ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

わたしのワシントンD.C.滞在

2018-09-03 | アメリカ

今回、東海岸にいる間にワシントンに一泊してきました。

ワシントン空港到着。
ボストンに住んでいた頃来て以来ですから、ほぼ空港の記憶なし。

当時はレンタカーのゴールドメンバーなどではなかったので、
レンタカーを借りるのも、その都度カウンターに並んだものです。

今ではカーロットの「プレジデント・サークル」に並んでいる
選り取り見取りの車から、契約したクラスの値段で借りられる身分に。

契約はいつもカローラ・クラスでしますが、大型車があればそれを借ります。
今回も一泊ですがトヨタのハッチバックを選びました。

空港から市内に向かう途中、虹が出ていました。

これを見るとワシントンにやって来た、と思うワシントン記念塔。
高さ約70mあって、内部は上まで登れるそうです。
(調べてませんがまさかエレベーターなんてないよね?)

そしてたった今知った情報によると、ペリーが日本から持って帰った函館、
下田、琉球の石がどこかに使われているんだとか。

ワシントンでのホテルもいつものレジデンスイン・マリオットにしました。
一泊なので料理は多分しませんが、キッチンがあると何かと便利です。

次の日、早速わたしたちは3人でホテルを出ました。
目的はスミソニアン博物館。

というか、スミソニアンのためにだけワシントンにやって来たようなものです。
もちろんこれはわたしの強い希望によるものです。

アメリカの貨物列車は気が遠くなるほど車輌の列が長いのですが、
この時に遭遇した列車も丸々5分間は続いて行きました。

合衆国国会議事堂が工事現場の向こうに・・・・・。

おお、これが夢にまで見たスミソニアン博物館。
しかし誰も前にいないのはなぜ?

TOが開館時間を勘違いして1時間早く来てしまったのですorz

「じゃホテルに帰ろうか」

「わたしスターバックスで時間潰していく」

そのまま二人は帰って行ってしまい、結局博物館には現れませんでした。
その理由は、この後大雨になったからです。

ドワイト・D・アイゼンハワー記念館を作るつもりと判明。
施工許可者と言う意味か、トランプ大統領の名前が一番上に見えます。

こんな巨大な建物をアイゼンハワー一人のために・・・・?

と言うわけで、少し戻ったところにあるスターバックスに到着。
ただしこれはそこにあったシアトルの第一号店の写真です。

スタバ第一号店にはシアトル旅行の時に行って見ましたが、
ほぼ全員が観光客で、全員が店内の写真を撮りまくっていました。

開館10分前に行って見ると結構な列ができていました。
スミソニアンに行く予定のある方、開館30分後に行けば
行列は解消していてほとんど並ばずに入れます。

飛行機に乗る時のように金属探知ゲートを通り、
荷物はX線検査を行います。
アメリカの空港のように靴までは脱がされませんでしたが。

スミソニアンといっても、ここはたくさんの博物館のうちの一つに過ぎません。
正式名は、

国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)

