みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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✿万引き家族

2018年07月17日 | ✿映画
ようやく見ました。話題作。

最初、この作品を知ったとき、、
以前観たat Home アット・ホームにそっくりだな。と、
思いました。

どちらも疑似家族のお話という点で共通しています。

ですから、
タイトルの「万引き」は、実は、あの「万引き」の意味では、ありません。





解説・・『誰も知らない』『そして父になる』などの是枝裕和監督による人間ドラマ。親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得たという物語が展開する。キャストには是枝監督と何度も組んできたリリー・フランキー、樹木希林をはじめ、『百円の恋』などの安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優、オーディションで選出された子役の城桧吏、佐々木みゆらが名を連ねる。

あらすじ・・治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。






Yahoo映画のあらすじ、そして
Youtubeの予告動画に、まんまとだまされますよ。

おとうさんでもおかあさんでも、娘でも息子でも、おばあちゃんでもない
わけありの6人の暮らし。


疑似だから、本物の家族に近づこうともがいていたわけですが、
だったら、
本物の家族って、いったいなに?
と、つきつけられるお話でした。


「子どもの基本的な社会化」と「成人のパーソナリティの安定化」
の2つが、家族に可決なもの
と、社会学者のタルコット・パーソンズ談。

子どもを社会に適応させ、大人の精神を安定させるはたらきをもつ共同体が家族である。
言い換えれば、
この2つの機能を満たす集団なら、血の繋がりがなくても、
家族なのです。


結局、警察と福祉行政の介入によって、
子どもたちは、破棄する親、虐待する親という「法的・生物学的な家族」のもとに、
強制的に「元通り」にされてします。
パーソンズの2つの機能は、社会によって破壊されます。


ぼさぼさの髪の毛でふるえるリンちゃんの姿の大写しで、
映画はおわります。


「万引き」とは、
所有することにとらわれない。ということ。
「万引き家族」は、誰かに所有されることに傷ついた者たちがつつましく生きる
共同体なんですね。



万引き家族7月16日鑑賞





ちなみに、こちらは 映画『at Home アットホーム』予告編です。






ダッピィズよろしくお願いします。

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✿Instagram始めました

2018年05月24日 | ✿映画
遅ればせながら、わたくし、
5月2日 インスタ 始めました。

インスタは、Instagram。の略。なるほど。


こないだ、友人から、
「娘の薦めでInstagramで、楽しんでいます。
花と食べ物ばかりなんだけど、良かったら遊びに来てね~」


で、
そうなんだあ。
私も、やってみよう。





Instagram・・iPhoneまたはAndroid端末で画像や短時間動画を共有する、無料のスマートフォン・アプリ及びそれを用いたサービスのこと。写真に特化したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と言え、スマートフォンで撮影した画像やカメラロールに入っている画像を多彩なフィルターで様々に加工し投稿・共有できる。また、Facebook・Twitter・foursquare・Tumblrなど、他のSNSにも写真を投稿することができる。2010年10月6日にアップル社のApp Storeに登場し、14年2月現在、全世界で1億5000万人のユーザーを獲得、1日に5500万枚が投稿され、160億枚が共有されている画像SNSの最大手に成長した。12年4月にFacebookにより10億ドルで買収されたが、デザインフィルターの拡充や対応原語(20カ国以上)の拡大など、独自の進歩・発展を続けている。



いままでで、一番 いいね!をいただいた画像は、これです。

ピスタチオのケーキとウィンナーコーヒー

「ハッシュタグつけるといいよ。」と、友人。
なるほど、
で、この画像の
ハッシュタグは、♯タグパティスリージョルズマルソー♯スイーツ♯ケーキ♯コーヒー♯美味しい♯福岡♯別腹♯食後のデザート♯あまいもの


Instagramが、なんなのか
意味も知らずに、始めました。

いつも、こんな感じです。
トリセツなど、いっさい無視です。
しながら、覚えるタイプ。
え~い、やっちゃえやっちゃえ。


ふむふむ。Instagram・・そういうことか。
ようするに、公共のアルバムってこと?かな。


いざ始めると、へんなコメントもつきます。


「勧誘とか、変な人もフォローして来たりするので、無視ね。実名は出さないように。」





Instagram おそるべし。

いまのところ、
陶芸作品や食べ物や花の写真など 投稿しています。

まっ、
つかずはなれず、付き合っていきたいと、思っています。



後談

《蚤とり侍》観てきました。
・・・赤面。




ダッピィズよろしくお願いします。

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✿祈りの幕が下りる時

2018年01月30日 | ✿映画
加賀恭一郎の大ファンです。
東野圭吾の小説に登場する、この刑事は
“事件をただ解決するだけでなく、事件によって心が傷ついた人たちに寄り添い傷を癒そうとする”とても魅力的な人物です。





【祈りの幕が下りる時】は、
その加賀恭一郎シリーズの最終章。

原作読んで号泣したこと覚えています。
2013年だったんだ。。。






解説・・類い稀な推理力で難事件を解決に導く刑事を主人公にした、東野圭吾の人気ミステリー小説を映像化した『新参者』シリーズの完結編。謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家が浮上したことで、主人公・加賀の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされる。主演の阿部寛をはじめ溝端淳平、田中麗奈、山崎努らレギュラー陣が続投し、新キャストとして松嶋菜々子、伊藤蘭、小日向文世らが参加。テレビドラマ「半沢直樹」などの演出を務めた福澤克雄がメガホンを取る。

あらすじ・・東京葛飾区のアパートで滋賀県に住む女性が殺害される事件が発生し、現場のアパートの住人・越川睦夫が行方不明になる。松宮ら警視庁捜査一課の刑事たちが事件を調べるが捜査は難航。やがて捜査線上に、被害者の女性と学生時代に同級生だった舞台演出家の浅居博美の存在が浮上するが、彼女には完璧なアリバイがあった。そんな中、松宮は近くで発見された身元不明の焼死体との関連性を疑う。さらに日本橋を囲む12の橋の名が記された遺留品に注目した松宮は、そのことを先輩刑事で従兄弟の加賀恭一郎に知らせると加賀は激しく動揺する。それは、かつて孤独死した加賀の母とつながるものだった…。





そう、
この物語で、加賀恭一郎が何故 日本橋に赴任したのか、
解るのでした。

今回の事件は加賀自身の過去に深くかかわっていて、彼は自分自身の葛藤、不和だった父や失踪した母ら、家族の真相と向き合うことにより、そのわだかまりが溶ける。
それが、ひと言でいえば、祈りの幕が下りる
ことなのでしょうが、

凄まじい想いの糸で、幕は形成されていて、
下りた幕の重さを どすんと、感じます。


絡み合う伏線の妙。
原作が映像化されると、こうなるんだ。思わず うなってしまいます。
謎めいた殺人事件の容疑者である美しい女性演出家、浅居博美の過去を調べると、加賀の亡き母の失踪という最大の謎へつながり、あまりにも悲しく切ないドラマが浮かび上がります。
原作を読んだ時 どこか松本清張の【砂の器】を彷彿とさせる。
と、感じましたが、
スクリーンに広がる浅居博美の過去の光景は まさに和賀 英良と三木謙一でした。


原作の加賀恭一郎はあくまで、クールで冷静なのですが、
阿部寛さんが加賀恭一郎を演じることによって、どことなく
3の線も加わりましたよね。
なるほど加賀恭一郎は「マザコン」だったんだ。
阿部寛さんならではの表現の仕方です。


