希望屋 ~ren_ka ci=set~

twitterは @renka76139925 です。

今日のいろいろ雑記

2012年05月31日 20時50分57秒 | ▼雑記

そういえば「A列車で行こう3DS」ってどうなったんだろう……と、思い出したren.です。
「A・3DS」が出る頃には3DSも買わなきゃいけないかと思っていたけど、さっぱりだな。
まあ、「新パルテナの鏡」とか「スターフォックス」とか、遊びたいゲームは他にもあるけれど。

先ほど、INSIDE・Xboxを観ていたのですが、「重鉄騎」は、思った以上に面白そうですね。
LDゲームみたいになっちゃったのかと思ったら、ちゃんとロボット操縦SIMっぽい。
つか、トレイラーの製作は押井守さんなのか。
この人はポーランド好きだなぁ。
にしても……まさか、夢オチになるんじゃないだろうな(w

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今日のいろいろ雑記

2012年05月30日 20時19分03秒 | ▼雑記

器用は暑い日だった札幌から、ren.です。
窓を開けていたら、屋根が焼ける臭いがしましたよ。
夕方には雲行きが悪くなってきましたが、雨は降りそうにないかな?

天気はよかったものの、所用があったため出かけられず。
そろそろ郊外では菜の花も咲いているようなんだけど。
今年はどうしようかな。

最近、友人がはじめたというので、終盤で積んでいたPS2の「リングオブレッド」を再開しました。

▼ RING of RED op

ラスト3マップだけ残っていたのですが、やはり手ごわい。
しかも、やるたび結構、敵のCPUの動きにばらつきがあって、パターン化が難しい。
それに、1マップのプレイ時間が長くて、失敗するとへこむ(w

まあ、友人がここまで来るにはまだまだかかるだろうな。
「盛岡収容所」は、誰もが絶望を覚えるマップだし。

ちなみに、実はこのゲーム、「ブレバレ」のシステムのかなり大本となる元ネタ作品です。

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はるみねーしょん 3巻

2012年05月29日 19時27分06秒 | ▼マンガ・本

昼に食べたラーメンが胃にもたれたren.です。
胃薬を飲んでも気分が悪く、横になってました。
スープの油が悪かったか?

● 「はるみねーしょん 3巻」 大沖/きららコミックス
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/95/e795f0e6d012cf975205497601f4eab4.jpg?random=2ae2d0dd32fe2c57554199cb1b7ddaef

帯には「エジプト編」と書いていますが、続きはカバー折り返しと裏表紙のみ(w

相変わらずの"非日常系言葉遊びギャグ"。
無茶な語呂合わせも多いとはいえ、日本語って言葉合わせには最適だなぁ。
中には、普通に感心する語呂合わせもあったりして、「ヘクトパスカル=行くと助かる」や「発光ダイオード=発光大王」は、小中学生のテスト対策にもお勧め(?)。

ペットの話では、はるみが「犬も猫も好き」と言ってますが、1巻収録の話で「猫派」って言ってますよね。
あと、部屋の大掃除の話で、久しぶりにはるみの ┃┃ じゃない、普通の目を見た気がする(w
里帰りのついでに「携帯電話で地球を撮った」ということに驚かれ(呆れられ)ていますが、今はISSからtwitterで写真を公開される時代だから、そう珍しいことではない、かもしれない。

あと、カバーを剥がした表紙のアレは、裏表紙を見るまで気付きませんでした(w

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2012 F1 モナコGP

2012年05月28日 20時13分33秒 | └F1

今日は朝から頭が痛くて寝ていたren.です。
薬もなかなか効かずに困りましたが、なんとか夕方に復調。

 

さて、昨夜はモナコGPの決勝でした。
雨が降ることが予期されましたが、結局レースに影響するほどは降らず、その対応が大きくレースに影響したチームも。

まず、決勝前のP3で、ペレスと接触したマルドナドにペナルティが科せられました。
また、両者ともマシンを破損してギアボックス交換したため、それによるペナルティも。
予選ではミハエルが貫禄のトップを取ったものの、スペインGPでのペナルティがあったため後退。
決勝のグリッドは大きく変わることになりました。
最終的な決勝のグリッドはこちらで。

決勝スタートで、4番手のグロージャン出だしに失敗してスローダウン。
ミハエルと接触してマシンを横向きにしてしまいます。
コレによって混乱が起こり、特にグロージャンのマシンに当たってホップしてしまった可夢偉のマシンはサスペンションを破損し、リタイヤを余儀なくされてしまいました。
また、マルドナドもやはりこの混乱に巻き込まれ、結局はリタイヤ。
……1周目で、私の見所が2人消えてしまうという悲劇(w
他にもこの事故の影響で、デ・ラ・ロサ、ペトロフがリタイヤを喫しています。

スタート早々、コース幅の狭いモナコではありがちなハプニングでのSC導入でしたが、さすがはモナコのコースマーシャル。
事故処理の早いこと早いこと。
2周でマシンの撤去、デブリの掃除が終わり、レース再開。

