詠里庵ぶろぐ

詠里庵

アシュケナージ

2020-01-19 11:18:19 | 日々のこと(音楽)

が引退のニュース
・・・
一時代が終わった感が、またひとつ。
詩情、超絶技巧、構成力、安定感、レパートリーの広さなど、どれも抜きん出た上でバランスがとれている。
ナマの演奏を聴きに行った回数としては、このピアニストが一番多い。
その間、弾き間違い、弾きそびれはおろか、強弱、アーティキュレイション、繋がり、粒立ち、どれをとっても、1音のミスも不自然さも聴き取れなかった。

以前インタビュー記事で読んだことがあるが、アシュケナージは「尊敬する大先輩ピアニストが高齢になってからの演奏会を聴きに行ったことがある。しかし、やらない方がよかったと思った」と言っていた。
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久々に本家詠里庵

2020-01-10 11:42:20 | 詠里庵・新着案内
を更新しました。主眼は
① 「窮理」第14号が出たのを機にこれまでの「音楽談話室」紹介(科学の間音楽の間
② このところ量子コンピュータの講演や解説依頼が多いので、「科学の間」の大幅更新しました。フリーアクセスになっている記事もかなりあります。

ここにも紹介しておこうっと。まずは②から。
・「量子コンピュータ技術の歴史と展望」精密工学会誌 第85巻 第12号(2019年12月) 会員のみのようです.
・(公開)【特別企画「平成の飛跡」】「量子情報の黎明期から第二次ブームまで」日本物理学会誌 第74巻 第6号(2019年6月).
・(公開)「エレクトロニクス技術を変革する量子情報技術」(井元・北川)電子情報通信学会誌2017年9月号(2017年9月1日)pp.968-973.
・「[量子情報処理] 周波数領域の二光子干渉実験」【2016年 日本の光学研究】「光学」第46巻 第6号(2017年6月), pp.232-233。
・「常識を逸脱すること,それが新たな認識となること-量子情報の場合」数理科学 第54巻第5号(2016年5月号) pp.49-55.
などなど。

①に関しては
窮理第14号が出ました! ハイゼンベルクのピアノ演奏がレコードで残っていたとは!
窮理第13号アインシュタインとハイゼンベルク:来日時の演奏評
窮理第12号日本のピアノ導入の黎明期    :修復された文部省初期輸入ピアノの数奇な運命
窮理第11号日本最古のピアノ        :修復されたシーボルトのスクエアピアノを弾いて
窮理第10号お宝と贋作(2)        :自作を他人作として発表/その逆の例
窮理第9号お宝と贋作(1)        :自演を他のピアニストで発表/その逆の例
窮理第8号天体の音楽           :天体音楽/人間音楽/音として鳴る音楽
窮理第7号錯覚と音楽(2)        :知識に基づく思い込み錯覚
窮理第6号錯覚と音楽(1)        :聴覚上の(実際と違って聞こえる)錯覚
窮理第5号和声学と量子力学        :和声と推移←→状態ベクトルと演算行列
窮理第4号ショパンの青年時代       :なぜ周囲の人たちに恵まれたか
窮理第3号ショパンの少年時代       :ピアノは進化の真っただ中
窮理第2号ロシアとユダヤと科学と音楽と  :キーワードはパラドックス?
窮理第1号芸術家と社会性         :発表に社会性が必要な/不要な芸術
Youtubeによる補足説明もあります。窮理サロンの様子
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