最後のシーン、
【新参者】で、登場した日本橋の住人達が、顔を揃えます。
じ~んと、きました。
このシリーズの最終章は、悲しみや哀切を背負った犯罪を解決してきた加賀恭一郎自身を癒すも物語になったのですね。

けど、
もう 加賀恭一郎に逢えないと思うと、すごく、さびしい。




祈りの幕が下りる時1月28日鑑賞






小松政夫さんが、ダンスしています!!ダッピィズよろしくお願いします。

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✿ナミヤ雑貨店の奇蹟

2017年10月16日 | ✿映画
可愛い孫娘ちゃんのお宮参りの支度やらなんやらで、
滞っていた、映画鑑賞ですよ、
観れました。
東野圭吾さんの、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」です。


原作を読んで深く感動し、
題名の「奇蹟」という言葉の意味をお勉強しましたよね~~~
そう、「奇蹟」と「奇跡」、違いはこうです。
・・奇跡と奇蹟、読み方は同じですが、意味が違います。
「奇跡」は、理屈で説明できない摩訶不思議な現象のことです。
「奇蹟」は、神様が何か意思を持って起こしたことで、神様の力を現実に見せることができるものの事をいいます。





解説・・人気作家・東野圭吾の小説を、『やわらかい生活』などの廣木隆一監督が映画化。現在と過去が手紙でつながる不思議な雑貨店を舞台に、養護施設育ちの若者と、町の人の悩み相談を聞く店主の時を超えた交流を描く。32年前から届く悩み相談の手紙に触れるうちに、人を思いやる気持ちを抱く主人公を『暗殺教室』シリーズやテレビドラマ「カインとアベル」などの山田涼介、雑貨店店主を数多くの作品で独特の存在感を見せてきたベテラン西田敏行が演じる。

あらすじ・・2012年。少年時代を養護施設で過ごした敦也、翔太、幸平の幼馴染3人は、ある理由から悪事を働き、逃げる途中に廃屋のナミヤ雑貨店に身を隠す。そこは、かつて悩み相談を請け負っていて、郵便受けに投げ込まれた手紙に店主が真剣に答えてくれることで知られていた。すでに店は廃屋になっているが、その晩、敦也らは店に32年前に書かれた手紙が届けられたことに気付く。その郵便受けは1980年につながっていたのだ。3人は戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書きはじめる。やがて手紙のやりとりから雑貨店と3人との意外な共通点が見えてくる…。





現在と過去が手紙を通してつながっていく時空を超えたファンタジー「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。

こうゆう、パラレルワード的な物語、私 大好きです。


物語の設定は、2012年と1980年。
それぞれの時代に生きる人々の人生が
見事にまで交錯する。
鳥肌ものです。


その地点では すれ違うはずのない人たちが、手紙で寄り添い
とてつもない奇蹟を起こします。
絶対に、これはもう 神さまの仕業です。


神さまは、店主役、西田敏行さんに姿を変えた?のかしら。

最後の仕事、“白い手紙”に対する店主の返事が
ぱあ~~~っと、
みなに、光を与えるところなんか、
もう、、、たまりません。


観賞にハンカチ、必要ですよ。
原作と、同じです。


ロケ地は、大分県豊後高田市だそうです。1980年が蘇ります。
昭和の香りの街並が実にノスタルジックです。

大分県豊後竹田市フイルムコミッションが制作したCMです。
「昭和の町へ。
おかえりなさい」



素敵ですね。


※原作の感想は、ここです。よろしくお願いします。



ナミヤ雑貨店の奇蹟10月15日鑑賞





ダッピィズよろしくお願いします。

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✿追憶

2017年05月16日 | ✿映画

福岡は3月25日開花発表

4月5日満開宣言





ゴールデンウィーク報告その5
・・



T・ジョイ博多で、
映画「追憶」を観て来ました。




レポはじまり





解説・・『駅 STATION』『鉄道員(ぽっぽや)』などの降旗康男監督と撮影の木村大作がタッグを組み、『永遠の0』などの岡田准一が主演を務めたミステリードラマ。主人公の刑事が殺害現場で遺体となった幼なじみと対面し、共通の旧友が容疑者として浮上、事件の真相と3人の男の封印された過去が次第に明かされる。主人公の旧友に小栗旬と柄本佑、ほかに長澤まさみ、木村文乃らが共演。友人の死をめぐって現在と過去が交錯する展開と重厚なドラマが堪能できる。

あらすじ・・富山県警捜査一課の四方篤(岡田准一)は、漁港で旧友の川端悟(柄本佑)の刺殺体と対面する。容疑者として浮上した田所啓太(小栗旬)を含む三人は、幼少期に親に捨てられ、共に過ごした関係だった。会社と家族のために金策に奔走していた川端と、幸福な日々を送る田所。そして、妻とすれ違いの日々を送る四方。こうして四方と田所は再会を果たすものの、四方の問い掛けに田所は何も語ろうとせず……。





殺人事件は起こるし、
所得格差、貧困、虐待・暴力、介護問題などなどなど、
内容は現在社会が凝縮しているような物語でしたが、
観終わったあとの、なんともいえない清々しさ。
不思議な感覚の映画でした。


過去のある秘密を共有し封印してきた幼馴染3人。四方篤(岡田准一)と、川端悟(柄本佑)と田所啓太(小栗旬)
それは、あまりにも、悲しい秘密です。


過去は1990年代。その過去と25年後の現代を交錯させながら、殺人事件の被害者、容疑者、刑事が再会するという展開です。
刑事は四方篤で、被害者は川端悟で、容疑者は田所啓太なのですが
この殺人事件事体は、物語本体としては、重きを置いていません。

なので、殺人事件の真犯人とその動機が、唐突すぎる。設定になっていたのかもしれません。
真犯人がわかったとき、
私、「あらぁ~。」と、驚いてしまいました。
犯人を知った容疑者だった田所啓太が、殺人の動機を知り、
「なんだ、それ?」とつぶやきます。全く、その通りです。


『永遠の0』などの降旗康男監督と撮影の木村大作がタッグを組んだ作品ですので、
主演は岡田准一君になってしまうのでしょうが、
(いくら 黒田官兵衛とはいえ、)
この物語の主人公は、田所啓太役の小栗旬君のような気がします。


このちらしの説明 興味そそりますよね~。

赤文字の部分です。


幼い3人が背負った悲しいトラウマ。
そのトラウマが、最後 夕陽の中に溶けていくのですが、
四方篤が「俺たちはもっと早く会うべきだった」。この言葉、
ほんと、そうですよ。
なんで、25年も会えなかったんだろ。


ポスターの
「会いたくても
会えなかった
愛する人へー」

愛する人。とうのは、
親に捨てられた3人をやさしく育ててくれた女性のことでしょう。

トラウマが夕陽に溶けるには、この女性が救われる月日が必要
だったのでしょうか。



レポおしまい





原作とは、少し内容が違うようです。
さっそく、
「追憶」青島武著 購入しましたよ。



この回をもちまして、
ゴールデンウィーク報告>は、おしまいです。

その1有田陶器市2017
その2ああ熊本城
その3さるく
その4結婚記念日
その5追憶


最後まで、いっぱい読んでくださって
ありがとうございました!