その後は、トラブル車のリタイヤがあったものの、ほぼ順調にレースは続きます。
「抜けないモナコ」らしく、ピットタイミングでの順位交換ばかり。
さすがのKFRSやDRSも、ここでは威力を発揮しづらいようです。

そして終盤、ついに雨が降り出し観客がちらほらと傘を差す状態に。
まだ路面に大きな影響はありませんでしたが、ここで7位走行中だったベルニュがインターミディエイトタイヤに交換。
ラスト数周に雨が強くなれば、対応に遅れたチームを追い抜くことが出来るというギャンブルです。
……が、前述通り雨は強くならず、入賞圏内落ちの残念な結果に。

そんな中、ラスト10周ほどはウェバー、ロズベルグ、アロンソ、ベッテル、ハミルトン、マッサが数珠繋ぎでバトルを行うという、白熱した展開に。
なにせ、6台が3秒ほどの差の中にいるのですから。
しかし、やはりモナコ、「絶対に抜けない」(w

ミハエルのペナルティによってPPスタートだったウェバーが逃げ切り、優勝。
こちらも好調なレースだったロズベルグが、一歩とどかず2位。
そして、アロンソが3位で、上位3台のギャップが1秒以内という'92年に引けをとらない好勝負となりました。
なお、この結果でドライバーズポイントランキングでは、アロンソが単独トップに立ちます。

スタート直後にマルドナドを失った我らがウィリアムズは、セナが健闘。
10位に入賞を果たしました。
ファンには悪いけど、ベルニュの作戦失敗に感謝。

その他の結果はこちらで。
完走車が15台とは、久しぶりのタフなレースでした。

次回は再びヨーロッパを離れ、2週間後のカナダGP。

 

さて、今回は3位だったアロンソ。
表彰式後、チームスタッフ達との記念撮影の笑顔が印象的でした。
そんな彼に、最近ネットで話題の出来事が。

▼ F1のフェルナンド・アロンソ選手が『TOG』のアスベルフィギュアをマスコットキャラ状態にしているwww (萌えオタニュース速報)

どういう経緯かは知りませんが、バナーが作られているところ辺り、スペインじゃ有名なのかな。
スマホのカバー(かな?)まで持っているということは、本当に気に入っているようです。
それにしても、写真がうまいなぁ。
グローブやトラックと一緒に撮られている姿は、まさにF1チャンプの相棒という風格。
硬派なイメージのアロンソですが、なんだか好感度が上がります(w

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今日のいろいろ雑記

2012年05月26日 19時36分27秒 | ▼雑記

テレビをつけた途端、マルドナドがクラッシュしていてずっこけたren.です。
おいおい、予選直前でなにしてんのよ(w
というわけで、今週末はモナコGPを楽しみましょう。

先日紹介したXbox360ソフト「PREY」をクリアしました。
終盤の鬱展開に、海外ゲームの容赦なさを感じたり。
あと、最後の唐突な「つづく」で大笑いしてしまいましたわ。
結局、メーカーが解散して実現しなかったようですね。
まあまあテンポのいい、良ゲーでした。

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6周年&完結記念のネギま!絵

2012年05月25日 19時05分05秒 | └ネギま!絵

どうも、ren.です。

本日、当ブログは6周年を迎えました。
いやはや丸5年間ですか。
よく続いているもんだ(w

というわけで、記念イラスト。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a6/095ab7fa02314a2dafe60f6dcc941ef4.jpg?random=1c123781563d4f247d3403bee51774e2

▼ アメコミ風コタ 文字抜きの大きいサイズはこちらで。また、pixivには、もう少し大きなものも掲載しています。

アメリカンコミックスの表紙風にまとめてみました。
モチーフは、結局、原作では京都でしか見せなかった獣人化コタ。
色がわからないので、銀狼風に……犬だけど(w
うっかりすると、「陰陽大戦記」のコゲンタ(あれは白虎だけど)になりそう。

やはり、私にとって「ネギま!」での大きな収穫は、小太郎というキャラと出会えたこと。
元々ショタキャラ好きでしたが、彼のおかげでやんちゃショタにも趣向が傾倒(w

自他共に認める捨て駒上等ポジションでありながら、バトルマニア。
過去には人にいえないような仕事(妄想可)も多々こなしてきたという陰もありながらも、とにかく元気で感情的。
砕けては立ち上がる執念は、対象的な性格のネギにも、強さへのストイックさを影響させたのではないでしょうか。

イラストでは、凛々しいものからかわいいものまで、色々なポーズで描きやすいのがお気に入り。
だからって、女装ばかり描くなという声は無視する(w
まだまだ、今後も描き続けていきたいキャラクターです。
ただ、台詞をつけようとすると、北海道人の私には難易度が高いんだよなぁ。

 

そんなわけで、「ネギま!」という作品へのレビューは無くなりますが、6年目も小太郎ともども、当ブログをよろしく願いします。
思えば、元々「ネット界隈で最も小太郎を描いているブログ」になりたかったのが、モチベーションだったんだよなぁ(w
結局どうだったんだろうか。

