翌日 おねぇさまや T氏 N氏へ 楽しかったお礼のメルを送った
「 アルコールには まぁ 強いほうですョ 」と言ってたけど あの夜は みんな かなりヨッパだったらしい
それぞれ 翌朝がきつかった とお返事をいただき み~んなでヨッパだったのかぁと ホッ
わたしは みなさんと方向が違うので ひとりで ちゃんと電車の乗り降りをして帰ってきたけど
乗り換え駅のホームを歩いたり 階段の上り下りが ヨロヨロするので 手すりに掴まって 慎重に歩いた
( みっともな~い 病気の人には見られず どう見ても酔っ払いっぽいンだろうなぁ )と思いながら 歩いていた
駅構内で 足に力が入らず 座って休みたいけどベンチが見当たらず 端っこの自販機にもたれて しゃがんでた
ここからが ドラマチック
いったん 通り過ぎた男の人が引き返して来て わたしの傍にしゃがんで 話しかけてきた
「 だいじょうぶ? 顔が白いよ だいぶ酔ってるみたいだけど お水でも買ってきてあげようか? 」
「 あ お願いします ありがとうございます ハイ 150円 」と お金を渡した
しゃがんでる足が痛くなってきたので コンクリート床に わたしはペタンと座り込んでしまった
この夜 紺色のミニスカートだったンだよねぇ
( まっすぐ伸ばしても脚を交差させてたら 変じゃないサ )とか 内心思ってたけど
男の人いわく 「 きれいな足だねぇ 顔も美人だよ あなた 中国人でしょ 」
「 い~~~~え 日本人です 」
「 いや ぜったい 中国人だよ 発音も変だし 僕 こういう名前だよ 」と名刺を見せてくれた
「 川平(かわひら)さん? 」と言ったら
「 あ 中国人じゃないね 僕は中国人だよ 中国では そういう読み方をしないから 」って
「 だから わたしは 日本人だって言ったでしょうョ いつから日本に居るんですか 」
「 30年前から 今 51歳だよ こんな所に座ってないで どこか 行こうか 」
「 どっこも行きまっせんョ あの時計の針が6のところになったら わたしは立ち上がって 帰ります 」
「 それにしても きれいな足だねぇ 写真撮らせてくれる? 」
「 こんな太い足を? あはは 足なら いいョ 」と 言ったら 顔も撮ろうとするから カメラを取り上げた
「 スカートの中を撮らせてくれるかなぁ 」と言うから カメラを折るマネをして
男の人のカバンの中に放ったら すっと傍を離れて 行ってしまった
なんじゃ これわぁ~ 面白い~ ヨッパでなきゃ 体験できないことだなぁ
ミニスカートで 膝小僧が丸出しだったからなぁ でも お水を買ってきてもらって 助かったな
座り込んでたわたしの傍で 一緒にしゃがんで話しかけてくれてたから
通りすがりの人たちには そんなに奇異に見えなかったかもしれないな
日本語の上手な中国人の男性に 感謝
数分間 座ってただけでも気分が楽になり また電車に乗って 家の駅まで着いた
おうちに電話をして クルマで迎えに来てもらい 午前零時チョイ過ぎに 帰宅
おうちのひとたちは わたしが ものすごくヨッパであることに気がついてないふう
いつもどおりに ちゃんと身支度して コテンと 寝んね
翌朝は 体はだるかったけど頭痛もなく お仕事に行きました
アルコールは 18時間後には抜けたと思う
こうして書いてみると 駅のホームでのあれこれ よく覚えてるもんだなぁ
おねぇさまにも T氏 N氏にも おうちのひとびとにも ぜ~~~~ったい ナイショだ
それにしても 普段ぜんぜん飲まないのに 自分の加減を忘れて飲み過ぎたことは 反省
ひさしぶりのヨッパ体験談でした