日常を 大小の波に揉まれながら こつこつ せっせと 過ごしている
昨日から今日を明日へ繋ぎ ぼんやり~な予定調和な夜に 珍しい人からメールが届いた
「 明日 出張で東京へ行くから 一緒に ごはん食べよ♪ 」 ひゃあ なんという突然のお申し出
たまたま 用事のない夕方の日で よかったぁ
会議のあるホテルのロビーで待ち合わせて 京都時代の友人と 数年ぶりの再会を果たす
髪に白さが目立つけれど ふくよかな温かい笑顔は変わらないなぁ
わたしのことを 「 自分 ちっとも変ってへんなぁ 」と なつかしき京都弁で言ってくれる
紆余曲折を経て 自分のユメを叶えて 今の仕事と位置を確保した友人である
偉くなったねぇ
むか~し 彼がビンボウだったとき 居酒屋でご馳走してあげたことがある
むか~し 出張で横浜に来たとき みなとみらい界隈を案内してたとき ティファニー宝石店のそばを通り
「 僕が 偉くなったら ここで宝石を買ってあげるよ 」と言ってくれたこと 覚えてるかなぁ
わたしは 京都にいたとき 某勉強会に入っていた
京都大学の歴史ある会館で 月に一度 大学の教授 作家 市民運動家 公務員 主婦 学生など いろんな人が集まって 語る会である
わたしは隅っこのテーブルで 熱く議論する有名な作家や大学教授 意識の高い知人たちの顔を ぼーっと眺めていた
政治 経済 社会のこと いろんな議題があり 理解したいと一所懸命 耳を傾けるけど むつかしい話に ぼーっとしてしまう
それでも 毎月 末席に座りたくて いそいそ 出かけたもんだったなぁ
彼は そのときの仲間である
美味しいお料理と おいしいお酒に 頭の中の記憶も 口元も滑らかになり 次々に 出来事が思い出される
酒の肴は 京都時代の共通の友人たちのこと 出来事の思い出である
あの挫折 あの失意 あの歓喜を経て 今に至るのだねぇ
天は ああいう回り道 不遇を体験 克服させて ここへ道を作ってくれてるのだねぇ
わたしの若き京都時代
鴨川べりを歩いてる自分や好きなお寺で竹林を眺めてた自分の想いを つい先日のことのように 思い浮かべられる
古い友と話すことは 自分の越し方 軌跡の確認になる
これでいいのだ これまでも これからも・・・
元気をもらったなぁ
パンパンと 身のホコリをはたいて さ~て また 今日を始めていこう っと