やっぱり この時季は
紫陽花ですね~。
紫陽花が好きで、いっぱい調べてきました。
「手作りの

紫陽花の灯り」も、そのたびに、紹介させていただきました。
ありがとうございます。
今日は、【日本と西洋の紫陽花の違い】のお話です。
よく見かける手まり状のあじさいは、実は西洋あじさいです。
もともとは日本固有の植物でしたが、長崎に来たシーボルトが、恋人のお滝さんにちなんで「オタクサ」という名をつけ、海外に紹介したといわれています。それ以来、西洋でも親しまれるようになり、様々な品種改良を経て日本に逆輸入されるようになりました。
ですので、
よく見かける手まり状に咲いているものが「西洋あじさい」で、
日本原産のものは、「額あじさい」です。額縁のように周囲にだけ花(実際にはガク)が咲きます。
日本では、前述したようにあじさいを「紫陽花」「集真藍」と書きます。また、色が変わることから「七変化」「七変草」という別名もあり、いずれも色に着目しています。
一方、西洋あじさいは「ハイドランジア」と呼ばれています。これはラテン語で「水の器」という意味です。雨に映えるからと思いきや、他の草花に比べて葉の気孔が多く、水をたくさん欲しがるからだとか。その分、水さえしっかり与えれば、日陰でも育つ丈夫な花なのです。
同じ紫陽花でも、日本と西洋では目のつけどころが違うんですね。
おもしろいです。
≪花入れの中の謙虚≫陶芸教室にて。
中国の古典『史記』の
「桃李もの言わざれども、下自ら蹊(みち)をなす。」という一節、
(徳のある人物のもとにはその人格を慕ってたくさんの人が集まるという意味)
という一節を思い出しますね。
直訳すると
「桃や李の実はおいしいから自然に道が出来る。」になりますが、
そうではなくて!日本では、
「桃や李の花は綺麗だから自然に樹の下に道が出来る。」
と、なります。
どこか、
似ていますね。
紫陽花という花の受け止め方に。
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