華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

皆月

2005-09-03 20:45:39 | ★映画  
こういうタイトルの邦画を観たことがある
花村萬月の原作  奥田英二主演   いい映画でした

「みんな月でした。 我慢の限界です。 さようなら。」
ある日、そんな謎だらけの置き手紙を残して 妻・沙夜子が現金と預金通帳を
持って失踪した。 
橋梁設計士の諏訪憲雄は、コンピューターおたくの冴えない四十男だ。
複雑な力学計算の仕事に夢中になっていた彼にとって、見合い結婚した沙夜子が
初めての女でもあった。  結婚生活は順調だとおもっていたのに・・

         *****

いま 映画よりもタイトルを思う   皆月・・  みなつき・・
みんな月  わたしも月  日の光をもらわないと輝けない月
憧れの星の周りを回っていたい月
いつも少しの距離があるけれど きっと そのくらいがいいのかもしれない

星が喜べば  月も喜ぶ
星が怒れば  月は曇る
星が悲しむと 月は大雨降り
星が楽しむと 月はことのほか大喜び

人はそれぞれ仰ぎ見たい星が異なると思う
将来への夢でもいいかもしれない  人間への想いでもいいかもしれない
わたしは 月 
憧憬のものへわたし自身を映し 光を照射してもらう
その光を感じる心  見通す視線  そよと微風が立っても受け止める
深く研ぎ澄まし  しんと静かに 耳をすませていたい 



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