といいます。
スミソニアンの展示については、また例によって、
「ビニーリサイニーリ」方式で何日にも分けてお話しして行くつもりです。

歴史的な航空機の本物があるのはもちろん、宇宙関係は
ほとんどが実際に宇宙から帰って来たものだったりするのがすごい。

写真はマーキュリー計画でジョン・グレン飛行士が乗ったカプセル。
これを回収したのは「ミッドウェイ」艦上にあったヘリコプターです。

一目でわかるこの形、この色。

当ブログでもベルX-1、「グラマラス・グレニス」の前に立つ
チャック・イエーガーの絵を掲載したものですよ。

人類初めて音速を超えたロケット機がここにあります。

黎明期に空を飛んだ(あるいは飛べなかった)飛行機の数は数知れず。

ジェット機は胴体をそのまま輪切りにして中を見学できるようになっています。

歴史的な偉業を成し遂げた飛行機は言うに及ばず。
これは北極圏を飛んだ飛行機、ノースロップ・ガンマ・ポーラスター

お父さん、すっかり疲れてベビーカーの見張りをしつつ休憩です。

零式艦上戦闘機、もちろん本物です。

空母コーナー。
この巨大な模型は空母「エンタープライズ」です。

ここは展示室全体が空母のハンガーデッキと同じ作りになっていて、
個人的にはすごく馴染みました。
ここで見たものをご紹介できるのが楽しみです。

空中にもびっしりと航空機が展示されていて圧巻です。

アポロ計画の月面モジュール。
これが本当に月に行ったのか・・・と感慨に浸れます。

ここにある中である意味もっとも歴史的に価値のある展示かもしれません。

なぜか館内のIMAXでミッション・インポッシブルの新作が上映中。
わたしたちはアメリカに出発する前日に皆で観に行きました。

「アルビオン」を見学したその日の夜だったので、
寝落ちするかと思ったら、案外面白くて最後まで観てしまいました。

一人で写真を撮り歩き回ってお腹が空いてしまったので、カフェで休憩。

広いテーブルスペースの手前に食べ物のケースが並んでいて、
そこでピックアップしたものをお勘定して食べるというシステムです。

大きなモッツアレラチーズ入りターキーサンドとフルーツ。

アメリカの生んだ偉大なパイロットたちについても多くを学べます。
右側の女性はリンドバーグ夫人。彼女自身も有名な飛行士でした。

初めて見るのに初めて見る気がしない。なぜだろう。
マリー・アントワネットもこれが飛ぶのを見たというモンゴルフィエ兄弟の気球。
ここにあるのは模型だそうです。

夕方まで一回の休みだけで駆け回り、腱鞘炎になる一歩手前になるまで写真を撮って、
ホテルに帰って来たら、
一日の歩行距離は2万歩でした。

外は激しく雨が降っていたので、お土産ショップで傘を買いました。
ショップの一隅にはワシントンということで「桜」コーナーあり。

出口で見かけた素敵なTシャツのお父さん。

ワシントンの中心部には100年越えの建物と新しい建物が混在しています。
こちらは新しい方ですが、砂漠の中にありそうな雰囲気。

国立アメリカインディアン博物館だそうです。

こちらは古い方、スミソニアン産業博物館です。

航空宇宙博物館の周りには郵便博物館、聖書博物館などがあり、
どちらもこんなものをわざわざ観に行く人がいるのかと思ってしまいましたが、
車で通りかかるたびに誰か人が入って行くのをみました。

ワシントン滞在は二泊。スミソニアンだけが目的です。
にも関わらず、初日航空博物館に全く脚を向けなかったTOとMK。

彼らにしてみれば、スミソニアン航空宇宙博物館も
わたしにとっての聖書博物館みたいなものなのでしょう。


飛行機に乗る前に空港近くにあるスミソニアン別館には流石に
一緒に行くことになりました。

空港に向かう途中、息子に適当に風景を撮ってもらいます。

記念塔の根元は星条旗と柵で囲まれていますが、これは
1982年、反核派の男が核武装に抗議し爆博物を仕掛けたとして
立てこもり射殺された事件以降になされたという話です。

反核派が戦闘的というのは世界的な傾向だったりするのね。

のリンカーン記念堂のプール(フォレスト・ガンプとジェニーが入った池)
はこの木立の向こう側にあります。
今走っているのはコンスティチューション通りです。

観光バスから降りる観光客は絶えることはありません。

ポトマック川に渡るアーリントン・メモリアルブリッジを臨む。

「あー!今撮って!あれ撮って!」

と騒いで撮らせたレイセオン社(ファランクスなどを作っている)のビル。
でって言う。

そして約30分後、空港併設のスミソニアン別館に到着。
どちらかと言うとわたしはこちらがメインだったんですよね。

なぜって、ここには旧日本軍機やドイツ軍機などのコレクション多数。
何と言っても冒頭写真のB-29を直にこの目で見たかったからです。

博物館は空港から近く、飛行機の時間待ちに見学もできます。
空港からは頻繁にホテル提供のシャトルバスが往復しているようです。

まあわたしは飛行機の待ち時間ではとても時間は足りなかったですけどね。
全部見終わるのにたっぷり5時間かかってしまいました。

ワシントン空港に着いた途端、雷雨になってしまいました。
これは一旦止んでからの写真ですが、出発は遅れるとの通知。

ワシントンのダレス空港では、このようなバスがターミナル間を往復しています。
バスはほぼまっすぐにしか進まず、ターミナルで乗り込んだ客を、
向かいのバゲージクレームまで載せて行きます。

これは「モービルラウンジ」というもので、2本の筒は柱だそうです。
これを天井にはめると車体がラウンジの高さに応じて上下する模様

わたしたちの飛行機は遅れに遅れました。
一回乗り込んでまた降ろされ(荷物もピックアップ)、
結局いつになるかわからない出発をラウンジで待つことになりました。

アメリカ人は慣れているのか皆平然としています。
まあ、誰しも落雷の危険をおしてまで飛んで欲しくないですよね。

その辺が北海道の空港で暴動を起こした某民族との違い。

結局離陸したのは予定時間の4時間後でした。

わたしにとってのワシントンDC滞在はイコールスミソニアン、
しかも航空宇宙博物館のみ。
そして街一番と評判の、
しかしその割にいまいちだったイタリアンの夕食、
それが全てでした。

しかしその二日でいっぱいブログネタができたので大満足です。
またそのうちここでお話ししていくつもりですので、よろしくおつきあいください。

 

 

 



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2 Comments

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遂に (Unknown)
2018-09-03 07:45:59
ちょくちょくワシントンDCに行く機会があるので、スミソニアンの航空宇宙博物館には立ち寄ります。

後で出て来ると思いますが、ハワイに向かう霧島、赤城、イ潜と零戦の絵には魂を揺さぶられます。

お時間があれば、アーリントン国立墓地や摺鉢山の旗立ての海兵隊記念碑、国防総省の見学もそのうちぜひ!

首都のど真中に顕彰する程、苦しかった戦いの相手が日本だったというのは痛快です(笑)
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月光二一型 (お節介船屋)
2018-09-03 10:00:24
>旧日本軍機やドイツ軍機などのコレクション多数。
斜め銃が2挺 月光二一型かな?
翼下 桜花かな?主翼短いし、尾翼がない。
   震電かな?胴体前半で前翼、主翼がない。
写真右端 茶色の機体と緑色の翼、なんだろう?
楽しみにしています。
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