長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

総選挙……あったんだって? 2013

2013年06月08日 23時34分07秒 | すきなひとたち
 ハイハイど~も~こんばんは! みなさま、今日はどんな日曜日になりましたか? そうだいでございます~。
 今日は前回にもふれましたが、東京で親戚の結婚式がありまして……非常に良いお式になって、無事に終了いたしました。本当に幸せそうだったし、これからも幸せの多い素敵な家庭を築き上げていっていただきたいですねぇ。よかったよかった。

 さて……と。今回はもう、なにはなくともこの話題ですな。
 とはいえ……結果についてはなんともかんとも。


『AKB48選抜総選挙』HKT48指原莉乃がまさかの1位、15万票獲得に「私は孤独じゃない」
  (ハリウッドチャンネル 2013年6月8日付け記事などより)

 人気アイドルグループ・AKB48の32枚目となるシングル(8月発売予定)の歌唱選抜メンバーを決める「第5回選抜総選挙」の開票イベントが8日、横浜・日産スタジアムで開催され、1~64位までの順位が発表された。
 先月5月22日の開票速報で1位だった指原莉乃(20歳)が、15万0570票を獲得しまさかのそのまま第1位となった。バラエティ担当の指原が、国民的アイドルグループの頂点に立った。昨年の覇者・大島優子(24歳)は2位となった。

 2位で大島優子の名前が呼ばれ自動的に1位が確定すると、指原本人はまさかの表情を浮かべて左手で口もとを覆った。
 ステージセンターに立ってスピーチする指原は、信じられない様子の表情で「すごくビックリしていて、涙も出てこないし、口の中もパサパサなんですけど……」とつぶやく。
 指原は2012年6月、週刊誌に過去の交際が報じられ、HKT48に移籍した。
 「気がつけばHKT48に移籍して1年が経ちます。移籍することになったとき、本当にたくさんの人に迷惑や心配をかけてしまって。今までちゃんと頑張ってきた移籍先のHKTメンバーやずっと応援してくれたファンの皆さんが私を受け入れてくれるのかをずっと考えていました。テレビ番組などでは明るく頑張っていましたが、私にとって一番孤独な時間でした。」と、指原は涙を流し率直な心境を報告した。その上で「でも、今日このステージに立って、15万票という票数が入ったのを見て、私は孤独じゃないんだと感じることができました。投票してれた皆さん、ありがとうございました。」と喜びをかみしめた。
 続けて「私がセンターになったらAKBが壊れるとか言われていますが、絶対にAKBを壊しません。」と力強く誓うと会場の大歓声を受けた。

 32枚目シングルのセンターとなることについて「変な曲にさせられたりしそう。どうしよう、優子ちゃん……」と2位となった大島に語りかけたが、大島は「変な曲でも指原だから大丈夫。私とまゆゆ(渡辺麻友)が支えます。」とエールを送った。

 
第5回 AKB48選抜総選挙の結果

選抜メンバー
1位 指原莉乃  HKT48チームH 150570票(中間発表1位) ※前回4位
2位 大島優子  AKB48チームK 136503票(中間発表3位) ※前回1位
3位 渡辺麻友  AKB48チームA 101210票(中間発表2位) ※前回2位
4位 柏木由紀  AKB48チームB 96905票(中間発表5位) ※前回3位
5位 篠田麻里子 AKB48チームA 92599票(中間発表15位) ※前回5位
6位 松井珠理奈 SKE48チームS・AKB48チームK兼任 77170票(中間発表4位) ※前回9位
7位 松井玲奈  SKE48チームE 73173票(中間発表6位) ※前回10位
8位 高橋みなみ AKB48チームA 68681票(中間発表18位) ※前回6位
9位 小嶋陽菜  AKB48チームB 67424票(中間発表20位) ※前回7位
10位 宮澤佐江  SNH48・AKB48チームK兼任 65867票(中間発表12位) ※前回11位
11位 板野友美  AKB48チームB 63547票(中間発表14位) ※前回8位
12位 島崎遥香  AKB48チームB 57275票(中間発表7位) ※前回23位
13位 横山由依  AKB48チームA 53903票(中間発表9位) ※前回15位
14位 山本彩   NMB48チームN 51793票(中間発表13位) ※前回18位
15位 渡辺美優紀 NMB48チームN・AKB48チームB兼任 44116票(中間発表10位) 前回19位
16位 須田亜香里 SKE48チームK2 43252票(中間発表11位) 前回29位