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JyaJya 15巻

2012年05月24日 19時21分52秒 | ▼マンガ・本

昨夜の地震には驚いたren.です。
飾っているウルトラサイダーの缶が落ちる落ちる(w
まあ、札幌で震度3、大きいところでは震度5強があった地震でしたが、どこも特に大きな被害が起こらなかったようでひと安心。

●「JyaJya 15巻」 えのあきら/サンデーGXコミックス
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/3d/f2b03229cdab6540aa7cf9bf36217593.jpg?random=a5ac16cbfcbe63dcac716750150c4660

後半は久々のジムカーナ。
ついに参戦したヒロコが、カナコに噛み付く。
……なんで、このマンガの女性人は、みんな大人気ないんだろう(w

前半3本は1話完結のエトセトラ。
やはりこういう話が、私は好きだ。
しかし、なぜか3本共、どこかさびしげなお話ばかり。

1本目は老いによってバイクを引退仕様と考える、レナ・カナコの恩師の話。
3ナイ運動って、懐かしいなぁ。
私の時代には中学も高校も、すでに口うるさく言われなくなっていましたが、その余波なのかバイクに興味を持つ学生が減ってきていました。
勿論、学校にバイク通学してくる者などいなくて、校則の「バイク通学禁止」の項目にだけ名残がありました。
そういえば、先生でバイクに乗っていた人も、学校時代全てを振り返っても数えるほどしかいなかったなぁ。

2本目はミヤギのバイク便の先輩が引退するという話。
人のために働くということは、どういうことなのかという含蓄。
オチにはしっかり騙されました(w

3本目はゴブリンかかりつけの工場がしまってしまうという話。
また、昨今の「若者のバイク離れ」によるバイク不況についても。
去年辺りはガソリン高騰で50ccがちょっとだけ脚光を浴びましたが、すぐにハイブリッド車や軽自動車に話題はさらわれましたね。
私の実感としては、若者というより、「社会人のバイク離れ」だと思いますけどね。
あと、町中に駐輪場が無かったり、交通では邪魔にされたりと、世の中のバイクに対しての配慮が足りないのも原因かと。
便利で安全ならば、使われないわけないものね。

さて、ミヤギとレナは、すっかり「公然の恋人同士」になったようですね。
お互いも相手を恋人(みたいなもの)と認識していますし、周囲も呆れながらもお似合いと思っているようで。
そして、すっかり恋敵としてのポジションを失い、出番も減ってしまった青田(w
まあ、こちらはヒロコが似たようなポジションになりそうだけど。

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今日のいろいろ雑記

2012年05月23日 19時06分41秒 | ▼雑記

作業中につき、特に話題の無いren.です。
思わず本棚の整理をするほど忙しい(w

そういえば、そんな本棚からこんなものが出てきました。

▼ デジタル・ノベル・ゲーム わたしはダレ? 鈴木銀一郎 NECクリエイティブ(1996)
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/2b/3599fcb8ebff1d153f1aa6d40158ff90.jpg?random=c0d8b9ad745caca9570027b13756f415

みてのとおり、一世を風靡した「モンスターメーカー」のPC9801向けゲームソフト。
3.5インチフロッピーが懐かしい。

いわゆるテキストアドベンチャーで、自分が誰なのかわからない主人公の行動を選択していくと、最後に自分がMMキャラクターの誰だったのかを思い出すという、ちょっと変わったマルチエンディング形式。
確か私は初見プレイで、一番好きだったルフィーアになれたので、それ以降遊んでいないような気がする(w

ゲーム中に登場するオリジナルのタロットカードが付属。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/6c/c23ada7347bfa3c6282e22b8ad315513.jpg?random=dac0c973cac6564c0b058bc48911a32a

このように、九月姫さんのイラストで、MMキャラがステンドグラス調に描かれています。
これは左から、ディアーネ、ハーゲン、ガンダウルフですね。
そういえば、ハーゲンって結局、男性と女性のどちらを選択したんだろう。

懐かしいけど、もう今の環境では遊べないなぁ。

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PREY

2012年05月22日 19時46分05秒 | ▼ビデオゲーム

久々に読みたくなったので、古本屋で「COBRA」を買ってきたren.です。
全巻無かったので飛び飛びで買ってきたのですが、一番読みたかった「ラグボール編」が、その欠番の巻だったorz
まあ、そのうち探そう。

今日は積みゲーから紹介。

● 「PREY」 XBOX360(2006)スパイク
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/98/c28aaf34bd2111426eadfec4bf3d77af.jpg?random=45149d3dfe4c321c88be7e1709e14db6