追憶5月6日鑑賞




ダッピィズよろしくお願いします。

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✿相棒━劇場版Ⅳ

2017年02月14日 | ✿映画






ここは、首都東京ではありません。
福岡県北九州市(ロケ地)で~~す。





すごいなあ、北九州フィルムコミッション!!

首都クライシス 人質は50万人!
いえいえ、
北九州のエキストラの方々3000人です。

おお~!パレードの大通りも、銀座に見えてくる。

あ、ここはあそこだ。
な~んて、市内の見覚えのある場所、多々出てきて
それだけで、おもしろい。





解説・・2000年に誕生以来、水谷豊が相棒と共に事件解決に挑む警視庁特命係の刑事にふんして、好評を博しているドラマシリーズの劇場版。主人公の杉下右京と反町隆史演じる冠城亘が、謎に包まれた国際犯罪組織を追い詰める姿を活写する。2代目相棒の及川光博や甲斐峯秋役の石坂浩二、さらには社美彌子役の仲間由紀恵らが出演するほか、北村一輝や山口まゆ、鹿賀丈史らが共演。監督は、長年『相棒』シリーズに携わってきた橋本一。エキストラおよそ3,000人を集めたパレードの中での見せ場など、劇場版ならではのスケールに期待が高まる。

あらすじ・・7年前、駐英日本領事館関係者の集団毒殺事件で生き残った少女が国際犯罪組織に誘拐されていた。そして現在。特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、国際犯罪組織バーズを追って来日した国連犯罪情報事務局の元理事マーク・リュウ(鹿賀丈史)に同行することになる。そんな中、7年前に誘拐された少女の現在の姿の動画が公開され、犯行グループは身代金を要求し……。





こないだのテレビ放送で、
警察庁長官官房総務課長、山崎と
対峙したじゃないですか。
ああ、にくたらしい。
この山崎をどんなふうにやっつけるのか、続きは劇場で。
な~んて、感じだったでしょう。

映画、観に行かないわえにはいかないですよねぇ。


右京さんがいれば、もう
警察は安泰ではないですか。
右京さんさえいれば、世の中も安泰です。
右京さんは、どんなに大群衆の中でも簡単に犯人にたどりつきます。さすがです。

ご都合主義でゆるいイメージ?
いえいえ、この安心感が心地いいのですよね。


今回は謎めいた国際犯罪組織による大規模テロの行方と、7年前の駐英日本領事館関係者集団毒殺事件と現在の事件。
この2つがからみあいます。その先に浮かび上がるのは、国によって見捨てられた人間の怒りと悲しみでした。
そうです。
鹿賀丈史さんが登場するあたり、ただじゃすまないぞ感が
漂っていました。確かに。


卓越した推理力を持つ右京さんと、今回の相棒の冠城さん、2代目相棒の神戸、元鑑識の米沢さんも、加わって ほんといいチームワークです。
でも、なぜ
浅利陽介くんは、仲間外れなのかな?


日本の過去の戦争や、現代、未来を見据えての右京の言動には、本作でもしっかりと社会派のメッセージが込められています。

最後のシーン、劇場内
すすり泣く方が、続出でした。


そうそう、あの山崎!
きっと、降格人事 でしょう。
ふん、いい気味だわい。


※舞台は、首都東京ですよ!!!
北九州市は、ロケ地です!!!




相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断2月11日鑑賞





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✿沈黙ーサイレンスー

2017年02月06日 | ✿映画
遠藤周作さんの「沈黙」です。
キリシタン弾圧下の日本で、ポルトガル人宣教師が体験する苦悩を描く人間ドラマ。





解説・・遠藤周作の小説「沈黙」を、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などの巨匠マーティン・スコセッシが映画化した歴史ドラマ。17世紀、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期の日本を舞台に、来日した宣教師の衝撃の体験を描き出す。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのアンドリュー・ガーフィールドをはじめ窪塚洋介や浅野忠信ら日米のキャストが共演。信仰を禁じられ、苦悩する人々の姿に胸が痛む。

あらすじ・・江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の協力で日本に潜入する。その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い……。




日本版予告編
日本人とアメリカ人の感性の違い

アメリカ版予告編




すみません。原作は読んでいないのです。
信仰心に疎いから。が、理由です。
仏前に手をあわせ、新年には神社で幸福を願い、
年末にはクリスマスソングを心地よく聴きます。
藁をもすがる思いは、理解できます。
けど、それ以上は、無理です。


この映画では、日本に宗教が根付かない様子を沼に例えています。
「この国はすべてのものを腐らせていく沼地だ」

葦原の国、日本。
葦は沼地にこそ生い茂ります。

葦を、悪しとするか、善しとするか
きれいに線引きしないのは
沼地を良しとする日本人の気質。でしょうか。

みな、キチジローです。
逃げ、赦しを請い、赦しを請っては、逃げる。
弱い人間なのか、強いのか、
正義なのか、否か。
キチジローが、ほんとうの人間の姿nだと思います。


遠藤周作の名作小説「沈黙」を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が
28年越しの願いで映画化した力作。
しかしながら、です。
日本人の監督が、日本人の目で描いたなら 全く違ったものに
なっていたのでは。

当時の長崎の人は、あんなには英語ぺらぺらではなかっただろうし、
棺桶は土葬であって火葬ではないし
武士の描き方もめちゃくちゃだし
欧米人から観た日本、違和感満載です。


・・踏み絵を踏むロドリゴに踏み絵のイエスが「踏むがよい。お前のその足の痛みを、私がいちばんよく知っている。その痛みを分かつために私はこの世に生まれ、十字架を背負ったのだから」と語り、またキチジローの顔を通して「私は沈黙していたのではない。お前たちと共に苦しんでいたのだ」、「強い者も弱い者もないのだ。強い者より弱い者が苦しまなかったと誰が断言できよう」と語りかける。

結局、遠藤周作さんは
宗教とは、弱者を救うものであり、
そのために侵す人間の弱さは罪ではない。
と、言っておられるのですか。




なんと、
1971年に
篠田正浩監督により、『沈黙 SILENCE』として、映画化されていました!
・・篠田監督の映画は、日本の社会を舞台にして、貧しい人々や迫害された人びとの話を、しばし暗く美しく表していきます。
と、あります。

観てみたいです。



沈黙ーサイレンスー2月5日鑑賞





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✿疾風ロンド

2016年11月28日 | ✿映画
え?え?え?
これは、なぜ?
確か、ミステリーサスペンス小説のはず。
東野圭吾さんの大ファンです。もちろん『疾風ロンド』 私、原作読んでいます。
そう、はらはらどきどきの ミステリーサスペンス・・でした。確か。


映画化された『疾風ロンド』は、すっかり“喜劇”に仕上がっていました。
なんか、複雑。


昔、宮部みゆきさんの『模倣犯』が、映画化されたとき、
あまりにも、残念な出来だったので、宮部さん
すごく落胆されたのだとか。


この『疾風ロンド』は、
東野さん、これで?大丈夫ですか。。。





解説・・「容疑者Xの献身」など数多くの著作が映像化されてきた直木賞受賞作家・東野圭吾の小説を映画化。大学の研究所施設から盗まれた危険な生物兵器の回収を命じられた中年研究員が、わずかな手掛かりを基に奔走するさまを描く。大学の医科学研究所に勤めるもどこか頼りなくツイていない主人公を、東野原作の『新参者』シリーズで主演を務めた阿部寛が演じる。メガホンを取るのは、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」などに携ってきた吉田照幸。

あらすじ・・大学の研究施設の違法生物兵器「K-55」が盗難に遭い、さらに国民を人質に身代金3億円を用意するよう脅迫メールが届く。残された時間は4日間、主任研究員の栗林和幸(阿部寛)はひそかに兵器を探索するという任務を依頼されるも、手掛かりはゼロ。そんな折、犯人死亡というまさかの事態にぼうぜんとしながらも大惨事を回避すべく、犯人の遺品をヒントに国内屈指の規模を誇るスキー場へと向かう。





阿部寛さんは、東野作品では、加賀恭一郎役として 登場しています。
私 加賀恭一郎が好きで
もう、これでよかったではないですか。
なにゆえ、三の線?