アンダーガールズ
17位 柴田阿弥  SKE48チームK2 39739票(中間発表8位)
18位 峯岸みなみ AKB48研究生 38985票(中間発表26位) 前回14位
19位 梅田彩佳  AKB48チームB 36282票(中間発表22位) 前回16位
20位 高城亜樹  JKT48チームJ・AKB48チームB兼任 33129票(中間発表37位) 前回17位
21位 北原里英  AKB48チームK 33121票(中間発表38位) 前回13位
22位 木崎ゆりあ SKE48チームS 30307票(中間発表16位) 前回31位
23位 高柳明音  SKE48チームK2 29199票(中間発表28位) 前回24位
24位 松村香織  SKE48研究生 27566票(中間発表17位) 前回34位
25位 川栄李奈  AKB48チームA 26764票(中間発表33位)
26位 宮脇咲良  HKT48チームH 25760票(中間発表61位) 前回47位
27位 古川愛李  SKE48チームK2 24990票(中間発表34位) 前回30位
28位 山田菜々  NMB48チームM 23950票(中間発表47位) 前回46位
29位 大矢真那  SKE48チームS 23588票(中間発表29位) 前回27位
30位 入山杏奈  AKB48チームA 22869票(中間発表27位)
31位 木本花音  SKE48チームE 21385票(中間発表64位) 前回56位
32位 藤江れいな AKB48チームB 21324票(中間発表52位) 前回40位

ネクストガールズ
33位 佐藤亜美菜 AKB48チームK 19569票
34位 片山陽加  AKB48チームB 19158票
35位 永尾まりあ AKB48チームK 18978票
36位 倉持明日香 AKB48チームK 18435票
37位 兒玉遥   HKT48チームH・AKB48チームA兼任 18145票
38位 田野優花  AKB48チームA 18125票
39位 梅本まどか SKE48チームE 17819票
40位 上西恵   NMB48チームN 17381票
41位 松本梨奈  SKE48チームK2 16715票
42位 斉藤真木子 SKE48チームS 16508票
43位 多田愛佳  HKT48チームH 16401票
44位 矢倉楓子  NMB48チームM・AKB48チームA兼任 16281票
45位 武藤十夢  AKB48チームK 16221票
46位 石田晴香  AKB48チームB 16072票
47位 小林亜実  SKE48チームK2 15533票
48位 大場美奈  AKB48チームB・SKE48チームK2兼任 15064票

フューチャーガールズ
49位 薮下柊   NMB48チームB2 14745票
50位 吉田朱里  NMB48チームN 14684票
51位 菊地あやか AKB48チームA 13944票
52位 佐藤すみれ AKB48チームA 13613票
52位 前田亜美  AKB48チームK 13613票
54位 小笠原茉由 NMB48チームN 13424票
55位 田島芽瑠  HKT48研究生 13246票
56位 岩佐美咲  AKB48チームB 12638票
57位 市川美織  AKB48チームB・NMB48チームN兼任 12616票
58位 磯原杏華  SKE48チームS 12319票
59位 朝長美桜  HKT48研究生 12126票
60位 松井咲子  AKB48チームA 11961票
61位 山内鈴蘭  AKB48チームB 11808票
62位 平嶋夏海  AKB48卒業生 11806票
63位 金子栞   AKB48チームE 11620票
64位 中西優香  SKE48チームS 11602票