主人公が似ているため、通称"松崎茂の奇妙な冒険"とも呼ばれるFPS。

全世界を突如、謎の宇宙船が襲い、人間を吸い込みはじめる。
ネイティブアメリカンである主人公・トミーも、恋人のジェニーと祖父のエニーシと共にさらわれることになる。
辛くも宇宙船内で脱出を果たしたトミーだが、目の前でエニーシが惨殺される。
そのエニーシの霊に導かれ、"スピリットウォーク"という幽体離脱能力を手に入れたトミーは、再びジェニーを救うため、敵の本拠地である機械惑星"スフィア"内を奔走する。

幽体離脱によって生身では行けない場所のスイッチを押したり、重力制御方向を変更するギミックを利用して、"スフィア"の中を進んでいくのですが、その効果からCG酔いするのが弱点(w
現在中盤まで進めていますが、FPSというより、先に進む道を探すアクションパズルゲームっぽいです。
一箇所、進み方がわからず攻略動画を参照した部分はありますが、難しくは無いですね。
行き先案内してくれるはずの霊鳥・タロンが、微妙に役に立たないのが困るけど(w

たとえ死んでしまっても、"デスウォーク"という死後の世界で復活手順を踏めば、すぐに復帰出来ます。
うまく復活できれば体力も霊力も満タンで再チャレンジ出来ますし、死ぬたびにチャレンジ可能。
親切設計ですけれど、ぬるいといわれるのも仕方が無いか。
前述どおり、やはり戦闘よりも謎解きがメインだから、その辺はゆるいのかもしれない。

"スフィア"内は内蔵と機械が融合したような、映画「エイリアン」的なギーガーっぽいグロさ。
それよりも、毒ウ○コを吹き出してくるトラップがあったり、凶暴な幽霊になった子供が他の子供をパイプに串刺しにしたり、嫌悪感に触るグロ表現が多いです。
まあ、大型HDテレビでも文字が潰れて読めなかったり、序盤は字幕の付いたラジオ放送が後半にはまったく字幕無しとか、微妙な不親切さの方が気に触るけど(w
謎解きに直接関わるものでは無いけれど。

それでも、全体的には遊びやすいFPSです。
むしろこれ以上に自由度が高かったりしたら、ちょっと途方にくれるかもしれない(w

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今日のいろいろ雑記

2012年05月21日 19時20分00秒 | ▼雑記

皆さん、日食は観られたでしょうか。
どうも、ren.です。
私は朝6時に起きたものの、私の部屋にはなかなか日が差さず、欠け始めは観察できず(w
悶々としましたが、何とか最大食は確認できました。

ちなみに私の観察法方はピンホール式。
厚紙に2mmほどの穴を空けて、そこをレンズにして、太陽の像を映し出すというもの。
今日は朝方、冷たい風が強く、そんな中でひとりで厚紙を支えて写真を撮るのは無理でした。

テレビでも、各地の観察会の様子が報じられていました。
そんな中、とある少年が使っていた遮光グラスが、ウルトラアイの形をしていてうらやましかった(w
アレはいいなぁ。

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魔法先生ネギま! 38巻

2012年05月19日 22時18分16秒 | └ネギま!

「F1速報」スペインGP特集号を買ってきたren.です。
開幕号以外を買うのは、いつ以来だろうか。
まあ、ウィリアムズ優勝が8年ぶりっていうんだから、多分同じくらいかもっとだと思う(w

 

さて、本題は勿論こちら。

● 「魔法先生ネギま! 38巻」 赤松 健 講談社/マガジンKC
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/08/0c33673c62e3520bc573d4abccc797da.jpg?random=6d11b56333fe69a3f1f16268676ef713

細かいよ!!(w
これ、ピンナップか何かにした方がいいんじゃないかしら。

さてさて、何はともあれ最終巻。
事前に色々な方面からネガティブな情報もあったので、覚悟完了して読みましたが……。
なんだよ!ちゃんと面白いじゃないか!(w

しかも、かなりのハードSFですね。
まさにクラークの「高度に発展した科学は魔法との区別が困難である」。

 

以前、私は……18巻の時か、超という存在について、「時間の遡及性」という言葉を使って考察(というか妄言)を行いました。
この時は、「時間の遡及性」込みで、時間軸は1直線であることを予想していました。
最終巻の途中で、未来の消えた家系図が出たときは「ビンゴか!?」と思いましたが、捏造と発覚してプシュー(w
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の写真のような演出かと思ったよ。

というわけで、予想ははずれて「平行世界観」が背景だったようですね。
超も簡単に説明していますが、つまり、ハッピーエンドな現実も、よりユートピアも、よりディストピアも、全て存在し続けるというのが結論です。
そういう意味では、語られないどこかの世界では、その後も地獄のような展開が続いているということ。

ちなみに、タイムパラドックスは起きないので、二人のエヴァが顔を合わせても大丈夫、かな?
別のパラドックスが起こる場合もあるんだけれど。

「平行世界」もSFでは使い古されてきた世界観です。
一口に「パラレルワールド」とは、よく聞きますが、真っ向からそれを描いた漫画はあまりないのが現実。
まあ、私は竹本ファンなので、「さよりなパラレル」を本格的な平行世界SFとして推しますが(w
ともかく、この言葉が使われる一般作品は結局、「都合のよい世界」しか描かれないというのが現実です。
「ネギま!」は、まさに、そういう終わり方だと言えます。

