岡本りょういち の活動日誌(京田辺市議会議員)

◇命とくらしが大切にされる市政を◇

スポーツ施設の使用料引上げ方針を提示

2020年11月27日 | 活動
 市当局は2022年4月より、中央体育館、田辺公園野球場・テニスコート、防賀川公園コート、田辺公園プールの使用料を基本的に引き上げる方針を提示しました。なおLED化による経費減で一部、夜間使用料が引き下がるものがあります。
 引上げの理由として、①中央体育館の空調設備導入など大規模改修や、夜間照明のLED化、人工芝改修などの費用の利用者負担が必要、②30年以上料金改定をしておらず、近隣市町と比べ使用料が半額以下になっているものもある、をあげています。
 使用料改定の基本方針として、中央体育館大規模改修やLED化、人工芝改修にかかる1時間あたりのコストを算出しその半額程度を利用者負担とする、安全・快適な環境提供のため、照明料・空調料を含めた使用料とする、田辺公園プールは夏期割引料金を廃止し通年同一料金とする、としています。具体的な料金改定案は別表の通りです。

     

 市当局は、料金引上げのための条例改正議案を12月議会に提出し、可決されたら1年の周知期間を経て2020年4月より改定するとしています。
 各議員からの質疑では「中央体育館アリーナについて、空調、照明費用込みの料金設定となっているが、季節によっては空調の必要ない時期もある。そういう時も同一料金とすることは理解を得られないのではないか。季節料金を設定するなどすべきではないか。」との問いに、「スポーツ審議会では、別料金、季節別料金、込み料金の3案を出したが、近年は夏の猛暑や冬の寒さもあり、季節料金の設定は困難として、込み料金になった。」と答えました。
 また「関係団体への意見聴取はどういう形でやられたのか?多くの市民が利用する施設であり、料金改定案についてのパブリックコメントも実施すべきではないか。」との指摘に市当局は「意見聴取は市体育協会からおこなった。体協加盟の各団体の意見聴取は、体協内部で理事会や加盟団体からの意見を聞いてもらったと理解している。」「スポーツ審議会で議論してもらい、体協からも意見を聞いており、パブリックコメントは考えていない。」という答えでした。
 その他、「受益者負担の基本的な考え方が整理されたことは良い。市全体でこういう考え方を共有すべきではないか。また北部、中部の住民センターホールの使用との格差も出てくる。それらを含めた考え方を整理すべきでは。」と質疑があり、市当局は「料金改定実施まで1年の猶予があるので、文化施設なども含めて考え方を整理したい。」と答えました。