TVをつけると、最近必ず登場してるのが、この方、戦場カメラマンの渡部陽一さんだ。戦場カメラマンと言ったら、ロバート・キャパとか沢田教一さんとかが思い浮かぶ。命がけで戦地に乗り込み、若くして銃弾に倒れた壮絶な生き様…。加えて、イケメン。
渡部さんも命をかけて戦地に赴いているには違いないが、ゆっくりした話し方とか風体が、どうもその厳しい仕事内容と結びつかない。最も平和ボケしたようなキャラが実は最も死と隣り合わせのところにいるというギャップに興味が湧く。どういう生き方をしてきたのだろう?どういう考えを持っているのだろう?そうしたら、金スマで早速やっていたね。初めての海外旅行がアフリカで、ルワンダ内戦地に入り込み、命の危機を経験する。恐い思いをしたら二度と行きたくなくなるのが普通だが、渡辺さんはここから戦場カメラマンへの道を歩み始めるのだ。どの戦場でも犠牲になるのは子どもたちだと。そんな現状を撮って世界に伝えたい。国境がなくなるくらい世界を知ってもらいたい。渡辺さんの志は高い。ブログには数々の取材が綴られている。
もうひとつ、渡辺さんには、守るべき家族がいるということも大きい。家族のために、そう簡単に死ぬわけにはいかない。取材に出かける時は毎回、遺言を書く。「気をつけて行ってきてね」と送り出す奥様も偉い。家族の愛が大きな力になっているみたいだ。
平成の世に、彗星のごとく現れた中年ヒーローは、強烈な不思議ちゃんだ。
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