日本バージョンを見に行ったとき、終演後、野田さんから直接宣伝がああった。英国バージョンはまた全く違うものになるのでチケットを買ってくれって。そのお言葉通り、全く違っていた。
まず、会場に流れる音楽が、「Alone again」「Hotel calfornia」などの日本語コピー版。いずれも懐かしい曲だけど、日本語バージョンの浅丘めぐみとかに比べたら新しい懐かしさだった。
セットも違う。蜷川チックな鏡ばり~。色彩は赤。なんか、過激でインパクトがある。鏡の奥にぼんやり自分が映っているのを発見してどっきりした。戯曲は同じなのに、キャストが外人で言葉が英語だと、またまた新鮮!字幕が読めた分、台詞がよくわかった。野田さんって、すごく考えて言葉を選んで使う人だもんね。
イギリスの俳優さんは、パントマイム的なパフォーマンスが上手。きっと、舞踊的な基礎があるからなんだろうな。動きにメリハリがあるなって思った。主演のサラリーマンはキャサリン・ハンターという女優さん。野田さんは犯人の妻役になってた。最初、女性だってわからないくらい、リアルに日本のサラリーマンになりきってるキャサリンさん。なんか、白石加代子さんに通じる怪演ぶりだ。理由のない暴力で壊れていく様子が凄かった。最後、子供の指を折るところなんか、とまらない狂気に対する怒りと悲しさに溢れてた。
英語を喋る野田さんにも興味津々。この人は本当に頭がいいんだなって当たり前のことを漠然と思った。
私はどちらかといえば、日本バージョンの方が好きだなあ。演劇って、その国、その国で培ってきた土壌が違う気がする。なんか、無機質な紙がビリビリやぶられたり丸められたりしていく方が、この芝居のテーマに合っているように感じた。
それにしても日本とイギリスで、同じ芝居が違う演出で上演されるなんてすごいことだよなあ。こういう企画、これからも是非、観てみたい。
まず、会場に流れる音楽が、「Alone again」「Hotel calfornia」などの日本語コピー版。いずれも懐かしい曲だけど、日本語バージョンの浅丘めぐみとかに比べたら新しい懐かしさだった。
セットも違う。蜷川チックな鏡ばり~。色彩は赤。なんか、過激でインパクトがある。鏡の奥にぼんやり自分が映っているのを発見してどっきりした。戯曲は同じなのに、キャストが外人で言葉が英語だと、またまた新鮮!字幕が読めた分、台詞がよくわかった。野田さんって、すごく考えて言葉を選んで使う人だもんね。
イギリスの俳優さんは、パントマイム的なパフォーマンスが上手。きっと、舞踊的な基礎があるからなんだろうな。動きにメリハリがあるなって思った。主演のサラリーマンはキャサリン・ハンターという女優さん。野田さんは犯人の妻役になってた。最初、女性だってわからないくらい、リアルに日本のサラリーマンになりきってるキャサリンさん。なんか、白石加代子さんに通じる怪演ぶりだ。理由のない暴力で壊れていく様子が凄かった。最後、子供の指を折るところなんか、とまらない狂気に対する怒りと悲しさに溢れてた。
英語を喋る野田さんにも興味津々。この人は本当に頭がいいんだなって当たり前のことを漠然と思った。
私はどちらかといえば、日本バージョンの方が好きだなあ。演劇って、その国、その国で培ってきた土壌が違う気がする。なんか、無機質な紙がビリビリやぶられたり丸められたりしていく方が、この芝居のテーマに合っているように感じた。
それにしても日本とイギリスで、同じ芝居が違う演出で上演されるなんてすごいことだよなあ。こういう企画、これからも是非、観てみたい。
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