くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

プリンスロード

2011年08月21日 | 観劇

ささやかな“My夏休み”のお楽しみ第2弾は、帝劇100周年記念公演ミュージカル「三銃士」だよ~。主演はもちろん次代のミュージカル界を背負うプリンス井上芳雄くん。芳雄ファンのお友達と観に行った。



開演前にランチをしようと早めに帝劇前で待ち合わせをした。雨が降っていて肌寒いから地下に潜り込むと、楽屋前にたくさん人が行列している。もしや、これが入り待ちというものなのか?前を通る人に握手を求めたり、何かを渡したりしている人がいる~。今の人も出演者?関係者?としばらく興味津々で眺めていたら、芳雄ファンの友達が来た。「ほら、みんな誰か待っているよ、もしかして、芳雄ちゃんかもよ~」なんて話していたら、俄かに前方がざわつく。彼方から、チェックのシャツにリュックを背負った細身のお兄さんが、丁寧におじぎをしながらやってくる~。あまりにも普通のお兄さんで一瞬、誰?と思ってしまったけど友達は「芳雄ちゃんだよ~」とすぐわかったみたい。思わず、列後方に並んで、握手をしてもらっちゃった~。はあ、ほんとに好青年だわ~。とても腰が低くて、しっかり目をみて握手してくれた。もう育ちの良さがにじみ出ていたわ~。この行列こそ噂のプリンスロードだったのね。参加できてラッキーだった

そんなこんなで浮足だちながらランチをして再び帝劇へ向かう。会場が暗転し壮大なオーケストラに乗っていよいよ開演だ。アレクサンドル・デュマの名作「三銃士」は愛と勇気の冒険物語。途中、浮かばれない女性たちが悲しかったけど、最後は正義が勝って、主人公が立派な銃士に成長してめでたしめでたし~ お話が単純明快で、楽しめるのもミュージカルのだいご味よね。

帝劇の舞台にあらわれた芳雄くんはまるでさっきとは別人で、所せましと動き回り、数々のナンバーを歌いあげる。動きもきれがあってかっこいいし立ち姿もきれいだった。こういうやんちゃな役もいいけど、彼はやっぱり王子様役の方が好きだな。次回は、栗山さん演出でミュージカル仕立ての「ハムレット」をやるみたいだ。蜷川演出のハムレットから8年くらいたつのかな?レアティーズからハムレットへ進化する芳雄くんを観てみたいもんだ~。

芳雄くんが次代を担う若手なら、山口祐一郎さんはもう大御所だね。彼の場面は空気がというか演出まで違う気がした。ひたすら濃い。すごい存在感。悪役を楽しんでいる余裕さえ感じたよ。

カテコも盛大、芳雄くんまた丁寧にご挨拶してくれた。この辺、竜也くんも見習ってほしいわ。最後は義援金募金で、瀬奈じゅんさん、今拓哉さんがキンキンキラキラ~のお衣装のまま募金箱を持ってロビーにご登場。はい、しっかり募金させていただきました~。

ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!

がんばろう、日本!