goo

10kg釜のメンテナンス、その後の様子

モーターが止まることもなく、釜の温度は250度まであがるようになりました。静かですね!金属の異音はいやな気分になりますが、滑らかな駆動は気持ちが良いです。今回の仕上げは自分ひとりでは解決することが出来ませんでした。店のブログを見てくれている方で、機械工作の設計をされていらっしゃるN氏の突然の訪問を機会に、いろいろと相談させて頂きアドバイスを頂きました。僕の素人的な考えでは、釜の蓋の軸が貫通するところにベアリングを組み込めば良いのではないかという発想でしたが、ベアリングに変わる物もあるので最終的には加工することも出来るが、加工するには随分な費用がかかると言うことでした。先ずは、そこまでやらなくても組みつけの調整と、以前僕が設えていたベアリングに変わる物、オイレスワッシャーというものを使うことで様子を見ましょうと言うことで始まりました。

僕が施した加工は、オイレスワッシャーを入れた分ネジ止めの位置をずらすための加工をしました。軸にあけた穴は二つですが、一つは軸の裏側になって見えていません。結果的には、見えていない穴の位置での固定がうまくいきました。釜に火を入れて温度を上げていくに従い金属の膨張が起こるので余裕の隙間を設けておく必要性があります。その余裕の隙間の加減が微妙となっており、モーターの負担をかけることもなく、ドラムの中にコーヒー豆を入れたときに豆が挟まったり、最悪はぼろぼろと出てしまわないようにするのが要です。

まだコーヒー豆を投入してのテストはしていないので安心は出来ません。手始めにはナッツを炒ってみる予定です。でも、今はまた分解をしていてグリスアップの状態を少し工夫しようかと思います。メンテナンスをしているこの釜は博物館においても良いほどの古いもので、回転軸へは注油するシステムになっています。今の新しい物であれば同じ箇所への注油としては、オイルではなくてグリスになっています。そこで今回また分解したのは、オイルからグリスを注油するシステムに改造したいと思い立ちました。規格の合う部品を本日発注しましたので、まだしばらくはテスト焙煎は無理なのですが、ここをこうすればもっと良くなるという発想の元に工夫するのは楽しいです。昨夜も夕食が終わってから気になる箇所の作業をしていて夜中の一時になってしまいました。














コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )