アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

降霊、チャネリングの不安定性

2022-12-29 06:35:37 | 冥想いろいろ
◎神がかりは禁止


SNS、動画サイトを含め、降霊、チャネリングのサイトは少なくない。降霊、チャネリングとは神がかりのことである。

出口王仁三郎は、大正10年から神がかりを禁止。
『○神がかりは禁止

神様は大正十年から神界の大本営で、一切の神がかりを禁止されているから、その後の神がかりは聞きはつったのをいうのであるから、そんなものは言ってやっても判らぬから、相手にせずホッておいたほうがよい。
(昭和十八年二月四日) 』
(新月の光 下巻/木庭次守P46から引用)

聞きはつるとは、聞いた言葉に加え不明な部分は想像で補うことをいうのであろう。古神道の降霊、チャネリングは、帰神。三島由紀夫の小説英霊の声は、帰神(憑依)を題材にしたもの。

神とコンタクトする代表的な三手法の一である帰神(憑依)は、価値観多様化の中で弊害が多すぎるため禁止されたのだ。膝ジャンプをやっている場合ではないのだ。帰神(憑依)は、トランスに伴って非肉体の第三者を意識下に混在させる手法とも説明できる。

それに代わって最近多いのは、自分の集合的無意識(例えば地方的無意識、国家的無意識)をのぞき込み、それを予言として語るもの。集合的無意識をのぞき込む手法は、タロット、パワーストーン、香、ホロスコープ、星図、方位、易など占い万般。

だが、集合的無意識と言えば、誰が見ても同一の集合的無意識の層を見ているかと言えば決してそんなことはなく、見る人によって多種多様である。
それこそ個人的無意識に毛の生えたようなものから本当に地球人類ののっぴきならない未来を見たものまで様々である。

個人的無意識は、体内ガスや消化中の食物、身体のこりの影響を受ける他、外部のスマホ、TVの情報の影響から、教育、社会通念などあらゆるものの影響を受けている。そうしたものの深部に、天国的な集合的無意識があり、地獄的な集合的無意識があり、また現実を直接に変転させる集合的無意識がある。

いわゆる当たる予言は、現実を直接に変転させる集合的無意識を見た場合のみである。だがそれすらそれを予言した瞬間に、現実の方がその予言の影響を受けてしまって、ちょこっと変わってしまう。

スピリチュアル・ブームは安定したネット・コンテンツであり続けているが、事程左様に本物は少ない。コンテンツの真贋を見る目は、自分自身が真理に触れるという体験とは言えない体験を経るしかないように思う。

朝早く起き出でわざにいそしめば 神の力はおのずから添ふ(出口王仁三郎)
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