られず、小雨の中起きたのは朝4時。
木陰で朝食を摂っていると、日の出とともには晴れだしました。
あっという間に青空が広がり、気温も上昇。
おかげで、一晩抜けたテントをきれいに乾かすことが出来ました。
阿寒湖を発ったのは7時40分。
まずは温泉街に戻り、まりも湯を写真撮影。
そのまま足寄方面に戻ります。
国道241号から道道949号に曲がり、オンネトーへ。
途中、道路をとことこと渡る鳩くらいの大きさの鳥が。
おっと、あれはエゾライチョウだ!
逆光だったので模様ははっきり見えませんでしたが、冠羽からオスだったと思われます。
路肩に停めて10秒ほど観察しましたが、カメラで押さえる暇はありませんでした。
そういえば、昨日はナイタイ高原へ向かう途中、木陰の高さを飛ぶ鳥がいたなぁ。
シルエットから、多分、ヨタカだったと思う。
そんなラッキーで心ホクホクしながらオンネトーに到着。
木陰から光る湖面。
(写真クリックで、大きな画像に)
今日のオンネトーは、風が波を作っているので、透明度は低かったのですが、青空を写して真っ青。
雌阿寒岳と阿寒富士もきれい。
波で逆さ富士は見えないけど。
雲の嵩を頂く阿寒富士。
活火山の雌阿寒岳は、水蒸気から雲を生んでいます。
ちなみにアイヌ神話によると、ニッネカムイに槍で刺された痕だとか。
岸辺を見ると、やっぱり透明度は高い。
飛びついてきたバッタ。
走行中だと、ジュースになっちゃうぞ(w
国道に戻り、足寄から池田町に向かいます。
ずーっと工務店のトラックに後ろに付かれ、なかなか抜いてもくれず、ストレスが溜まりました。
追い抜きを待って路肩を走り続けるのは、デブリもあるし、ひび割れたり、舗装の段差があったりして、すごく怖いんだぞ。
ともかく池田町に到着し、'09年キャンプツー以来、3年ぶりのワイン城。
裏は普通のビルみたいなたたずまいなんだけどね(w
写真中央の入り口から、ワイン蔵に入ります。
表は暑くなってきていたのですが、中はTシャツだと寒いくらいです。
熟成中のワイン達。
ちょうど、ビンの洗浄とワイン詰めの実習をやっていました。
私はツーリング中ですし、そもそも下戸ですので、いつもここで楽しみにしているワインジュースを買って飲みました。
今年のお味は、飲むとぶどうの甘さを強く感じますが、のどを通ると酸っぱさが広がり、後味はちょっとだけ渋みが残ります。
やっぱりうまい!
ワイン城を後にして、帯広方面へ。
昨日は3つもスタンプを落とすことになってしまったので、今日は音更の道の駅には行かねば。
……と、案の定、道に迷いました(w
現地の方に道を聞きつつ、無事スタンプを押します。
時間は正午をまわり、そろそろ昼食の時間なのですが、国道38号線を進むうちに郊外の工場地帯まで来てしまいました。
ここまでくると、飯屋は、ない。
仕方がなく、コンビニでおにぎり2つを腹に詰めます。
……まただよ。
だからって、途中にあったマクドナルドやファミレスに入るのもなぁ。
多少げっそりしつつも、今日の山場へ。
それは、日勝峠。
その名のとおり日高と十勝を結ぶ峠ですが、ここはトラック輸送の要所でもあり、昨日の銀河トンネル同様、危険を感じていままで避けてきた道です。
しかし、今年はここを試してみたいと思って覚悟して来ました。
上り始めて気づくのは、道幅の狭さと、舗装のつぎはぎ。
せめて登坂車線が安全ならば、と思っていましたが、地形が険しいためか、要所要所にしかなくて、ほとんどが走行車線。
そして、やはりトラック、シ化も大型コンテナ車が多い。
さらには、またも峠は雲の中で、昨日の様に派手に濡れることはないのですが、視界が50m前後!
写真に押さえたくても、停めること自体が危険!
この状況でトラックをやり過ごし、いくつかのトンネルも越えなければいけない。
想像どおり、ここは50ccで通るべき道ではありません(w
緊張と寒さ(事前に厚着をしていたので、そう厳しくはなかった)で体を堅くしつつ、頂上のトンネルを抜けると……日高側はどっピーカンの晴天。
しかも、風も弱くて蒸し暑いほど。
峠のブロック能力は、恐るべしです。
沙流川オートキャンプ場に到着したのは、午後3時半。
ちょうど、この雲のたもとが日勝峠。
この中を私は走ってきたわけだ。
キャンプ場では、横浜から来たライダーさんと意気投合し、温泉で談笑。
お互いキャンプ暦が長いようで、アウトドアグッズ談義に花が咲きました。
また、鉄道やら、軍艦やら、そんな話も合う方で、翌朝の別れ際にはゲームの話も合いそうな様子でした。
ブログ名刺をお渡ししましたが、ごらんいただけているでしょうか(w
ここのまでは天気も良かったのですが、夜半にまた雨が。
まあ、テントの中で降られるのは、特に困らないんだけれど。
ちょっとだけグランドシートに浸水したのは失敗でした。
★ '12 キャンプツーリング 2日目 (日高~札幌)
今日は帰るだけ。
5時ごろ目がさめると、雨は上がっていました。
コーヒーを沸かし、この旅の非常食用に持ってきたクッキーを食べます。
ちなみに、ダイソーで買える「マジックフレーク」のピーナッツバターサンド。
2・3包みで程よくおなかが満たされるのでお勧め。
しばらくすると、東の空にきれいな朝焼けが。
いわゆる、モルゲンロートというやつですね。
しかし、古来より「朝焼けは雨」といいます(フラグ)。
日が昇ってくると、今日もまた快晴に。
どうやら今年の旅は、お日様が「しっかりテントは乾かしておけよ」と、常に言ってくれていたようです。
出発までに昨日の阿寒での湿り気まで、すっかり乾かすことが出来ました。
出発に先駆けて自宅に帰るコールを入れると「札幌は土砂降りだよ」と。
うひぃ……確かに、こちらは天気がいいけれど、札幌方面に黒い雲が見えるなぁ。
降り出したら雨具をすぐに出せるように積載し、昨夜のライダーさんに挨拶をして、8時に出発。
夕張の道の駅で休憩中、強く雨が降り出し、あわてて雨具を着込みした。
「走っている最中じゃなくて良かった!」
水漏れ防止もしっかりして走り出しました。
……5分で止みました(w
ちょうど雨雲の波を超えちゃったんだね。
札幌市内の混雑を避けるため、栗山町の途中から道道477号を当別方面へ。
毎年、信号渋滞に巻き込まれてますからね。
なかなか快適な田舎道で気に入りました。
来年もこれを使おう。
結局あの後は雨もなかったのですが、面倒だったので雨具は着たまま(w
昨年、新篠津に新しく出来た道の駅に寄り、最後の休憩。
あとは自宅の近くで給油するだけ。
帰宅したのは、例年通り正午ジャストでした。
雨上がりの札幌は蒸し暑かったものの、こおろぎが鳴いていて、今年行ったどこよりも秋のにおいでした(w
以上が今年の全行程でした。
明日は、走行距離等の数字をまとめます。