熱もすっかり下がったren.です。
起き抜けには35.0度とか、さすがに下がりすぎだろうと思いました(w
ただ、猛烈な頭痛に苛まれ、午前中は七転八倒。
昼ごろから雨が降り始めたので、気圧の所為だったのかも。
では、昨夜の2013年F1最終戦、ブラジルGPについてです。
BSでの放送は、このあと22時からですので、ネタバレに注意してください。
全FPから予選まで、雨が続いたブラジル。
決勝は今年初めてのフルウェットレースになるのではと、心配やら期待やらされましたが、多少最後に雨粒が落ちてきたものの、最後までドライレースとなりました。
このレースで最も注目を集めたのは、やはりこのレースで引退となるウェバー。
グリッド位置は4番手からも、序盤から追い上げていく展開を見せる快走。
途中、ベッテルのタイヤ交換がもたついたために、その後ろで待たされるという場面もありましたが、無事に2位フィニッシュ。
レース後のスローダウンラップでは、なんと走行中にヘルメットを脱ぎ、素顔で走る場面も。
こんなの、私も長いことF1を観てきて初めての光景でしたよ。
表彰台では、シャンパンファイトではしゃぎすぎて、すごい勢いでコケるという、台無しな一瞬も(w
でもまぁ、そんなところも含めて、かっこいいおじさんですね。
レース後、さばさばと「キャリアを終えて、ホッとしている」と話したウェバー。
今後はポルシェに移籍しル・マンなどに出場する一方、自身でもアドベンチャーレース(自然の中を走ったり、カヌーや自転車などを利用して行うレース)のイベントを主催していくそうなので、寂しさよりも楽しみのほうが勝っているのかもしれませんね。
もう一人、ブラジルという国で注目を集めるのは、地元出身であるマッサ。
今年でフェラーリを離れることで、今まで功績をたたえる動きが高まり、なんだかこちらも引退レースのような雰囲気(w
ちゃんとウィリアムズに移籍するんだよっ。
9グリッドスタートからジャンプアップを決め、ハミルトンと好レースを繰り広げるマッサでしたが、そんな彼に不運が。
最終コーナーの立ち上がりで、ゼブラゾーンをショートカットしたとして、ドライブスルーペナルティが下されます。
今まで聞いたことのない裁定だけに「信じらんないよ!?」と憤慨するマッサ。
でもまぁ、今再放送を気にしながら観ていますが、確かにあそこまで攻めて走っているドライバーはいないな。
これで大きくタイムを落としたマッサでしたが、今度はハミルトンがボッタスと接触して、タイヤを破損した上にドライブスルーペナルティが下されます。
ただ、レース中は誰も指摘しませんでしたが、実はボッタスは周回遅れ中。
もちろん、周回違いの車を追い越していけないというレギュレーションはありませんし、過去にもそうした場面はいくつもありましたが、遺恨を作りやすい場面ではありますよね。
なお、ボッタスはこの接触でリタイヤを喫しました。
ということで、マッサは再びハミルトンの前に立ったものの、順位は大きく上げられずに、フェラーリ最後のレース(まあ、将来的に復帰するかもしれないけどw)を7位フィニッシュ。
ハミルトンは9位でした。
もし何事もなく、4番手の位置につけられたならば、3番手にいたアロンソもマッサに順位を譲るつもりがあったようです。
それにしても、マッサってドーナツターン苦手だよね(w
パドックでもスタッフと笑顔で記念写真に応じていたマッサ。
7年間のフェラーリ時代、最初の頃は「無愛想な奴」といわれることもありましたが、色々なことがありましたねぇ。
特に、2009年の脱落部品直撃事故は衝撃的な出来事でした。
去年から始めたtwitterでは、彼の普段の朗らかな性格がよく見えて、私のHDDには「マッサの面白写真フォルダ」ができたほどです(w
特にこの上の写真が大好き。
ちなみに昨日は、おそらくレース前に撮ったウェバーとのツーショット写真をアップしています。
こちらも今回がウィリアムズ最後のレースとなるマルドナドは、レース終盤にベルニュと接触。
追い上げられる競り合いで、ちょっと強引にラインを閉じてしまったように見えましたね。
スピンから立ちなおせたものの、そもそも序盤からペースが足りずに16位フィニッシュ。
ウィリアムズ離脱は決まったものの、まだ移籍先の決まらないマルドナド。
ロータス入りが濃厚という向きもありますが、どうなることやら。
マルドナドのウィリアムズでの3年間、こちらも色々な事がありました。
その最たるものは、ウィリアムズに2004年以来の優勝をもたらした、2012年スペインGPですね。
ただ……それ以外は不名誉な話題ばかりが目立ったのも確かでしょうか。
そして、すでに王者を決定しているベッテルは記録への挑戦。
PPスタートから、一時的にスピードをセーブしていたものの、磐石の優勝。
1シーズン13勝&9連勝はF1での新記録です。
というわけで、ベッテルに続いて、ウェバーが花道を飾る2位、アロンソが去る2人へ餞の3位。
表彰台では、インタビューの最初をウェバーに譲る紳士ぶり。
いつの間にやら(というか日本GP以来)ブーイングも聞こえなくなり、彼もすっかり王者の風格ですね。
むしろ、インタビュー中にうろうろしているウェバーが大人気ない(w
そして、インタビュー後にとっとと立ち去ったウェバーが残したシャンパンとキャップを片付けるアロンソ。
まあ、この2人はプライベートでも仲がいいからねぇ。
他には、スタート数周でエンジンブローを喫したグロージャン。
本人は「エンジンが僕たちより先にバカンスにいっちゃった」と笑い話にしているようです。
ピットまでコース端を徒歩で走る姿は、ちょっとかっこよかった(w
マクラーレンは、今回は意外と(?)好調でしたね。
多少、タイヤストラテジーがごたついたように見えたものの、バトンが4位、ペレスが6位。
残る者の意地、去る者の意地といったようにも見て取れます。
その他の順位はこちらで。
2013年F1、ドライバーズチャンピオンシップ。
ベッテル以下は、アロンソ、ウェバー、ハミルトン、ライコネン、ロズベルグ、グロージャン、マッサ。
ポイント2桁圏にバトン、ヒュルケンベルグ、ペレス、ディ・レスタ、スーティル、リカルド、ベルニュ。
1桁圏は、グティエレス、そしてマルドナドとボッタス。
コンストラクターズチャンピオンシップ。
レッドブル以下は、メルセデスが2位を死守、フェラーリが逆転ならず3位。
そしてロータス、マクラーレン、Fインディア、ザウバー、トロロッソ、そしてウィリアムズ。
どちらでも末端ながら、何とかウィリアムズがポイント圏に入れてよかった(w
さあ、来年はマシンが大きく変わります。
今までの細かい仕様変更と違い、ターボの復活や、回生システムの拡張は、様相を大きく変えそうです。
まだストーブリーグも始まったばかりですし、冬の間もF1情報から目を離せられませんね。