ここに来て残暑が厳しい札幌から、ren.です。
ついこの間、「もう秋か」とか言ってたのにね。
まあ、そうは言っても、まだ8月ですしね。
祖母の手術は無事終了。
大たい骨を人工のものに取り替え、晴れてサイボーグに。
もしかしたら、「バイオニック・ジェミー」並みのジャンプ力を得たかもしれない(w
さて、週末はF1ベルギーGP決勝でした。
夏休み期間を終え、各チームのアップデートは……と期待されたものの、舞台はスパ・フランコルシャン。
フリープラクティスから、例年以下の低温と、例年通りのスパウェザー。
断続的な雨が続き、本戦の天気が心配されましたが、スタート時は快晴。
しかしやはり、気温は16度、路面温度は20度と、今宮さんもしきりに「寒い」とこぼすほど。
もっとも1周が長く、コース全体の高低差だけでなく、路面にバンプも多いサーキット。
タイヤの正常な作動も心配されました。
ドライ・ウェットの交換タイミングも、大きくレース結果に影響するのは間違いなし。
スタート直後、早速、雨の洗礼。
PPスタートのウェバーは上りの傾斜もあいまってスタートに失敗。
最終コーナーではすでに水溜りができており、ロズベルグとバトル状態にあったバリチェロがブレーキタイミングを誤って、アロンソに追突。
バリチェロのマシンが激しく壊れたため、早々のSC導入となりました。
その後、雨は上がりましたが、コースには水が残った状態。
コースの傾斜を水が流れ、ドライタイヤで勝負にかける車の多くが、コースオフを繰り返します。
湿度が高いためか、リアウィングからはベイパーも見られます。
16周目。
バトンを追い上げようとしていたベッテルが、最終コーナーで挙動を乱します。
まるで吸い寄せられるようにバトンのサイドポッドを突き刺す、ベッテルのマシン。
車載映像を見るに、スリップストリームで回転数が異常に上がり、後方乱流に踊らされたように見えました。
この事故でラジエターを激しく破損し、バトンはリタイヤ。
ベッテルはノーズ交換ですんだものの、危険行為としてドライブスルーペナルティを受けたり、マシン同士の接触でリアタイヤをパンクさせてしまったりと散々な始末。
ポイント圏から脱落しました。
終盤に再び雨が降り出し混乱。
特に上位がピットタイミングを逸してハラハラ。
アロンソがスピンしてコース上に横向き"駐車"状態でリタイヤしてしまい、2回目のSCが導入される混乱はありましたが、その後は順調にレース終了。
結果はドライタイヤでのウェット走行に成功したハミルトンが優勝。
スタートの遅れを挽回したウェバーが2位。
最後のピットでオーバーシュートを喫したクビサが3位。
個人的に目覚しかったのは、5位のスーティル。
直線での加速の伸びは、何度も窮地を救っていましたね。
最近、レース外では何かと騒がしいFインディアですが、本当に強くなりましたね。
そして、やはり8位入賞の可夢偉。
終始、タイヤ戦略も含めて、クレバーなレースでした。
左近も20位完走し、日本人ドライバーは2人とも波乱のスパを乗り越えました。
このレースでの結果は、値千金でしょう
我らがウィリアムズは、バリチェロが前述通り、1周目でリタイヤ。
今回は300出走回ということで、チームからもスペシャルカラーリングを贈られており、期待されたのですが。
メモリアルレースがスパというのが、運のないところだったのかもしれません。
ヒュルケンベルグは14位完走。
その他の結果は、
こちらで。
次回はあっという間のヨーロッパラウンド最終戦、モンツァ。
それにしても、韓国GPの開催はどうなるんでしょうかねぇ。