それまでの選抜総選挙との比較

第1回「AKB48 13thシングル選抜総選挙『神様に誓ってガチです』」
・開票日 2009年7月8日
・当選者順位 1~30位
・当選者に投票された総票数 5万4026票
・立候補者 AKB48、SKE48、研究生の98名
・1位(前田さん)の獲得票数 4630票
・最終当選者(30位)の獲得票数 1050票
・当選者の権利
 1位~12位 「メディアで活動する選抜メンバー(メディア選抜)」
 13位~21位 「選抜メンバー」
 22位~30位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
・有権者
 12thシングル『涙サプライズ!』購入者、ファンクラブ「柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」月額会員

第2回「AKB48 17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』」
・開票日 2010年6月9日
・当選者順位 1~40位
・当選者に投票された総票数 35万4074票
・立候補者 AKB48、SKE48、研究生の104名
・1位(大島さん)の獲得票数 3万1448票
・最終当選者(40位)の獲得票数 1603票
 ※30位当選者は2613票
・当選者の権利
 1位~12位 「メディアで活動する選抜メンバー(メディア選抜)」
 13位~21位 「選抜メンバー」
 22位~40位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
・有権者
 16thシングル『ポニーテールとシュシュ』購入者、ファンクラブ「柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、SKE48モバイル有料会員、DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」月額会員

第3回「AKB48 22ndシングル選抜総選挙『今年もガチです』」
・開票日 2011年6月9日
・当選者順位 1~40位
・当選者に投票された総票数 108万1332票
・立候補者 AKB48、SKE48、NMB48、研究生の150名
・1位(前田さん)の獲得票数 13万9892票
・最終当選者(40位)の獲得票数 4698票
 ※30位当選者は6660票
・当選者の権利
 1位~12位 「メディアで活動する選抜メンバー(メディア選抜)」
 13位~21位 「選抜メンバー」
 22位~40位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
・有権者
 21stシングル『Everydayカチューシャ』購入者、ファンクラブ「柱の会」会員、
 AKB48モバイル有料会員、SKE48モバイル有料会員、
NMB48モバイル有料会員、DMM「AKB48 LIVE ON DEMAND」月額見放題会員

第4回「AKB48 27thシングル選抜総選挙『ファンが選ぶ64議席』」
・開票日 2012年6月6日
・当選者順位 1~64位
・当選者に投票された総票数 127万1063票
・立候補者 AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、研究生の237名( AKB48の前田敦子は辞退)
・1位(大島さん)の獲得票数 10万8837票
・最終当選者(64位)の獲得票数 5398票
 ※30位当選者は1万1179票
・当選者の権利
 前回の40人から64人に拡大されるが、タイトル曲を歌う選抜メンバーは21人から16人に削減され、前回まで12位以内のメンバーに与えられていた「メディア選抜」の枠は廃止された。カップリング曲を歌唱する前回までの「アンダーガールズ」に相当するメンバーは、17~32位の「アンダーガールズ」と33~48位の「ネクストガールズ」と49~64位の「フューチャーガールズ」に分割再編される。
 1位~16位 「選抜メンバー」
 17位~32位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
 33位~48位 カップリング曲を歌う「ネクストガールズ」
 49位~64位 カップリング曲を歌う「フューチャーガールズ」
・有権者
 26thシングル『真夏のSounds good!』購入者、新規ファンクラブ「二本柱の会」会員、
AKB48、SKE48、NMB48、HKT48各グループのモバイル有料会員、
AKB48、SKE48、NMB48、HKT48各グループのDMM「LIVE ON DEMAND」月額見放題会員、
AKB48公式スマートフォンアプリ会員、AKB OFFICIAL NET会員 

第5回「AKB48 32ndシングル選抜総選挙『夢は一人じゃ見られない』」
・開票日 2013年6月8日
・当選者順位 1~64位
・当選者に投票された総票数 216万5926票
・立候補者 AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、研究生の246名
 今回の総選挙では、初めて立候補制が採用されることとなった。また、日本国外の姉妹グループ(JKT48、SNH48)に移籍した元AKB48メンバーと、過去にAKB48グループに4年以上在籍していた元メンバーも立候補することができる(今回はAKB48とSDN48の元メンバーが立候補した)。
・1位(指原さん)の獲得票数 15万0570票
・最終当選者(64位)の獲得票数 1万1602票
 ※30位当選者は2万2869票
・当選者の権利
 1位~16位 「選抜メンバー」
 17位~32位 カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」
 33位~48位 カップリング曲を歌う「ネクストガールズ」
 49位~64位 カップリング曲を歌う「フューチャーガールズ」
・有権者
 31stシングル『さよならクロール』購入者、ファンクラブ「二本柱の会」会員、
AKB48、SKE48、NMB48、HKT48各グループのモバイル有料会員、
AKB48、SKE48、NMB48、HKT48各グループのDMM「LIVE ON DEMAND」月額見放題会員、
AKB48公式スマートフォンアプリ会員、AKB OFFICIAL NET会員