この映画の非常に重要なアイテムK−55という炭疽菌の扱いが、ほんと雑です。
喜劇仕立てになっているので、あまりにも それに対する緊張感が無さすぎる。
東野さんの真骨頂 “化学”が、これほどまでにないがしろになれるとは。
ショックです。


コメディとサスペンスの相乗効果は、とうてい無理があると思います。
この内容をコメディにするべきではなかった。
お互いがお互いを邪魔しているようにしか見えませんでした。


炭疽菌を探し出すという事件に
父と子の確執とか、訪れたスキー場でのインフルエンザと妹の死とか、はたまた、オリンピック出場への思いとか、息子が好きな女の子を追いかけるとか、
いろんな物語がシリアスに絡み合って、原作は読みごたえがあったのですが、
映画は、コメディタッチにしたことによって、どれもこれも ぱあ~っと薄味になってしまって

そうそう、東野作品の伏線つなぎという作業、
これさえも、皆無でした。


阿部寛さん演じる栗林和幸とその息子の確執。
なんて、なんだかなんだか。。。
父親のことは理解しないで、ウザいだなんだって言っておいて『僕のことを理解してよ』なんて調子良すぎますって。
いいおとうさんじゃないですか。息子のことを気にしていてスノボーに連れて行ってくれるし、東京住まいなのに、地元の子に上手いと言われるほど練習させてくれるし。
ぶつかる理由なんてどこにもありません。

う?原作もこんな感じだったかなあ。


ちなみに、こちらは2103年 原作PRのyoutubeです。

東野圭吾が贈るこの冬最大の興奮!!
拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれた!
引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所で撮られたテディベアの写真のみ。 しかも犯人との交渉が突如不可能に! 圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、 読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!



疾風ロンドのロンドは、多くの踊り手がまるい輪をつくって踊ること。
疾風とは、急に速く吹く風のこと。
ですが 江戸時代において、罹るとすぐ死ぬことから、疫痢(赤痢のうち、重症であるもの)を「はやて(疾風)」と呼んだ。そうです。

これって 炭疽菌 関係ありますか?

疾風ロンドは、多くの民衆がぐるぐる死んでしまう。こと?ですか。
東野圭吾さん。。。

もう一度
原作を読もう。




疾風ロンド11月27日鑑賞




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✿ガール・オン・ザ・トレイン

2016年11月24日 | ✿映画
なんと。なんと。
予想外の結末です。

日本なら、ほら
この俳優さんが出てるから、この人が多分 犯人よ。
とか、なんとなくわかるじゃないですか。

いやはや。
ハリウッドの俳優さんとなると、皆目 見当がつきません。





解説・・ポーラ・ホーキンズの小説を基にしたミステリー。通勤電車の窓から人妻の不倫現場を目撃したのを機に、殺人事件に巻き込まれる女性の姿を追う。メガホンを取るのは、『ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』などのテイト・テイラー。『プラダを着た悪魔』などのエミリー・ブラント、『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』などのレベッカ・ファーガソンらが集結する。待ち受ける衝撃のラストに息をのむ。

あらすじ・・夫トム(ジャスティン・セロー)と離婚し、深い悲しみに沈むレイチェル(エミリー・ブラント)。そんな彼女を慰めるのが、かつてトムと暮らしていた家の近所に住む夫婦の仲むつまじい姿だった。通勤電車の窓から二人を眺めてはトムと過ごした日々を思い出す彼女だったが、その夫婦の妻が不倫にふけっている現場を目撃する。次の日、電車を降りて彼らの様子を確かめようとするが、不意に記憶を失ってしまう。やがて自分の部屋で大けがを負った状態で目を覚ましたレイチェルは、その人妻が死体で発見されたのを知るが……。





監督さんの演出がうまいのか。
物語は、二転三転
しかも、過去になんども 遡って。
その都度、登場人物の人となりが、変化していく。


ポーラ・ホーキンズって方の小説を基にしているのだそうです。
ミステリー「ガール・オン・ザ・トレイン」。
そう、一人の女性が通勤電車の窓から眺める世界。その世界が
ぐちょぐちょ、からまっていく。


原作を知らないのですが、あの映像の感じは
ミステリー感満載で、ぞわぞわしました。


いきなり起こる殺人事件。
主人公レイチェルが真相を究明し犯人を捜すというスタイルを取るミステリー。
けど、いやいや レイチェル本人がもしかしたら犯人か?と 観客に匂わせてしまう。
このレイチェル自身も、非常に不安定な女性で アルコールに溺れ、自分や他人に嘘をつき、時に記憶障害(ブラックアウト)になる女性で、
で、本人も、もしかしたら 犯人は自分なのか?と、思ってしまう。


3人の女性と、3人の男性。
それぞれの登場人物の
思いがけない秘密が次々に露見する展開は、ほんとうに息をのみます。
ラストの衝撃的な決着の付け方は、女性なら すぅ~と するはずです。


そして。
ネタばれは、しませんよ。ご安心を~
原作のテーマからは、多分離れてしまうのですが、
日本人の一おばさんとしての感想です。

「若い夫婦のみなさん。子どもがいて家族になるのはしあわせなことだけど
子どもを授からなくても それはそれで また違うしあわせの形が きっとあるはず。
お互いを認め合って 二人でなかよく生きる。そんな人生も、いいんじゃないだろうか。」

観終わって そう思ってしまいました。


それぞれの夫婦のしあわせの形。見つけること。大事です。



ガール・オン・ザ・トレイン11月23日鑑賞




・・・





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✿ぼくのおじさん

2016年11月08日 | ✿映画
先月 予告編を観た時点で、
わっ!観よう!と、決めていました。
で、観て来ましたあ~。おもしろかったあ~。


原作は、北杜夫さんです。
会話の端々から、ノスタルジー感が伝わってきます。
松田翔平くんの、飄々とした演技が、実に ここちよい。





解説・・芥川賞作家北杜夫の児童文学を、『天然コケッコー』などの山下敦弘監督が実写映画化。兄夫婦の家に居候するおじさんが、お見合いで知り合った美女を追い掛けておいとともにハワイへ向かうさまを描く。ぐうたらで変わり者のおじさんには、『舟を編む』などの松田龍平、おじさんを叱咤激励するしっかり者のおい・雪男にはオーディションで選出された子役の大西利空。松田の出演作『探偵はBARにいる』シリーズに携ってきた須藤泰司が企画・脚本を手掛ける。