とはいえ、それは悪いことではなく、それが「平行世界モノの文法」とも言えます。
それぞれの世界はただ不幸なだけでも、ただ幸福なわけでもない。
そこでがむしゃらに運命に抗い、笑顔を掴む者がいる。
そのひとつの形が、作者によって提示されたというだけなのですから。
作品上で描かれなかった世界に思いをはせるのも、また、読者の特権です。

つか、平行世界モノのなんでもありさ加減を踏まえると、もしかしたら「明日菜が目覚めた130年後」が、「明日菜が消えた130年前=現代」と繋がる世界とも限らないんだよね。
何せ、火星独立戦争が発生して、予定より30年も目覚めがずれたというのも、パラレルワールドにおけるイレギュラー発生と考えれば、そこから世界は分岐し始めるわけだし。
パラレルエヴァも「あっちのアイツ」って言ってるし、怪物化したネギが死を迎えたというのも、平行世界観の解釈的には怪しいですよね。
どちらにしろ、それが明かされた段階で分岐が始まったようなので、現代のネギは多分もう、そのネギにはなれないと思うけど。

 

38巻分、355話、連載期間9年という長丁場だった「ネギま!」。
さすがにこれだけ長いと絵だけでなく、序盤の設定や伏線の意味が変わってしまうこともあります。
カバー下の、ネギの誕生日についてなんかは最たるものですな。

確かに、魔法世界編のエピソードには、「コレを長々とやるなら、アレを描いておいて欲しい」という部分が多々ありました。
長すぎたもんねぇ(w

その所為で出番が少なくなってしまったキャラのファンの心中や如何にですが、何しろキャラクターが多すぎた。
全てのキャラクターの見せ場を描いていたら、それこそライフワーク化してしまうでしょう(それはそれで?w)
その取捨選択のための人気投票だったのかもしれません……が、あまり関係はなかったような。

完全にはしょられた「ナギ対決・救出編」を代表として、描かれなかったことを残念に思う部分は多いですが、そこもまた想像できる読者の特権かなぁ、と私は思ったりするんです。
多分、私がアメコミが好きだという部分が、その辺の割り切りに通じるのかなと自己分析してみたり。
アメコミって、「それは今、ここで語る物語ではない」で済まされる展開が多いんですよね。
後々、その辺を補完するシリーズが始まったりしますが、それはそれで「読者の予想の答えあわせ」。
贔屓目で見すぎなのかしら?

でも、そういうことなら、「タイムトリッパーさよちゃん」や、「火星のキャプテン(龍宮)」とかを、みんな自由に夢見てもいいじゃない。
勿論、私は「こたなつ道中記」を妄想させていただく(w

 

まあ、総じて、「うまくまとめた」ととるか、「伏線投げっぱなし」ととるかは、人それぞれかと。
私は前者ですが、後者の意見の方が、やはり声高なのかな。
いや、もちろん私も不満がまったくないわけじゃないよ?
でも知りたかった大半は人物や世界の解説や設定なので、巻末解説は続けて欲しかったなぁ、という感じ。

 

さて、なんだか話が初手から脱線した(w
改めて最終巻の雑感を、だらだらと書き並べてみましょう。

なにはなくとも、小太郎のゴールイン。
……実は単行本発売前にうっかりネタバレで知ってしまい、臍を噛みました。
まあ、あちこちでフラグを立てまくったコタですが、夏見が一番のお似合いでしたわな。
そこ→、つり橋効果とかいわない(→私

ところで冒頭、オスプレイやハインドを、そんな風に投げたら大変なことになると思うぞ。
また「ウィドウメイカー」って呼ばれちゃうじゃないか。

ついに発動した千鶴のアーティファクトで、ネギのアナル完全開発。
いろいろな意味で深すぎだろ(w
この騒動で判明したネギの想い人ですが、唯一言葉としてはっきりしているの「イ」。
よし、「犬上小太郎」ですね、オッケー、略奪愛!
明日菜の「一周回って」「実際つきあうとどうか」「ある意味似た者同士」という台詞も裏づけになるしっ!!
……え?小文字の「ィ」じゃないかって?
いや、そんなの知らん。

久々の五月のカリスマ。
いやぁ、やっぱりムチましかっこいいわぁ。
後日談の姿も別嬪さんですね。

で、その五月に指摘されたエヴァの、恋愛オンチっぷりがめんこい。
長いこと一人を想い過ぎて、自分の状況が見えなくなっているんだね。
まあ、その割にラストシーンでは、ナギの隣には座れなかったようですが。
なんだ、アリカに譲って、ラカンに鞍替えか?(w