 と、まぁ、こういったお祭りがあったわけなんですが。
 私の個人的な印象なんかを、独り言御免で申し上げさせていただけるのならば……

興味がわかない。

 例によって、ここまでの時点ですでに今回のブログ内容は6千字を超えているわけなんですが、いろいろ手間をかけてまとめさせてもらった上で、あらためて自分の思いを再確認いたしました。うん、どうでもいい話題だ、これ!!

 そして、もうひとつ言わせていただけるのならば、本日6月8日という日に敢えて、東京・芝のメルパルク東京ホールで開催された、ハロプロ研修生と juice=juice(ジュースジュース)の合同インディーズシングル『天まで登れ!』の発売記念イベントに参加した会場1500名のファンの方々に、謹んで「あんたも好きねぇ!!」という最大限の賛辞を贈らせていただきたいと思います。「反骨」という言葉は、まさにあなたがたのためにある。なんかもう、第2次世界大戦下の地下レジスタンス活動を見る想いでしたね。未来のオードリー=ヘプバーンはどこにいる!?

 まず、とにもかくにもですね、今回多くの点で「史上最大規模」となった第5回総選挙の覇者・指原さんについての情報をまとめてみましょう。


指原 莉乃(さしはら りの)とは……
 (Wikipedia より編集)
 女性アイドルグループHKT48チームHのメンバーであり、「HKT48劇場」支配人も務める。1992年11月21日生まれの大分県大分市出身。太田プロダクション所属。身長159 cm、血液型 O型。
 ※公式サイトでは「身長159 cm」と掲載されているが、実際の身長は157 cm。誤差の原因はノリで答えた数字が掲載されたため。「身長159 cm」はHKT48移籍後の現在のプロフィールでもそのままとなっている。

略歴
2007年
 「AKB48 第2回研究生(第5期生)オーディション」に合格。
2008年
3月
 「AKB48チームB 3rdステージ パジャマドライブ」公演でバックダンサーとしてステージデビュー。
8月
 AKB48正規メンバーに昇格し、旧チームBへ正式加入。
10月
 10thシングル『大声ダイヤモンド』で初めて選抜メンバー入りを果たす。
2010年
7月
 AKB48旧チームA に異動。
2011年
1月
 AKB48メンバーとして史上初の単独冠番組『さしこのくせに この番組はAKBとは全く関係ありません』をTBSと大分放送で放送(同年9月まで)。
 大島優子・北原里英・横山由依と4名でグループ内ユニット「Not yet」を結成し、3月に『週末Not yet』でデビュー。
10月
 『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)の水曜日レギュラーとして出演(2012年4月からは月曜日レギュラー)。
2012年
1月
 初主演の連続 TVドラマ『ミューズの鏡』(2012年1~6月 日本テレビ)が放送され、のちに劇場版『ミューズの鏡 マイプリティドール』(2012年9月公開 監督・福田雄一)が制作される。
 初のソロ写真集『さしこ』(講談社)が刊行される。
4月
 ももいろクローバーZの横浜アリーナコンサートに単身でゲスト出演し、ソロ曲『それでも好きだよ』を歌唱した上でグループに6月の自身プロデュースのアイドルコンサートへの出演を要請し、快諾を得るというパフォーマンスを披露する。
5月
 ソロデビューシングル『それでも好きだよ』をリリース(オリコンウィークリーチャート2位)。
6月
 『週刊文春』(2012年6月21日号)で、過去に元ファンの男性と交際していたと報じられた記事に関する一連の騒動に対してファンや関係者に謝罪し、AKB48からHKT48への移籍が発表される。
 自身がプロデュースするアイドルコンサート『指原莉乃プロデュース 第1回ゆび祭り アイドル臨時総会』が日本武道館で開催される。
 ※出演……渡り廊下走り隊7、アイドリング!!!、私立恵比寿中学、SUPER☆GiRLS、東京女子流、乃木坂46、ぱすぽ☆、Buono!、ももいろクローバーZ
10月
 2ndソロシングル『意気地なしマスカレード』がリリースされ、オリコンウィークリーチャート1位を獲得する。
2013年
4月
 日本武道館で開催された『AKB48グループ臨時総会 白黒つけようじゃないか!』最終公演にて、HKT48劇場支配人を兼任することが発表された。メンバーと劇場支配人の兼任はグループ史上初で、これによりHKT48劇場支配人は尾崎充との2人体制となる。
6月
 「AKB48 32ndシングル選抜総選挙」で史上最高の獲得票数 150570票で第1位を獲得し、初のセンターポジションに就くこととなった。AKB48以外のメンバーが総選挙で1位を獲得するのは史上初。