あらすじ・・小学生のぼくこと春山雪男(大西利空)は、学校で「自分のまわりにいる大人について」をテーマにした作文の宿題を出される。困った雪男は、父の弟で怠惰な生活を送り、屁理屈ばかりこねる居候のおじさんのことを書こうと思いつく。そのおじさんが、見合いの相手で、ハワイの日系4世の美女・エリーにひと目ぼれ。だがエリーはコーヒー農園を継ぐためにハワイに戻ってしまい、おじさんは彼女に会いたい一心で、あの手この手でハワイに行こう画策する。ある日、雪男の作文がコンクールで優勝し、その賞品としてハワイ旅行が当たるという奇跡が起こる。雪男とおじさんは、さっそくエリーに会いにハワイに飛ぶが…。






変わり者で怠け者だがどこか憎めないおじさんとしっかり者の甥っ子の凸凹コンビが巻き起こす騒動を描くヒューマン・ドラマ「ぼくのおじさん」。


どことなく、「男はつらいよ」の世界観。
おじさんと雪男くんの掛け合いが、
フーテンの寅さんと、甥っ子の満男のような。
一目ぼれしたエリーさんに夢中になり、あげくふられるところなんか、
ね、フーテンの寅さんです。
(おっと、ここで気づいた。ゆきおくんは、読み方を変えると ユキオトコ!なんですね。
な・・に・・ゆ・・え・・。)


何しろ、このおじさんのダメダメぶりは、すさまじいのです。


少々ネタばれあり。ご容赦を~


小学生の雪男くんにマンガを買わせ、宿題は手伝おうとしない。居候のくせに、猫のエサの煮干しさえ強奪して食べる。あげくムカデのおもちゃで家中をパニックに落とし入れる。ひねもす万年床でぐうたらしている。


しかしながら、週一で大学で哲学を教えているのです。自称、哲学者。
そんなわけで、
言葉の端々に、独特のうんちくがついてまわります。


けどですね、そんなおじさんでも、なぜか憎めないのは、おじさんはいい人だからです。
ダメダメでも、雪男くんはおじさんが、大好きなのです。


このおじさん、昭和の文豪の北杜夫さんは、自分をモデルにして書いたそうですよ。
松田龍平くん 最高ですね~。
松田龍平くん以外、演じる役者さんが、見当たらない。
力が抜けきった棒読み演技と飄々しとたたたずまい、淡々としたうんちくを並べボーとした表情。


こんなおじさんと関わり合いながら、成長する雪男くんって、
きっと、すばらしい大人になることでしょうね。



ぼくのおじさん11月6日鑑賞




博多駅前 道路陥没  
11月8日午前5時15分頃、博多駅前で道路陥没事故が発生。福岡市交通局は、陥没の大きさは、幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルに及び、また地下鉄七隈線延伸工事に伴うものだと発表している。


驚きました。



・・・





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✿グッドモーニングショー

2016年10月13日 | ✿映画
中井貴一さんのファンです。
中井さん主演の映画なら、おもしろくないはずがない。

笑いあり、涙あり、
感動巨編です。さすが。





解説・・テレビのワイドショーを舞台に、『踊る大捜査線』シリーズの脚本などで知られる君塚良一がメガホンを取ったコメディー。番組メインキャスターの男が巻き込まれる災難だらけの1日を、情報番組と報道番組とのいざこざや、過酷な視聴率競争といったテレビ業界の裏事情を盛り込みながら描く。受難続きの主人公には中井貴一、彼を翻弄(ほんろう)するアシスタントの女子アナを長澤まさみが熱演。そのほか志田未来、吉田羊、濱田岳、松重豊、時任三郎ら芸達者が勢ぞろいする。

あらすじ・・朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター澄田真吾(中井貴一)は、付き合っていると勝手に勘違いしているアシスタントの小川圭子(長澤まさみ)から生放送中に自分たちの交際を公表しようと迫られアセる。さらにプロデューサーの石山聡(時任三郎)からは番組の打ち切りを告げられ落ち込んでしまう。そんな時、都内のカフェで爆弾を持って人質をとる立てこもり事件が発生。犯人(濱田岳)はなぜか澄田を交渉役に指名した。落ち目のキャスターの澄田が、にわかに全国的に注目され、防弾チョッキ姿で犯人に向き合って説得するという前代未聞の生放送が始まった…。





あらゆる仕事には、それに立ち向かう人々のプライドがある。
そのことを、あたためて確認させる作品です。


監督さんは、「踊る大捜査線」シリーズなどで脚本を手掛けた君塚良一監督。
業界の第一線で活躍してきた人なんだそうで、テレビ局の裏事情をわかりやすい面白さで説明してくれます。
時間に追われる生放送、番組構成の優先順位、情報番組と報道番組の上下関係と確執、数字に一喜一憂する視聴率競争に視聴者の生の声などなど。
へえ~そうなんだあ。こりゃ、大変だあ~。


主人公の澄田は、かつて報道番組のエースキャスターだった過去を持ちます。
彼が報道番組から遠ざかった理由、澄田家の家庭の問題、根拠のない不倫関係まで、すべてが立てこもり事件とうまく関連付けられていくのです。見事。

それにしてもですよ、澄田の奥さんと息子の態度はなんですか。
旦那さんの稼ぎで、今の暮らしがあるわけでしょう。
息子は父親の仕事を卑下します。
おいっこらっ!!
アンタ、おとうさんのその仕事のおかげで、大学まで行かせてもらってるんだろ~がっ!!!
奥さんと息子が、スクリーンに登場するたびに、もっ、いらいらしました。


ネタばれは、しませんよ。ご安心を~


立てこもり犯の要求がなぜ、澄田なのか。
そこんとこ、ネタバレしませんが、
防弾チョッキにスタッフ手作りの隠しカメラを仕込み、犯人に立ち向かう姿は
もう、がんばる日本のおとうさん代表のようです。

立てこもり犯の役は、濱田岳くん。
彼は、上手い。
なぜ、立てこもるはめになったのか。いきさつを知っただけで、
立てこもり犯に、ついつい同情してしまいます。


ついには、立てこもり犯それから人質たちに、
「死んでほしくない」か?「死んでもかまわない」か?
ワイドショーのノリで、視聴者に回答を求める。という事態に。

なんと・・。集計の結果は、「死んでもかまわない」という回答が上回ってしまうのです。

ここです。ここだと思うんです。
この集計結果の表わす風潮こそが、作者が問題提起したかった真髄ではなかろうか。。

結果として、「死んでほしくない」とう回答が多かった。と、犯人には嘘の報告をし、
投降させます。


悲しくて、辛くて、ある意味 空恐ろしい結末ですよね・・。
考えさせられます。



グッドモーニングショー10月10日鑑賞





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✿超高速!参勤交代リターンズ

2016年09月13日 | ✿映画

おなら吾郎の唄





またまた、
まず、最初に。
「参勤交代」とは
・・江戸幕府が諸大名を定期的に江戸に参勤させた制度。寛永12年(1635)家光の時代、制度化され、1年おきの在府・在国を原則とした。このため全国の交通は発達したが、大名は巨額の出費を余儀なくされ、その妻子は幕府の人質となった。
江戸に行くことを「参勤」、国許に戻ることを「交代」という。