明日菜と委員長のあれこれは、掛け値無しに泣けますね。
ここはコールドスリープSFなモチーフですよねぇ。
あと、東方project二次創作で使われる、妖怪と人間の寿命ネタとかも思い起こされます。
まあ、ネギのふくらはぎペロペロで、感動も台無しですが(w

ここでうまく演出に使われているのがタイムカプセル。
ちょっと現代での登場が唐突過ぎましたが、綺麗なつなぎ方でうならせていただきました。
樹がちゃんと成長して、葉が茂っているところも、実は明るい先の展開への暗示なのかな。

にしても、いくら予定と違ったとはいえ、誰も出迎えがいないというのはひどいよなぁ。
考えてみりゃ、タイムカプセルよりも、そっちの心遣いが欲しいよなぁ(w
街を彷徨う明日菜に降りつける雨。
やはり未来都市といえば雨だよな!!(←ブレードランナーファン
酸性雨じゃなくてよかったね。

街行く人が傘をさしているところに注目。
さすが人類史上最も完成された二大発明品のひとつ!
130年後、しかも魔法技術が流入しても、まったく形が変わらなかったか。
ちなみにもうひとつの発明品は自転車ね。

明日菜が委員長の子孫によって連れて行かれた墓地。
あやかの墓石……その後ろのは……「マイケル・ジャクソン3世」!? いるんだ!?(w
あと、「スティーブ・ワークス」はジョブス(英語の"仕事"つながり)ですね。
アップルへの賛辞は、マックを作画に取り入れている赤松さん自身の感謝ですかね。
真ん中の墓石は、印刷の都合か擦れて読めないんで、誰か教えてください。

少し話を戻して、現代でのネギとの対話。
まずは、もはや絵の違いもノスタルジーのひとつとなった名簿から。
五月のフランス留学などの書き込みから、この段階で将来の道筋がかなりわかっていたことがわかりますね。
また、千雨のISSDA顧問入りとか、葉加瀬の技術提供とかは後日談でわかりますが、隊長に"ボディガード依頼"って誰のだろう。

川辺でのワンカメ撮影のような会話シーンもいいですね。
こういう構成って、失敗するとただの単調なものになっちゃうんだけど、まるで映画のように時間の流れを感じさせる名シーンです。
こういうのはぜひ、映像でも観てみたいと思う。

7年後の後日談。
まさか、夕映がハードボイルド探偵になっているとは。
「真帆良にはいい風が吹くなぁ」(小太郎がうらやましそうにみている
つか、普通にかっこいいと思った矢先に、普通にエロかった(w

その後のクラスメイトについていくつか。

朝倉、まるでカイ・シデン。
のどゆえ、無重量が人体に与える影響のモルモット。あと、ぴっちりスーツごちそうさま。
このせつ、結婚年が同じだが、異文化交流した世界なら同性婚もあり得る?
楓、人間やめたな……と思ったが、考えてみりゃ皆そんなのばかりだった(w
アキラ、あるんだ、軌道エレベーターにもエレガって。
鳴滝姉妹、異種族間結婚でも子供は生まれるのか。コタ夏も安心だ。
千雨、すっかりズボラに見えるが、ネットアイドルは続けているのかしら。
ザジ、やっぱり監視者だったか!! 世界の観察者もSFではお約束。
桜子、姿が見えないと思ったら、フェイトはここにいたのか(w
超、「自身の世界」とは元々の世界のことなのか、それともパーソナルワールド所持者になったのか。

 

というわけで、完結した「魔法先生 ネギま!」。
赤松さんはじめ製作スタッフの方、お疲れ様でした。
新たな「オフィシャルのネギま!」を再び読める日を、心待ちにしております。

また、私もこの作品を通じて、お知り合いになった方、お世話になった方も多くいます。
作品は終わっても、そのご縁が終わるわけではありません。
「ネギま!」によって始まったこのブログですが、まだ続けますので今後もよろしくお願いいたします。
まだまだ小太郎は描くぞ(w

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今日のいろいろ雑記

2012年05月18日 19時18分15秒 | ▼雑記

快晴の中、風邪で寝ていたren.です。
どうも、鼻水が止まらなくて、ねぇ。
他にもなんだか、気分的に落ちる物があって、出かける気力もなく……。

まあ、そういう日もあるさ。

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てきぱき ツーリング・ラブ 百合が原公園

2012年05月17日 19時19分15秒 | └過去ツーリング

XBLAで「TRIALS HD」を、ようやくダウンロード購入したren.です。
セールで半額だったので。

▼ Trials HD - 360 Debut Gameplay Trailer [ HD ] XBLA

ちょこっとだけ遊びましたが、やっぱり馬鹿馬鹿しくて面白いわ。
まあ、今は他にやるゲームがあるので、そのうちやりこみましょう。

 

さて、今日はとてもよく晴れたので、祖母のお見舞いがてら札幌市北区の百合が原公園に寄ってきました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/23/cb052973b7f3d9781d9bb2925c541484.jpg?random=3ab3a7a7dde7441c711fc1c1114b1cd7

