本のお話は 実話物が好き 映像は 実写が好き
山の本当の風景が見られるというので 上映を楽しみにしていた
浅野忠信 香川照之 仲村トオル 松田龍平 役所広司 という男っぽい俳優たちの中に
宮崎あおい 鈴木砂羽 が 華を添える
山は 果てしなく そびえ立っている
天候によって 穏やかにも 険しくも 神々しくも見える
登山家でもない俳優たちが 明治時代の服装で よく登ったものだと はらはらしながら観た
風も 雨も 雪も 吹雪も 雪崩も 本当の迫力は 怖く きれいだった
未踏の剣岳に 日本山岳部が初登頂するか 軍の地図を作る人たちが先に登るか・・
前半は 登り口を探しあぐねるなかでの競争のような描かれ方もあったけど
初登頂を成し遂げた側へ 他方が敬意の手旗信号を送る場面は すがすがしかった
新田次郎の原作は読んでないけど こういうことを成し遂げた人たちの仕事を知ることができて よかった