華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

心のこもった礼儀

2010-10-25 07:37:32 | ★こころ模様
 
 用事が済んで 手持無沙汰な時間は 本を読む

 そうじゃなくても 読みかけの本が気になるときは そそくさと 本を読む時間を作る

 よほど 贔屓の俳優や女優が出るドラマなら観るけど  テレビは ほとんど 観ない

 
 一冊の本の解説から あるいは書評から わたしの読みたい本が触手を広げていくので 意外な作家の本に巡り合う

 今 読んでいるのは  五味康祐代表作集  喪神 秘剣 柳生連也斎の作品が収められている

 これまで読んできた時代小説と違って 地の文の日本語 漢字もむつかしく こういう文字があるのかと知る

 人物の言葉づかい 会話も いかにも 昔の武家が話していたような気がする言葉遣いである

 作者が 蓬髪で 古武士然とした風貌だから なんとなく 小説も重々しい

 昔むかし 人が身分制度やしきたりで がんじがらめになってた頃の物語を読んでいると 窮屈さを感じながらも 

 人と人の間の立ち入り過ぎない距離を保つのに 良きこともあるかなと思う

 親や目上の人に対する言葉遣い 敬意を表す作法などが 心をこめて緊張感を持って為されるのを読んでいると 

 人の行動 所作のきれいさが見えるように思う

 良きことは取り入れてお手本にすればいいんだね

 親しき仲にも礼儀あり  

 友人間でも 土足で立ち入るような言動は慎まなければならないこと

 仕事上の人との応対など 型にはまった礼儀の形も 衷心から為したなら 誠意は伝わると思う

 寛ぐ衣服 気合の入った装い お化粧もそうだけど  心を伝えるのに 形も大事かもしれない








      

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