・小学校1年生の頃に『ASAYAN』(テレビ東京)でモーニング娘。を知って好きになり、それをきっかけに女性アイドルにのめり込む。憧れの存在はモーニング娘。であり、中でも亀井絵里(第6期メンバー 2010年12月卒業)の大ファンである。また、保田圭(第2期メンバー 2003年5月卒業)を自らの目標の人物としている。他にはハロー!プロジェクトのメンバーとして、Berryz工房の熊井友理奈(19歳)と℃-uteの萩原舞(17歳)を推しメンに挙げている。
・今回の第5回選抜総選挙で1位を獲得したことにより、第1回からの総選挙に毎回ランクインし、かつ順位を上げ続けた唯一のメンバーとなった(27位→19位→9位→4位→1位)。
 ※第3回選抜総選挙までであれば、他に柏木由紀、高城亜樹、松井玲奈(SKE48)がいたが、第4回選抜総選挙でいずれも順位を上げることはできなかった。
・ AKB48旧チームA の公演では、キャプテン高橋みなみの不在時に代役を務めていた。


 ……といった具合でして、 AKB48本体の大ブレイクとほぼ時を同じくした、2011年あたりからの躍進振りがとにもかくにも目ざましい指原さんであります。その出世物語も、ついに今回で頂点を極めることに!

 こうやってざっと略歴を見てみますと、「グループ・ユニット・ソロ全て活動あり」「ソロシングルでオリコン首位獲得経験あり」「個人の冠番組の経験あり」「主演ドラマ・主演映画ともにあり」「ソロ写真集あり」といったトップアイドルのお仕事や栄誉を、すでにだいたい手中におさめている手堅さが目立ちます。
 その上で、本人にリーダー・キャプテン就任の経歴はないものの、かつても現在も所属グループ内でそれに准ずる役割を担っていること。さらには、アイドル史上かなり珍しい「プレイングマネージャー(選手兼任監督)」である上に、自らの特性を遺憾なく発揮した「芸能事務所の垣根を越えた同業グループとの交流活動」の先陣に立つなど、とてもじゃないですが「へたれ」「インドア派」「田舎っぽい」といったイメージからはかけ離れた存在感とバイタリティを感じますね。この前のモーニング娘。の田中エース卒業コンサートにも来ていらっしゃってたみたいだし。やっぱり九州の方々は同じ地方という意識が強いんですかねぇ。でも、指原さんと生田衣梨奈さんは水があわないだろうなぁ~、なんとなく!!
 まさしく指原さん個人の、アイドルとしてはちょっとネガティヴな色あいをあえて前面に押し出しておいて、そこから予想外のパフォーマンスを繰り出すという「下からさしこ」戦法が、ついには全てのグループの頂点に立つ王座を獲得するにいたった、ということになるのでしょう。

