今年の梅雨は、陽性のような。
降らないときは、降らない。
ですよね。
福岡の梅雨入りは、5月28日でした。
平年より8日早く、去年より23日も早い梅雨入りだったわけですが、
(暦の上では、毎年6月11日頃が入梅となります。)
けど!
梅雨入りが早くても梅雨明けが早くなるとは限りない
と、こないだ お話しました。
けど!
やはり、
今年は、
梅雨明け 早くなるのだそうです。
で、7月猛暑になるのだとか。
そうそう、
ところで梅雨に入ることを、入梅。というので、
梅雨が明けることを、明梅?と、おもいきや
【出梅】(しゅつばい)というんですね。
出梅(しゅつばい)
と示した暦もありますが、最近はこの言葉自体がほとんど言われなくなり、カレンダーにも表記されていないことが多いのだとか。
つゆの語源は、いろろいろ。
もう一度、列記しましょ。
露からきているとか、梅の実が熟して潰れてくる頃を表わす潰ゆとか。
漢字も、中国語の梅雨をそのまま充てた説と、梅の時季の雨なので日本でも梅雨と書いていた説など。
中国では黴(カビ)の生えやすい時季の雨という意味で黴雨(ばいう)と呼んでいましたが、カビだと気持ち悪いので、丁度実の季節の「梅」の字に変えたとされます。
正確には「メンユー」と発音されるそうです。
昔は天気予報などありませんから、毎年の梅雨入り、梅雨明けの統計の平均から、だいたいの入梅・出梅を日本独自の季節の暦(雑節)に定めていました。
昔の入梅は、二十四節気の芒種の時期の最初の壬(みずのえ)の日とされていましたが、現在は太陽の黄経が80度となる日が定義になっています。
放送用語では入梅は使わないそうで、
暦の入梅なのか実際の梅雨入りなのか紛らわしく、また日付と期間のどちらを表わすかあいまいになることも避けるために、「入梅」は使わず「梅雨入り」「梅雨」という表現に一本化しているのだそうです。
もちろん、「出梅」は全く使っていません。
とのこと。
入梅。出梅。
どちらも 曖昧で
はっきりしないのが、昨今ですよね。
ちなみに 世界の中で、梅雨がある国は
韓国、北朝鮮、中国、台湾、ロシアの沿海州の一部などらしいです。
梅雨明の近き山雨に叩かれて 稲畑汀子
梅雨明けは、夏の季語です。
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