詠里庵ぶろぐ

詠里庵

最近コーヒー

2007-10-20 16:56:08 | ぐるめ
の消費量がめっきり減っています。理由は単純なんですが、海外みやげや香典返しなどが重なり和洋中のお茶っ葉を大量に手にしているのです。その中で珍しい普珥(プーアル)茶について一言。いや普珥茶自体は以前から飲んでいて珍しくはありません。確かに雲南茶や普珥茶を使ったあとの急須や湯飲み茶碗はピカピカに変身しているし、残り茶葉で皿を洗うとギトギト油もきれいにとれるので、油を分解するという宣伝文句に嘘はないと確信します。だから私も日本で売っているものをときどき飲みます。味はまあどうということはなく、嗜好品というよりダイエット水分補給のつもりでした。
 ところがです。この普珥茶は美味しい。鉄観音茶のようなコクがあります。しかも私が知っている雲南茶や普珥茶と同じように、一番出し、二番出しも渋みなく美味しくいただけます。朝煎れたらお湯さえ足せば一日使える感じです。それも気のせいか微妙に味が変わって行くような気がします。
 もう一つ変わっているのは、茶餅というのだそうですが、お茶葉がカチンカチンに固めてあるのです。以前、馬糞ウニのような丸い形に固めてある雲南茶を飲んだことがあります(それは慣れない味で美味しくなかったのです)が、今回のは弁当箱のような直方体の塊。それが立派な箱に入っています。どうやってお茶を煎れるのかというと、一緒に入っている普珥茶刀という、レターオープナーのような形の金属の道具を使って、アイスピックさながら茶餅の一角をガツガツ砕いてバラバラのお茶葉にするのです。いやこれでいいのかわかりませんが、とりあえずこうする以外に考えられません。こんな手間が入ると無意識に飲んでしまうことなく、お茶を煎れることに注意が向き、意識して味わうことができます。でも正しい煎れ方の解説があるわけではないので、お茶に詳しい人がいたら蘊蓄を聞きたいものです。
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