さっそくダンボーも連れて行きましたよ。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/eb/98952735eca92bb4e8f8b0b7819a4fe8.jpg?random=e1ff2e03dc86ccea0c7df0bc312d9bb1

でも、観光客が多かったので、あまり出してあげられなかった。
やはり、人の目が気になるので(w

世界各国のユリの花が見所の公園ですが、今はチューリップ類とムスカリが見ごろ。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/48/83bc477d77d8a5e5ddbec09dd3420723.jpg?random=2479a5308a6f40eef500fd0e6d69d179

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/da/1dc5518a3c4a96abcbe0d9b3afc7ebe1.jpg?random=6aa05b9305104126de3778bd7c333b69

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1f/07c099b25c1856de0fa03d332aadf5f0.jpg?random=7ea45a5f4b3a617f7add8b3016570caf

花畑はいい香りでした。
どの花も虫の寄らない花なので、アブハチやチョウの写真は撮れませんでした。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ea/0aa7dc864ea17fc18c80c3c55c30587b.jpg?random=9fc460f24cbbab36ba98c84dd85b1828

展望台のサイロ。
人が多かったので、上りませんでしたが。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/70/f85fa8229a5e76c4043366ec42577ca4.jpg?random=a167dcc0044be4275962229ed2098868

公園を周回するディーゼル観光列車リリートレイン。
昭和61年にここで行われた「さっぽろ花と緑の博覧会」時に開通しました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/42/fdabc68e5a674594475c1de53747227a.jpg?random=c3b73621d09454bc679f9df0c135b9be

公園では今、アオジが盛んにさえずっていました。
なかなかいい歌声なんですよ。
他にもシジュウカラやカワラヒワ、コムクドリの声や姿が確認できましたが、そろそろ樹の葉も茂ってきているので、鳥を探すのは大変になってきました。
まあ、その辺は慣れですけど。

今回の写真は全て、Optio RZ18のプログラム撮影モードに任せましたが、やはり場面によってはその場で設定を直さないと、フォーカスが合わなかったり、被写界深度が浅くなったり、思ったような写真にならない場合もありますね。
特にこうして木の枝の奥にいる鳥を撮る時なんかは、フォーカスをスポット焦点にしないと、なかなかピントが合いません。
花の写真も、被写界深度が浅いモードだと、狙っていなくても無駄にビンボケ効果になってしまう。
この辺は使い慣れしないといけませんね。

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ミニダンボー Amazon Ver.

2012年05月16日 19時20分50秒 | ▼玩具

昨夜はフジテレビCSで「ツインピークス」を観ていたren.です。
懐かしいなぁ。
おそらく、海外ドラマのビデオ・DVDセットが売れ出した元祖ですよね。

当時はTV放送をつまみつまみくらいでしか見ていなかったので、あまり覚えていないのですが、強烈に覚えているのはこのCM。

▼ Twin Peaks X Georgia コラボCM

改めて観ても意味わからんなぁ(w
丸太おばさんは、ドラマの2話から出ていたんだね。
つか、今観て気付いたけど、この健って、リングレフェリーのジョー樋口さんの息子で、「仮面ライダーアギト」でアナザーアギト・木野薫を演じた菊地隆則さんですね。

いい機会なので、全話観てみようと思います。

 

さて、先日こちらが届きました。

▼ リボルテック ミニダンボー Amazon Ver. (海洋堂/グッドスマイルカンパニー)
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/83/47ece055e0aef7b606744d2267913f0c.jpg?random=ae9e3d717da574fd7c5607deb9dc0f8e

お馴染み、「よつばと!」に登場するダンボーのAmazon箱版、その小型化フィギュア。
何度目かの再販ですね。

ごらんのように、パッケージもAmazonの配送用箱仕様。
配送で届いたAmazon箱の中に、またAmazon箱が入っていて、ダンボー自体もAmazon箱という、入れ子形式(w

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8b/65038fbe6aac04c5655998658e2c6ed4.jpg?random=01e45c49055a923cdc52ac8b2933e457

パッケージも細かなところも、よく再現されています。
配送シールで始めて、"ダンボー"が英語では"DANBORD"だと知った。
アメリカ人写真家のアリエル・ナデルさんによる写真集も、この名前で出版されているようですね。
あれ、買おうかどうか迷ったんだよなぁ。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e9/fba9fbe4c98d271eb7cf29a231890a8a.jpg?random=490569d98c698050f1a9d2d166af61cd

送り状が、商品表示になっています。
発送日の2009年3月1日は、初代出荷分の発売日のようですね。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ef/efa5d67d90938a3291588d7f721298e4.jpg?random=eac14b6f09b1924ff77f9ea80b1f6371

大きさはこんな感じ。
ストロボを焚いたらわかりづらくなったのですが、ちゃんと目も光りますよ。
可動部分はもちろんリボルテックジョイントてすが、形状的に可動域は小さい。
まあ、"本物"のダンボーもそんなもんだろうけど。
みうらはよく階段を下りれたものだと思う(w
製品のプレなのか、ちょっと内股気味なのが気になる。

