くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

今度は小学校

2012年02月05日 | 日常あれこれ

夜、突然自宅の電話がなった。最近は、ほとんど携帯で用をすませているから、自宅には、セールスとか配達のお知らせぐらいしか電話はかかってこない。「あら、また何かのセールス?介護?墓?保険?」なんて思いながら出たら高校の時の友達だった。彼女は昨年の同窓会に来れなかったから、「あら~、久しぶり、元気~?」なんて話を聞いてみると、彼女の仲良しの友達の友達が、私の小学校の同級生で、なんと、今度その小学校の同窓会があるらしく、途中で引っ越した私に連絡を取りたいということだった。旧知の友はさらに旧知の友へと繋がっていた。そんなめぐりあわせにびっくりだった。

早速、ドキドキしながらも、教えてもらった小学校の友達へ電話をしてみたら、すぐにわかってくれた。6年生の時の同窓会で、3組がやったから1組もやろうということになったそうだ。30年ぶりの高校同窓会よりも、さらに遡って、36年ぶりの小学校…、なんかこっちの方がより恐さもある。みんなどうなっているんだろう。

それにしても、こう同窓会が続くのはやっぱり震災の影響があるんだろうね。ちょうど子育てもひと段落する頃だけど仕事の方はまだもうひと頑張り残っている世代、老親の介護や自分の老後の問題もある。震災はそんな個人の問題などお構いなしに非情にも全てを飲み尽くしてしまった。今まで必死に生きて、築いたものが無になった。そんな時、人と人はより一層つながりを求める。一人では崩れてしまうから、せめてみんなで手を繋ごう。絆について気付かせてくれたのも震災だった。

放課後の体育倉庫でキャンディーズを歌い、広場へ通って、“基地”を作ったあの時代。淡い初恋の想い出、吊スカートをはいてぐるぐる回ってばたんと倒れたら天井がゆっくり回っていたっけ。「下谷万年町物語」の文ちゃんではないけれど…、あの頃の私に会いにいってみよう。