詠里庵ぶろぐ

詠里庵

ヨーロッパの大学

2011-05-08 05:18:01 | サイエンス
に一週間いて感じたことは、ヴィジターの多さです。まあ近くに外国がたくさんあるという地の利もありそうですが。当然ヴィジターによるセミナーも多く、もう2回もありました(うち一回は自分のですが)。こんなにしょっちゅうエキストラにセミナーやっていたら仕事に差し障りがあるのではと思われるくらいです。

セミナーやディスカションを通じて、中には計算のための計算っぽいものもあるように感じられます。本質としては何がやりたいのかなという気もしたり。しかしそうやって微妙に違う感覚の人も呼ぶというところが、蛸壺に入って行かない将来性を感じさせます。

ウチも少し見習おうかな。
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プラハでちょっと長め

2011-05-04 21:56:50 | サイエンス
の講演の第1回目が終わり、一息しているところです。当然ながら物理の研究者に何人か会いました。そこで一つ懸案だったことが解決しました。

昔の人でドップラーという人がいます。この名を聞いてフルートの名曲「ハンガリー田園幻想曲」の作曲者を思い浮かべる人もいると思いますが、ドップラー効果のドップラーを思い浮かべる人の方が多いでしょう。

音楽をやる研究者仲間の間で、この二人は兄弟だという説と同一人物だという説で割れたことがあったのです。双方とも自信ありげに主張するし、ちょこっと調べた程度ではわからなかったので、これは知る人ぞ知る公然の秘密かと色めき立ったのですが、わからないまま忘れて20年が過ぎてしまいました。

今回たまたまドップラー(もちろん物理学者の方です)の話題が出たときに訊いてみたのです。そしたらまず音楽家のドップラーを知らないんですね。向こうの人達の方がそんな話があるのかと興味を持ってくれて、調べてあげようと言ってくれました。あまり時間をかけずに回答が来ました。

結果は・・・全然無関係の人ということがわかりました。

気を持たせておいてがっかりさせてごめんなさい。18才ほど年が離れているらしいのですが、昔なら兄弟といってあり得ないわけではないでしょう。まあ同時代人とは言えるでしょう。まぎらわしいことに音楽家のドップラーの方にはやはり音楽家の兄弟がいるのですね。

このブログを読んだ人はなんだぁと思ったでしょうが、私としては懸案事項をひとつひとつ解決しながら前進する一環でした。(それにしても言い合った双方のあの自信はなんだったんだ)
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