前述の写真集に倣ったのか、よく、旅先に持って行って写真の被写体にしている人も多い、このダンボー。
せっかくなので私も色々撮ってみようと思ったのですが、あいにくの雨なので室内で。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/8e/7fa73cc632abb7fd889497aa617537fd.jpg?random=7d4b999b9b5b562758382a233b816f60

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/fc/d5717293a4d5a8029770d799012d54df.jpg?random=25d972f8de8fa80c7f876c7f3b19e010

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/24/7ba1680678b459973ece5856467c7a2e.jpg?random=ae7fc2e9d684ad9417d56d6db9711c8f

私も今年はツーリング先に持って行って、色々撮ってみようかな。
そういう点では、小さくて邪魔にならないし、細かい部品がないのでうっかり脱落する心配がないのがいいですね。

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アオイホノオ 8巻

2012年05月15日 20時19分56秒 | ▼マンガ・本

雨の所為か、頭痛がひどいren.です。
写真を撮りたかったのですが、明日以降に延期。

●「アオイホノオ 8巻」島本和彦/サンデーコミックスSP
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/59/5c5110d927b4f82934b44f3818e2275f.jpg?random=94d38f179b674abeb63db43de4efda09

帯は、独自のマンガ(に限らないか)を目指すと、誰もが必ず一度は考える言葉。
しかし、それは逃げではなく、自分の進む道標を見つけた希望、だと思う(w

SA社へ送る作品を描くにあたり、様々な壁にぶち当たる焔。
それを乗り越える姿は、手段は別として、勇気付けられます。

まず、学校という舞台を描く難しさ。
確かに、背景の中でも学校や教室って難関なんですよね。
机や窓を並ばせるのも面倒ですし、さらにそこにモブの生徒を描こうとすれば地獄。、
今でこそ赤松さんのようにCADデータで背景を作ることも出来ますが、私も含めてそんな技術も設備もない者にとって、パースをとらなきゃいけない背景は重荷です。
私は美術系専門学校で建築パースを勉強しましたが、当時からわけがわかんなかった(w
学校の形も、今でもマンガやアニメでは現実に則した学校のデザインの作品が少ないのが、その悩みに尽きないことを物語っているような気がします。

焔は原秀則さんの作品から、「ごまかして描く」ことを学び、車田正美さんから「描かなくて済ませる」ことを学びます。
暴力的かもしれませんが、実はこれってマンガにおいては誰もがやっていることですよね。
あまり極端になると、炎も陥っていますが、全てのコマにバストアップのキャラしか並ばない、たがみよしひささんの「なあばすぶれいくだうん」のようになりかねませんが(それもまた、ひとつの作家性w)、マンガは読者の想像力を借りる作品だということを踏まえれば、間違っていないと思います。

そしてストーリー面では、"意外性"を盾に知識のなさをごまかします。
ジョオのいう「ちゃんと知っていてウソを描くのと、知らないでウソを描くのは違う」は、マンガの入門書ではよくいわれる言葉です。
焔はそれを否定していますが、それはSFモノとしては失格だな(w
「SFは子供だまし」と馬鹿にされるが、一体どれだけのSF作家が博士号や教授といった裏づけを持っていることか。
それに、自分が詳しく知っているジャンルで適当なことを描かれると、「ああ、この作家は何も知らないな」と、やっぱり思っちゃいますよね。
実際、近年のマンガやラノベを見ていて、そう思うこともちらほら。

まあ、知らない人を想像で描くことによる斬新さと言うのも、あながちないわけではないですけど。
それが出来るのも、詳しくは知らなくても色々な作品に目を通している証拠。
焔は「パクリより汚い」と言われ否定していますが、まあ、それについてはもっともです。
ただ、これも描き方を間違うと、ただのパロディにしかならないので、その分野が成熟した今は使いづらいですよね。

そんなわけで、ついに描きあがった焔の作品。
おそらく「燃えよペン」で触れられている「嵐の転校生」、つまり島本さんのデビュー作「必殺の転校生」、後の「炎の転校生」ですね。
キャラクターのデザインは違えども、ストーリーとキャラ名は「ほのてん」のままです。
この原稿は、当時の島本さんのペンタッチを再現していますが、島本さん本人が描いたのかしら。
うわぁ、苦行だっただろうなぁ(w
どんな漫画家でも、描き続ければ絵は変わっていくものですからねぇ。

ともかく、SA社に送られたこのアオイ作品が、どう評価されるのか、今後が楽しみです。

さて、もう一方の主人公達ですが、山賀さんと岡田さんの密談だけで、庵野さんたち現場組は出番無し。
思えば「炎の転校生」はその後、ガイナックスがアニメ化(岡田さんが脚本担当)するんですから、数奇な運命ですね。
アニメ化については「燃えよペン」に詳しいですが。

▼ OVA 炎の転校生 OP (島本和彦&日高のり子 フルバージョン)

あえて、島本Ver.を(w

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