くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

討論番組

2007年06月24日 | 日常あれこれ
昨日、某国営放送でやっていた、討論番組をビール片手にぼけ~っと観ていた。

終身雇用制度が崩壊、非正規社員の増加、能力給、格差社会など、働くものを取り巻く様々な問題を、これまたいろいろな立場の人が参加して討論し合う。う~ん、どっちの言い分も一理あるんだよね。年功序列、終身雇用制度の中で培われてきたものもあるし、逆に競争することで新たなことも生まれる。

香山リカさんが、若者に「自分が輝ける仕事を見つけなさい」なんて言う、就職ガイダンスが悪い。なまじ、夢なんか見せるなみたいなことを言っていた。そうそう、働くことは奇麗事だけじゃ通らない。輝くどころかどんどんボロボロになることだってある。生きるために働く。生きることは戦いだ!過激だけど、全くその通りよね

福祉職希望という地方住在の女の子がガンガン発言してた。ちょいと、お嬢さん、しゃべり過ぎよって思ったけど、福祉現場は実際厳しいのよね。保育現場もだけど、老人福祉現場はことさらに。もともと報酬を期待する職種ではない。だけど、福祉だからって、許されていいものなのか。人を支えながら、支える人が倒れてしまったら福祉は福祉じゃなくなる。『福祉』という神々しい言葉の裏に隠されている現実を、もっとクローズアップして欲しいことは確かだ。

それとは対照的にIT企業社長の態度が全く気になった。「俺こそ、勝ち組!」というのが見え見えで横柄だなあと。「だったら、どうしてやらない。能力がないからできないんだろう。勝利は自分で掴みとるものだ」って感じ。でもさ、やりたくても出来ないこと、どうにもならないことだってあるんだよね。

今月の給料から所得税がどばっと引かれるんだよなあ。もろ、私たちはあおりを受ける中級下流層なんだよなあ。景気は上向いているそうだけど、生活は豊かになってないっ!現に、給料だって下がったもんっ!

私は今の状態を楽観視できないな…。



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