前作の【超高速!参勤交代】は、つまり、
「参勤」の物語。


今回の【超高速!参勤交代リターンズ】は、ですから、
「交代」の物語。
ということになります。





解説・・幕府の陰謀で5日以内の「参勤」という難題を突き付けられた東北の弱小貧乏藩が、知恵を絞って危機に立ち向かう『超高速!参勤交代』の続編。前作で行きの「参勤」を果たし藩の取り潰しを免れた湯長谷藩一行が、彼らへの復讐(ふくしゅう)に燃える老中が仕掛けた謀略により、帰りの「交代」でさらなる大ピンチに見舞われるさまを描く。主演の佐々木蔵之介をはじめ、深田恭子、伊原剛志ら主要キャストが続投するほか、古田新太、渡辺裕之、中尾明慶、宍戸開ら多彩な面々が新たに参戦する。

あらすじ・・八代将軍徳川吉宗の時代。老中・松平信祝の策略で、5日以内の「参勤」という難題を突き付けられた東北の弱小貧乏藩・湯長谷藩は、知恵をしぼって参勤を成功させる。帰りの「交代」はのんびり…だったはずが、蟄居が解け、彼らへの復讐に燃える信祝の陰謀で再びピンチに。藩主の内藤政醇は、湯長谷で一揆が起きたという知らせに驚く。それは、信祝が尾張柳生を使って仕掛けた陰謀だった。行き以上の速さでなんとか湯長谷にたどり着くが、田畑は踏み荒らされ、すでに城は乗っ取られた後だった。城を無数の幕府軍が取り囲む中、湯長谷藩はわずか7人という絶体絶命に危機にさらされる…。





参勤交代が、小さな諸藩にとって、いかに過酷なものだったのか、
前回の作品で、お勉強させてもらいました。


今回も、また
良いもんは勝つ。悪いもんは負ける。
勧善懲悪、権力に負けない小藩の気概が満ち満ちた、痛快娯楽時代劇です。

このポンコツな面々(し、失礼っ)が、すこぶる強い。

闘いが始まっても、なぜか負ける気がしない。ああ~痛快!痛快!
知恵とチームワークと運で、困難を痛快に!切り抜ける。
そこには、
藩主の殿様・内藤政醇のあたたかい人柄に支えられて。という根底があってからこそ、ですね。
田舎大名などとなじられても、政醇は何よりも民の幸せと豊かな田畑を守ろうとします。


「交代」で国元に戻る際、小浜海岸を走ります。

ロケ地は、福島県いわき市。
この海岸は、前作のロケの時は、震災の傷跡が残っていたのだそうです。
復興された小浜海岸、綺麗でした。


今回は、ちゃんばらが多かったです。あくまでちゃんばら。です。
アクション場面が増加しています。

あの、悪者!老中・松平信祝は、今回は尾張徳川家を担ぎ出して謀反まで企てます。
そこに、影の存在ではなく城の主となって表舞台で生きたいと願う尾張柳生たちの思惑も。

そう!そう!そう!
尾張徳川家からは、一人も将軍が出ていないのですよね。
実際、尾張の徳川宗春(映画では田口浩正さんが演じています。)は、8代将軍徳川吉宗(もち、市川猿之助さん。)と仲が悪かった。のだとか。
そして、そして、この尾張柳生家も、江戸柳生家をよくは思ってなかったのだとか。

うまいこと、史実を交えています。
ほんと、勉強になります。


で、
どのへんが実在していたのか、気になるところです。

湯長谷藩(ゆながやはん)
その本家筋の、磐城平藩(いわきたいらはん)
は、実在した藩なのだそうです。

佐々木蔵之介さん演じる、陸奥国湯長谷藩の第4代藩主内藤政醇(ないとう まさあつ)も、実在します。

それから、それから、
陣内孝則さん演じる悪徳家老役、松平信祝(まつだいら のぶとき)も、
おじさんの 老中格の松平輝貞(まつだいら てるさだ)も、実在の人物!なんだそう!!

超極悪人、信祝が、実際していたなんて!
ほんとうの松平信祝は、いい人だったみたいですよ。
これは、かわいそうだ。





藤沢周平さんの時代小説に登場する海坂藩は、まったくの架空の藩ですが、
この作品は、実在の藩名やその時代の人物を使った物語なんですね。びっくり。
ですが、はい
物語自体は、完全なフィクションです。


この物語の時代は享保20年(1735年)という設定、
史実の内藤政醇は、正徳元年(1711年)生まれなので、それだと24歳か25歳ということになります。
佐々木蔵之介さんは、46歳です。きゃは。

そこんとこは、目をつむって、
内藤政醇という名前と、
湯長谷藩の「忠孝・倹約・扶助」を旨とする藩法を、取り上げたのですね。

うまく、金なし、人なし、時間なし!の大ピンチを乗り切るアイデアと
うまくかみ合っています。



超高速!参勤交代リターンズ9月11日鑑賞





おなら吾郎 第11話です。
“芋掘り大会おなら吾郎”・・・

どうぞ観てくださいね。





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✿クリーピー

2016年06月21日 | ✿映画
原作とは、全く内容が違うのですね。
あとで、原作のあらすじを知っておどろきました。

これではもう、前川裕の小説「クリーピー」の映画化。とは、いえない
のではないでしょうか。





解説・・『アカルイミライ』などの黒沢清監督がメガホンを取り、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前川裕の小説を映画化。隣人に抱いた疑念をきっかけに、とある夫婦の平穏な日常が悪夢になっていく恐怖を描く。黒沢監督とは『LOFT ロフト』に続いて4度目のタッグとなる西島秀俊が主演を務め、彼の妻を竹内結子が好演。そのほか川口春奈、東出昌大、香川照之ら豪華キャストが集結している。

あらすじ・・刑事から犯罪心理学者に転身した高倉(西島秀俊)は、前の同僚・野上(東出昌大)から6年前の一家失踪事件の分析を頼まれる。だが、ただ一人の生存者である長女の早紀(川口春奈)の記憶の糸をたぐって調査を進めても、事件の核心にはたどりつけずにいた。一方、高倉が妻・康子(竹内結子)と共に引っ越してきた新居の隣家の住人、人が好さそうなのにつかみどころのない主人の西野、病弱な妻、中学生の娘・澪の3人は、どこか奇妙な一家だった。ある日、その澪が高倉に 「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」 と突然告げ、高倉はその言葉に衝撃を受ける。未解決の失踪事件と隣人一家の不可解なつながりが、やがて高倉と妻を恐ろしい事件に巻き込んでいく…。





狂気的隣人が、すぐそばにいるかもしれない。
これは昨今、けっして空事ではない現実です。


「マインドコントロール」や「洗脳」なんて
もう、お馴染みの用語になっています。


タイトルのクリーピーとは、気味が悪い、ぞっと身の毛がよだつような、という意味なのだそうです。
映画は、そのエッセンスを十分に映像化しています。
それはもう、役者さんたちの迫真の演技力にあると思います。
香川照之さんの“クリーピー”な演技は上手すぎて、
もう、悪魔にしか見えませんでした。


ネタばれは、しませんよ。ご安心を~


精神的に他者を支配する悪意と、それに翻弄される人間たち。
映画では、なんだか得体のしれない薬物が出てきます。

ここらへんは、どうしても首をひねりたい。なんか、違う。

原作は、あくまで精神的抑圧による犯罪らしい。


過去の一家失踪事件と奇妙な隣人の西野家とのつながりは、じわり、じわり
と、わかってきます。
原作と大きく違うのは、高倉の妻さんだそうです。
原作では高倉をサポートする役割だそうですが、映画では西野に取り込まれ憔悴し常軌を逸していく役どころになっているのです。