 あわせて、今回の第5回総選挙そのものもまた、「投票権のついた31stシングル『さよならクロール』の売上枚数がグループ史上最多&日本の女性アーティストグループ史上最多(発売2週間で187.2万枚)」「当選者に投票された総票数(216万5926票)が史上最多」、「立候補制になったにもかかわらず立候補者数(246名)が史上最多」、「1位(指原さん)の獲得票数(15万0570票)が史上最多」、「生中継番組の視聴率も史上最高(平均20.3%、最高32.7% )」、といった感じで、のきなみ記録を更新する活況を呈したわけだったのです。
 さらに言うと、今回の総選挙は「昨年の同じ順位の当選者」に比べて、ほとんどの当選者がほぼ2倍の票数を獲得している(たとえば30位当選者は昨年の約1万票にたいして2万2869票、最終64位は昨年の約5千票にたいして1万1602票)という事実もあり、トップ争いだけでなく、すそ野もしっかりと広がった選挙になっていたこともよくわかりました。こつこつ記録してると、こういうことがわかってうれしい。
 要するに、多くのポイントにおいて、前々回の「前田さん V2」と前回の「大島さん V2」をならべて予想できる伸び率を大幅に上回ったものすごいイベントになった、というわけなのでありました。数字上は。


そう、数字上は、数字上は、数字上は!!


 ところが、どうだい、みんな。ここまでならべたてた上でこう言うのも申し訳ないんだが、そういった数字のあれこれをぜ~んぶいったんとっぱらってみて、自分のソウルにさしむかいになって考えてみてくれやぁ。

 今回の総選挙は今まででいちばん盛り上がったのか。前回の1.7倍票数が増えただけのことはあったのか。指原さんはかつての前田さんや大島さん以上の支持を得たのか。ベテラン OGの立候補とは何の意味があったのか。私はいっさい見てないけど今回の生中継はそんなにおもしろかったのか。『さよならクロール』は AKB48史上最高の栄誉に輝くに足る良曲なのか。


そして、これからのことなので今どうこう言うつもりはないのですが、指原さんがセンターに立つグループは AKB48なのか?


 もちろん、「1回くらいそういうヘンなのを観てみたい。」という心理はどのファンにもあるかと思うのですが、そういうぬるさというか、余裕が見られる企画だったんでしょうかね、このシングル選抜総選挙って。

 過去のことはいざ知らず、少なくとも現在の指原さんは AKB48のメンバーではないですよね。
 その人をセンターに迎えてリリースされる「 AKB48の次期シングル」って、いったいなんなんだろうか。

 ただし、この総選挙は2009年の第1回から AKB48でないグループもしっかり候補になっているので、そういう意味では今回のような異常事態になる可能性は最初からあった、ということにはなります。でも、なんだかんだいって首位は AKB48の誰かになるだろ、という目算があった上で、後輩グループの知名度も上げたい、という親心があって他の団体も総選挙に参加させていたのではないのでしょうか。

 ところがその、ある意味で最初から内包されていた「あるグループの仕事の話題に他のグループが混じっている。」という微妙な違和感が、今回の総選挙で決定的にごまかせない規模で露呈してしまった……と思うんですね。

 これはもうまさに、「まだガキンチョだし、どうせド田舎に追放するし、義理の母ちゃんもうっせぇから殺さないでおくか……」といったほんのちょっとの心の緩みを見せてしまったがために、みずからの政権と一族郎党の命運をまるっと滅亡に走らせてしまった、あの平清盛の選択ミスにも似た残酷な結果なのではないのでしょうか。
 要するに、東京の AKB48本体が脱退処分にせずに HKT48に移籍させてしまった指原さんが、源頼朝のごとくに地元・九州地方の確かな基盤と「全国の浮動票」をもって怒涛の再起を果たし、ついには東京の「首」を獲ってしまったと……なんという運命の皮肉、なんという歴史のヘビーローテーション!!

