華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

クリスマスナイトの贈り物

2020-12-27 10:53:55 | ★芝居
雪の降らなかったクリスマスは 前夜から待ちかねた日である
お仕事休みの日でもあり 朝の用事が済むと クリスマスバージョンに装って お出かけ

ある店へ行って 以前から欲しかった黒いレザーの手袋を購入する
艶やかな柔らかい手触りの革の手袋は 自分へのクリスマスプレゼント

普段着のダウンコートが へたってきてるなぁと思っていたけど
ふと入ったお店で シンプルなデザインの黒いロング丈のダウンコートを見つけて一目惚れ
SサイズばかりのなかにLサイズは これ一点だけ
わたしを待っていたのだねぇ
羽織っていたコートに 感謝さよならして 即 購入
黒いコートは好みじゃないけれど 鏡に映る姿はスレンダーで大人の雰囲気
これからは大人っぽく颯爽と歩きましょっと🎶
つまりはクリスマスプレゼントが ふたつ ってことになるね💕

そのコートを羽織って銀座へお出かけ
コロナ罹患率のめっちゃ高い東京の真ん中へ わざわざのお出かけ
まず 美味しいパンのお店で ゆっくりランチ
シャンテへ行って 映画"燃える女の肖像" を観る
時代が18世紀のフランスということもあり 室内は蝋燭の灯り
女優たちの立ち居ふるまい 姿が美しかった
ラスト数分間のヒロインの表情は いろんな思いを伝えて 深く感動した

クリスマスナイトの本命は 岩井秀人の舞台 "いきなり本読み" 
松たか子 神木隆之介 大倉孝二 後藤剛範 の出演者たち
演出家の岩井に紹介されて一人ずつ舞台に登場して 横一列に机の前の椅子に座る
はじめて台本が渡されて まだめくってはいけない と演出家から言われる
どんな内容の物語か 俳優たちも未知のまま 松さん A 神木くん B と役を振られて本読みが始まる
次の場面では 大倉がヒロイン 松が医師 などと役を交代させられる

ふだん 観客は 台本の読み合わせ場面など 知ることができない
そこは こういう感じで と演出家がイメージを伝えてやり直し 
あるいは 松が男のセリフ 男優が女の子の役で読むよう指示が出る
どの俳優も初見の台本の読みに たちまち表情をつけて声で人物を立ちあがらせ
人物たちの所作が目に見えるようで ラジオドラマを聴くように 楽しい
同じ医師のセリフも 俳優が替わると 別の雰囲気が出て とても面白い
もちろん物語も奥が深い考えさせられるお話である
実力のある俳優たちの素敵を 目の前で堪能できた

舞台上で体を動かしたり 道具を使ったりするだけではなく 
舞台の椅子に座ったままの俳優たちからイメージをもらって 
とても楽しい演劇を観られた
今年は 楽しく嬉しい 素敵なクリスマスでした✨



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォントサイズ変更

フォントサイズ変更