の様子観測 京都大チームなど」という
毎日jpの記事がなかなか興味深く思えました。そのページによると
動画はこちらへということですが、毎日jpの解説はいかにも足りなくて、むしろ
京都大学のこのページやそこからたぐれる
この動画の方がわかりやすい感じです。このページからたぐれるはずだったNiCTの
まぼろしの動画はなぜか削除されていました。
動画を見ていくつかの疑問。
(1)日本列島の形が見えるのはなぜ?
(2)日本列島のゴーストみたいなの(緑色)がいくつかうごめいているのは何?
(3)震源から東南東に170kmほど大気波動源が離れているのはなぜ?
(4)地震直後でなく6分後ころに大気波動の円形波放出が始まり1時間近く続いたのはなぜ?
もとより情報不足なのでニュースを見て1時間くらいしか経っていない私がこれらの問いに答えられるわけもありませんが、現時点で推測トライ:
ま、(1)(2)はGPSによる電離層電子分布観測の問題で地震と関係ありませんが、列島の形が見えるということは陸上と海上で電子濃度が微妙に違うということなのでしょう。(2)はそもそも電離層の電子濃度は1000km程度の位置相関があるらしいので、それでゴーストが見えているのでしょう。
さて地震と関係する(3)ですが、これはわかりませんね。一応「海底地層の跳ね上がりは垂直でなく東南東方向に斜め上方向のようなので、その空気衝撃波が、高度100kmあたりから始まる電離層に達する地点は、170kmほど東南東にずれる」という推測にしておきます。(全然違うかもしれませんが)
(4)も音速で電離層に伝わるまでの時間を考えると、6分と100余kmは大体合致します。電離層の上端が1000kmくらいであることを考えると、これは1時間と大ざっぱに合致します。動画を見つめていると、大気波動源も次第に東南東に移動している感じがなんとなくします。そうだとすると上の(3)(4)と話が合います。
ちなみにGPS衛星そのものは電離層より数十倍高いところを回って電離層を見下ろしています。
ま、京大とNiCTの研究担当者からもう少し説明が出て来ることを期待しましょう。