 これって、ぜんぜん笑い事じゃないと思うんですよ。特に AKB48のファンの方々にとっては。自分の応援しているグループでないメンバーがど真ん中にいる新曲……考えただけでもぞっとします。

 暴論を承知の上でたとえさせていただきますと、これって、「モーニング娘。の新曲のメインボーカルを、ハロー!プロジェクト全体のメンバーの人気投票で決定!」という企画をやってみたら、他のグループのメンバーが1位になったってことですよね。まぁ指原さんの場合は「 OG」っていう要素も混じってるわけですが。
 これはひどい屈辱だし、そんな結果が出たら、ファンやめちゃうなぁ……モーニング娘。もハロー!プロジェクトも、どっちも。まぁそんな事態は1000% ありえないけど。
 でも、このたとえで考えてみて改めて痛感したんですけど、こういう「自分の所属グループよりも上位のグループが常によそにいる状況」って、精神環境的にすっごく身体によくないですね。『Berryzステーション1422』で、徳永千奈美さんが実に不機嫌そうに「モーニング娘。第12期メンバーオーディション」の告知をしていたのって、そりゃまぁ確かにハロー!プロジェクトとしてはどうかと思うんだけど、1人のプロのグループ所属アーティストとしてはごくごくまっとうな反応ですよ。これだからハロー!プロジェクトはやめられねぇや。


 長くなりましたが、表面上は笑って済ませている AKB48のお歴々に、強い違和感というか、「それでいいの? それが今の AKB48の感じなの!?」という疑問を抱いてしまった今回の「総選挙……あったんだって?」なのでありました~。

 確かに、今回は1~5位の穫得票数がそれぞれかなりの大量票になって、誰が首位になってもおかしくはない痛み分けな結果にはなっていたんですが、それだけグループがいまだかつてない群雄乱立状態になっているということでもあり。

 世間様の興味はかなりの勢いで引き潮になっているらしいのですが、私はむしろ、これからの波乱の歩みに大いに注目していきたいですね。

 それにしても、指原さんが首位、ねぇ……『信長の野望』を「荒木村重」で天下統一しちゃったみたいな異常事態感があるね、これ。
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まるごと雑感!! 『世にも奇妙な物語』つながりの思い出あれこれ  空想トレイン快速

2013年06月08日 10時24分27秒 | ホラー映画関係
 はいっ、どうもみなさんこんにちは! そうだいでございまする~。
 今朝、千葉はまさに「梅雨どき」って感じのくもり空だったんですよ。ここまで典型的な空だと、もう「ビバ、湿気!!」っていう気分になってあっぱれですね。「天晴」じゃあないんだけど。

 いやぁ、でもお昼ちかくになっていきなり晴れた晴れた! 最近は天気予報がはずれっぱなしのような気がするのですが、ともかく今日晴れたのはとってもうれしいですね。
 なんでかってあなた、本日は私の親戚の慶事が東京でとりおこなわれるんですから! 私もこれから着慣れないスーツをまとって会場におもむく予定です。こういう場は久しぶりですなぁ~。



『ヒッチコック劇場』(1955~65年)

『トワイライト・ゾーン』(1959~64年)

『ウルトラQ』(1966年1~7月)

映画『世にも怪奇な物語』(1968年5月公開 フランス・イタリア合作 3本オムニバス122分)

『恐怖劇場アンバランス』(1973年1~4月)

『悪魔の手ざわり』(1973~74年)

『奇妙な出来事』(1989年10月~90年3月)

『世にも奇妙な物語』(1990年4月~ フジテレビ 3シーズン+スペシャルドラマシリーズ 各話15~30分全483話)

映画『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(1990年4月公開 監督・実相寺昭雄、脚本・佐々木守 106分)

マンガ『アウターゾーン』(1991年4~6月、12月~1994年4月連載 作・光原伸 全116話)

オリジナルビデオ版『ほんとにあった怖い話』(1991年7月~92年7月)

『学校の怪談』(1994年1~3月)

『いとしの未来ちゃん』(1997年4~6月)

『幻想ミッドナイト』(1997年10~12月)

『ウルトラQ ダークファンタジー』(2004年4~9月)

『トリハダ 夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』(2007年3月~12年9月)

『ネオ・ウルトラQ』(2013年1~3月)


《途中もめでたい 6000》
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