ここらへんも、どうしても首をひねりたい。なんか、違う。

竹内結子さん、マインドコントロールされるほど、弱い奥さんには、見えなかったし。
おいおい。なぜ?と、叫びたくなりました。


この映画の登場人物は、ですから みな弱く、心に深い闇を抱えている。設定となっているのです。
けどです。
弱いなら弱いなりに
ここまでは善で、ここからは悪、
それが理解できてこその人間です。

普通の生活の中に、じわり交差する善悪。
西野家の内部のおどろおどろした空間。あのあまりにも
現実離れしたあの空間。

ここらへんは、どうしても首をひねりたい。なんか、違う。


ネット画像
クリックすると原作のあらすじがわかります。

精神的に他者を支配する悪意と、それに翻弄される人間たち。
その翻弄は、どこにあるのか。
「洗脳」・・拷問や監禁など物理的な暴力を用いて、本人の意思に関係なく主義や主張を変える手法です。 ロープで縛り付けたり、電気ショックなどを与えるなどして、主義・主張を変えようとする手法です。
「マインドコントロール」・・洗脳とは異なり、物理的な暴力を使わず、巧みに会話で誘導し、その知識を刷り込ませる事で相手の主義主張を変える手法です。物事を明確には示さず、手がかりを与えてそれとなく知らせる事で、その人の考えを一定の方向に導こうとする手法です。自分の意思で結論を下したよう仕向けます。
大きな違いは、
強制されている=洗脳
強制されていない=マインドコントロール


この説明からすると、
原作の方は、マインドコントロール
映画は、洗脳として、描かれているように思います。

洗脳の場合、強制されている環境から離れるとその力は弱まるとされ、
一方、マインドコントロールは、解除するのが難しいとされている。そうで・・・。


映画を見ながら、首をひねるほど感じた違和感は
これだったのだと、思います。

映像化には、マインドコントロールより、洗脳の方が、描きやすい。
のですよ。
きっと。


観客を一生懸命説得しているように感じた、クリーピーでした。



クリーピー6月19日鑑賞





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✿殿、利息でござる!

2016年05月17日 | ✿映画
このお話は、実話です。

舞台は、吉岡宿(よしおかじゅく)

≪吉岡宿≫

宮城県黒川郡大和町吉岡の上町、中町、下町地区にあった旧宿場です。


先日の西日本新聞の記事です。

「泣ける古文書」だそうだ。250年ほど前、仙台藩の吉岡宿(宮城県大和町吉岡)の住職が記した「国恩記(こくおんき)」



≪国恩記≫



▼当時、宿場町には、街道を通る藩のために馬で荷を運ぶなどの労役が課せられ、重い負担となっていた。その上、凶作が続いて住民の生活は困窮。人々は次々と町を出て行き、空き家が増えた
▼将来を憂えた商人らが“地域おこし”の妙手を考え出す。藩に大金を貸し付け、利息を住民に配分しようというのだ。必要な元金は千両。賛同した9人が金を出し合ったが、足りない。家財を売り払い、方々から借金し、家族を奉公に出すなど涙ぐましい苦労を重ね、6年かけて工面した
▼住民の救済と町の再建を目指した無私の事業は幕末まで続いた。住民は感謝を忘れないよう、9人の行いを国恩記として記録した。この実話を基にした映画「殿、利息でござる!」が14日公開される
▼財政難や人口減に悩む地方が活性化に知恵を絞るのは今も同じ。最近の注目は「ふるさと納税」。育ててくれた故郷への恩返し-が趣旨だ。税収が増えて助かったという自治体もある
▼だが、故郷とは無関係に返礼品目当てで納税先を選ぶ人が急増しているそうだ。その分、現在お世話になっている自治体の税収が減る。本末転倒の「忘恩記」か。一方、熊本地震で被災した自治体に、返礼品を辞退してふるさと納税する人が相次いでいるという。この善意は、泣ける。
=2016/05/13付 西日本新聞朝刊=






解説・・『武士の家計簿』の原作者・磯田道史による「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」を、『予告犯』などの中村義洋監督が映画化。江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を救うため、藩に金を貸して毎年の利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の姿を描く。町の行く末を案じる主人公を、時代劇初主演の阿部サダヲが演じるほか、瑛太、妻夫木聡という実力派が出演している。

あらすじ・・江戸中期、財政の逼迫(ひっぱく)した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と同志たちは、藩に金を貸し付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち……。





熊本の民謡「おてもやん」の一節です。
~おてもやん あんたこの頃 嫁入りしたではないかいな
嫁入りしたことア したバッテン
御亭(おてい)どんが 菊石面(ぐじゃぺ)だるけん
まアだ盃ア せんだった
村役 とび役 肝煎どん あん人達の居らすけんで
あとはどうなアと キャアなろたい・・・♪

この歌のなかに、ほら「肝煎(きもいり)」と言う言葉がでてくるでしょう。
この映画でも出てくるのです。
今回、初めて 意味が解りました。

江戸時代、村役人は三役いて、肝煎はそのひとつ。なのですね。
三役は、庄屋、名主、肝煎。

意味も解らず、なにげに口ずさんでいた「おてもやん」
そうだったんだあ~。
目から鱗です。



《おてもやん↑聴けます。》



この肝煎は、寺脇康文さんが演じています。なんと肝煎の上には大肝煎(おおきもいり)という役職もあり、
演じているのは千葉雄大くんです。
大肝煎になると、帯刀を許され 苗字を持ち、身分は武士になるのだそうです。

あ、庶民はその当時、雨が降っても傘をさせなかったそうで、大肝煎になるとさせました。
傘は、まさに、権力の象徴なんですね。おもしろい。


そんなわけで、主人公は阿部サダヲさん演じる造り酒屋の主・穀田屋十三郎なんですが、
どの人が主人公だといってもおかしくない。


ナレーションは、濱田岳くんですよ。
映画にも登場するのかな~と、待っていたのですが、出てこない。
なんと、贅沢な。演技力抜群の濱田岳くん。声だけなのです。


お殿さまにお金を出して利息を取り住民に配分しよう。発案者の主人公穀田屋十三郎さんは、
同志と合わせ9名で足かけ8年かかて、1000両という大金(現在の金額でおよそ1億円~3億円)を捻出するわけですが、
なんと、そのあいだ、
銭湯には入らず水垢離をとり、断食までしておられます。



《現在の穀田屋さんです。》



十三郎のお酒屋さんは、現代の吉岡(藩)の街並みに、建っています。
ちゃんと酒店「穀田屋」、営業しておられるんですね。



原作「無私の日本人」の内容紹介です。
・・歴史家・磯田道史が書いた江戸時代を生きた3人の人物の評伝。仙台藩吉岡宿の困窮を救うために武士にお金を貸して利子を得る事業を実現させた穀田屋十三郎、ひたすらに書を読み、自ら掴んだ儒学の核心を説いて、庶民の心を震わせた中根東里、幕末の歌人にして、「蓮月焼」を創始した尼僧・大田垣蓮月。有名ではないが、いずれの人物も江戸時代の常識や因習を疑い、ときにはそれと闘い、周囲に流されず、己の信ずる道を突き進むことで、何事かをなした。空気に流され、長いものに巻かれるのが日本人だとすれば、3人は「例外的」日本人である。しかし、磯田道史は3人の人生にこそ日本人がもっとも強く、美しくなるときに発揮する精髄を見出した。それは、己を捨て、他人のために何かをなしたい、とひたむきに思う無私の精神である。評伝にとどまらない、清新な日本人論が登場した。



