くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

デスノート後編

2006年11月05日 | 藤原竜也
おばさんは落ち着いてから観にこうなんて思っていたけど、各所からの評判を聞くにつれ、いてもたってもいられなくなった。

本日、同僚を無理やり誘って、レイトショー行ってきちゃいました単刀直入に、見応えあった前編より断然良かった
前編だってそれなりに面白かったけど、後編を観ちゃうと印象が薄くなってしまう。それほど、白熱してたし、舞台を観ている時と同じような緊迫感があった。

脚本がよく練られていていい。原作よりまとまっていてわかりやすい。加えて、出演陣の熱さが伝わってくる。みんなでこの作品を良いものにしていこうっていうような気概を感じたよ。

竜也くんはもちろん、L役の松山くんも魅せてくれた。二人の演技のバランスがとっても良い。これは監督さんの手腕なんだろうか。そしてラストは“藤原竜也”の独壇場。近代能楽集の俊徳を彷彿させる迫真の演技で月のぶざまな死に様を見せてくれた。悪いことをした人間は滅びていくのね。でも、月なりの正義や大義名分はあったのよね。混沌としている今の世の中、一番大切なものを見失っていくことの恐さを考えさせられた。

今回、私が一番印象に残ったのは鹿賀さん演じる夜神総一郎だ。親の愛って無償なんだよね。たとえ、子どもから殺意を持たれたとしても、親は子どもを憎めない。子どもが想う以上に親って子どもを想っているのよね。そういう深さを鹿賀さんは若手をがっちりと支える重厚な演技でしっかり伝えてくれた。親殺し、子殺しの事件が後を絶たない今の世の中だけど、本当はこうなんだよって。

後編がこんなに感動作になっていようとは。デスノート現象、さらにヒートアップしていきそう。また、観にいかなくっちゃ。

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