Firefoxがアップデートされたら勝手が違ってしまい困っているren.です。
縦置きツールバーアドオンが消えてしまって、ブックマークがどこに行ったかあせったよ。
もうしばらくしたら、アドオンが充実してくるのかな。
さて、今日はこちらを観てきましたよ。
カーディーラーのパンフのような映画パンフ(w
でも、タイトルやスピナーには金の箔押しがされておりかなり豪華。
内容もぴっちり文字と写真が詰まって40P以上あり、これで820円は安いっ。
さて、今回もTVCM以外の情報を遮断して観てきました。
なので、冒頭からびっくりしましたよ。
その後も2時間44分と長い上映時間でしたが、時間を忘れて見入りました。
一言で言えば、"ブレードランナーを愛するものへのファンサービス"の詰まった映画。
旧作を隅々まで記憶しているものには、あれこれと見覚え・聞き覚えのあるフィーチャーが飛び込んできて、ニヤニヤし通しになります。
ネオンに強力わかものは見当たりませんでしたが、ATARIの巨大看板は当然わかったけど、PAN-AMはわからなかったよ。
でも、日の丸食堂は発見した(w
広告気球の姿はありませんでしたが、"OFFWORLD"の宣伝ボイスは聞こえます。
逆に言えば、この映画を旧作を観ずに初見の人は、かなり戸惑うと思う(w
もちろん、ある程度の説明はなされているのですが、私の目から見ると旧作の記憶を掘り起こすものでしたからね。
実際、帰りに乗ったエレベーターにいた男女ペアからは「なんか、よくわかんなかった」という声が。
ただ、映像自体の美しさは、さすがに時代の進歩を感じます。
今回はロサンゼルスの外に出ての捜査が多いため、シーンによっては白、赤、黄色、そして黒と、場所と時間によって明かりの表現が色とりどりで美しい。
さらに、おなじみの酸性雨ではなく雪の降る世界を見ることができます。
その雪も街中は汚れたほこりのような雪で、郊外では軽い綿雪と、細かい表現がなされています。
ただ、個人的には雑踏の風景が少なかったのは、ちょっと残念。
物語は旧作のその後であり、"人間性"を探す新たな物語です。
主人公であるKは、デッカードの焼き直しなんかではなく、それでいて間違いなく「ブレラン」らしいキャラです。
その周囲のジョシ、ジョイ、ラヴという3人の女性も、それぞれがまったく別の存在です(色々な意味で)。
さすがにリピートで映画館に通えるような気概は無いですが、円盤が出たら繰り返し観たいね。
ここからネタバレあり。
いやぁ、ガフの再登場はうれしかったぁ。
でも、まさか老人ホーム暮らしになっているとは思わなかった。
彼の折り紙は健在で、今回折ったのは、羊。
これは話の流れ的にデッカードのことなのか、それともKのことなのか。
そして、やはり忘れてならないのは原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。
タイトルだけでなく、その中でデッカードが飼っていたのが電気仕掛けの人工羊"グルーチョ"。
もしかしたら、そんなサービスなのかもしれない。
デッカードが潜んでいたラスベガス跡地。
ホログラフショーのプレスリーやモンローは、ちょっととってつけた感じだったかな。
"Can't Help Falling In Love"をデッカードが好きだったというのも、旧作ではなかったことだし。
ただ、Kがラスベガスを事前にドローンで偵察したシーンが、個人的に一番のニヤニヤポイント。
ドローンを移動させながら、カメラの倍率やアングルを変えていく表現は、旧作でデッカードが写真を調べる際に使ったエスパー捜査器のオマージュですよね。
私はこのシーンが大好きで、日本語吹き替え版で全カットされていたときは唖然としました(w
Kの恋人であり、この作品のヒロインであるジョイ。
ウォレス社が作ったカスタム可能なパートナーAIホログラム。
さて、どのくらいのカスタマイズが可能で、他の性別や見た目年齢もあるのだろうか。
ねぇショタ型は?ショタ型。別に違法じゃないよね。AIだし。
無いなら、わかってないな~、ウォレス社(w
そして、「ブレラン」の代名詞といえるメカ、スピナー。
Kが乗っていた新型のスピナーは3輪車タイプでした。
しかも、なんとプジョー製。
この時代、どのくらいの車メーカーが残ってるのかなぁ。