《つつしみの掟》



「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を課して、文字通り、私利私欲を捨てて町のために尽力した。

知って、よかったです。
このまま、葬らせておくお話ではありません。

9人の同志のお名前、列記します。
穀田屋十三郎、菅原屋篤平治、浅野屋甚内、穀田屋十兵衛、新四郎、善八、寿内、穀田屋音右衛門と、肝煎の幾右衛門 以上9人。
(もちろん、武士ではありませんから 苗字がありません。)


映画は喜劇仕立てとなっていますが、
心あたたまる感動の物語です。

涙ふくハンカチのご準備を。



【追記
いつも思うのですが
映画の「予告編」(YouTube)って、うまく作ってありますよね~。
ここぞ!と思う箇所をほいっほいっ、と繋げて
見事に物語を説明しています。ほんと、あっぱれ~あっぱれ~。


殿、利息でござる!5月14日鑑賞




おなら吾郎プロジェクトご賛同よろしくお願いします。

・・・





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✿家族はつらいよ

2016年03月15日 | ✿映画
一番 おもしろかったのは、キャストです。
そう
以前観た『東京家族』と、出演者が同じ。
なんと、家族構成までまったく一緒なのです。

まるで、パラレルワールドみたいです。



『東京家族』の面々↓
2013年1月19日公開

『家族はつらいよ』の面々↓
2016年3月12日公開



『東京家族』で“家族”を演じた8人の実力派俳優陣が再結集。同作と同じ家族構成ながら、全く異なる別の家族の物語を喜劇として描く意欲作だ。
山田監督の最新作に、“あの”キャストたちが戻ってくる。「現代の家族を喜劇で描くなら、このメンバーが最高のアンサンブル」と山田監督が大絶賛するのは、「東京家族」に名を連ねた橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優の8人。





『家族はつらいよ』のポスター




解説・・『男はつらいよ』シリーズや『たそがれ清兵衛』などの名匠・山田洋次監督によるコメディードラマ。結婚50年を迎えた夫婦に突如として訪れた離婚の危機と、それを機にため込んできた不満が噴き上げる家族たちの姿を描く。ベテラン橋爪功と『御手洗薫の愛と死』などの吉行和子が騒動を引き起こす夫婦にふんし、その脇を西村雅彦、夏川結衣、妻夫木聡、蒼井優といった実力派が固めている。彼らが繰り出す濃密なストーリー展開に加え、笑いをちりばめながら家族の尊さを表現する山田監督の手腕も見もの。

あらすじ・・長男・幸之助(西村雅彦)の一家、次男・庄太(妻夫木聡)と3世代で同居をする平田家の主、周造(橋爪功)。妻・富子(吉行和子)の誕生日であることを忘れていたことに気付き、彼女に何か欲しいものはないかと尋ねてみると、何と離婚届を突き付けられる。思わぬ事態にぼうぜんとする中、金井家に嫁いだ長女・成子(中嶋朋子)が浪費癖のある夫・泰蔵(林家正蔵)と別れたいと泣きついてくる。追い掛けてきた成子の夫の言い訳を聞いていらついた周造は、思わず自分も離婚の危機にあることをぶちまけてしまう。






つらいのは、男ではなく、今度は家族。
『家族はつらいよ』なんて タイトルをみただけで、笑える。


平田さんちの
周造おじいちゃんと、富子おばあちゃんと、
幸之助おとうさんと、史枝おかあさんと、(おとうさんの弟 庄太)と、
謙一くんと、信介くん。と、犬のトト。
この家族構成 どこかで~?
と、はたと気づいた。


教科書にも載っている 三世代同居のお手本の家族とされる
『ちびまる子ちゃん』一家と同じだ。
さくらさんちの、
友蔵おじいちゃんと、おばあちゃんと、
ヒロシさんと、すみれさんと、
さきこおねえちゃんと、まる子ちゃん。と猫のたま。(おばあちゃんの名前不詳)




そうです。
この映画に登場する家族は、理想的な三世代家族。


登場人物の誰に 自分を置くか
観る側の、お好み次第。


ネタばれは、しませんよ。ご安心を~



平田家の主の周造おじいちゃん(橋爪功)は、典型的な亭主関白で、自分が一家を養ってきた自負からか、妻の富子おばあちゃん(吉行和子)や嫁の史絵おかあさん(夏川結衣)へのいたわりなどなく、電話では「オレだ!」と言うだけ、帰宅すれば服や下着は脱ぎっぱなし、富子おばあちゃんが自分の世話をするのが当然だと思っているのです。


そんな周造おじいちゃん、50年連れ添った富子おばあちゃんから突然離婚を突きつけられて狼狽します。
けど、それでも反省するのではなく「俺は被害者だ!」と怒鳴る始末。


周造おじいちゃん似の長男幸之助さん(西村雅彦)はオロオロし、これまたおじいちゃん似の長女成子さん(中嶋朋子)がわめきちらす中、富子おばあちゃんに似て心優しい次男庄太くん(妻夫木聡)だけは、なぜ母が離婚したいと思うのかその原因を探ろうとします。


そうです、次男役の妻夫木くんは、『東京家族』同様 癒し役です。「不協和音も時には美しいメロディを作る」
妻夫木くんと蒼井優ちゃんのカップルが、今回も、家族の潤滑油的な役割を果たしています。


三世代7人が同居するとなれば、それぞれ言い分や思いが違うのは当然です、
けど、それでも家族は家族。勝手なことを言い合っているようで、根っこの部分は互いを思いやっているという設定が、いかにも山田洋次監督の作品らしい。


おじいちゃんおばあちゃんの離婚騒動に、嫁いでいった成子さん夫婦まで集まって家族会議。
意見を出し合う。
もう、最高にいい家族じゃないですか。
ほんと、理想ですよ。


家族会議の日にそうとは知らず連れてこられた庄太の恋人憲子さん(蒼井優)が「こんな風にお互いに言いたいことを言い合う家族がうらやましい」とつぶやくのも頷けます。



↑周造おじいちゃんは父 富子おばあちゃんは母 となっています。


離婚を考えるなんて、私には 富子おばあちゃんのわがままにしか
うつりませんでした。


こんな大家族なのに、てきぱきと家事をこなし
しゅうとしゅうとめの面倒をみ、ご主人の面倒をみ、子供の世話をする しっかりもののおかあさんがいて、
孫は孫で、おじいちゃんおばあちゃん想い
兄弟 謙一くん(中村鷹之資)と信介くん(丸山歩夢) なかよく、健全に育っていて
どこに、不満があるというの。


平田家 ばんざい。
平田家のおばあちゃんになりたいくらいです。




ちなみに、

余談
日本の「標準家族」として、社会の 教科書に登場する家族は
『クレヨンしんちゃん』一家だそうですよ。  
夫婦二人と子ども二人。
野原さんちの
ひろしさんと、みさえさんと、
しんちゃんと、ひまわりちゃん。と犬のシロ。
この「核家族」が、戦後の標準的な世帯の姿とされてきました。




余談
『東京家族』は小津安二郎監督の『東京物語』のリメイクです。
『東京物語』の面々↓
1953年公開



家族はつらいよ3月13日鑑賞









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コメント (18)

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